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■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
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(株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建
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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容
(1)香港訪問での想い
(2)住宅関連情報
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し
    て発信します。
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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

中国レポート

 

香港訪問での想い

 

 2015年4月25日午前11時56分にネパールでマグネチュード7.9の大地震が発生し

て、現時点で死者700人を超える大災害が行きました。亡くなられた遺族の方々に心から

お悔やみ申し上げます。

 

 さて、五月連休の名古屋地区は雨の日も少なく、ほぼ良い天候にめぐまれ行楽に出かけ

た人や家でのんびり過ごした人、趣味でアウトドア―を満喫ひた人、仕事で休みを取れなか

った人、それぞれの生活パターンで過ごされた事でしょう。

 日本の国内景気は回復基調にあると言われていますが、特定の業種を除くと設備投資

はいまだに冷え込んだ状態が継続されており、中小の製造業は先が見えない状態から出し

ていないのが現実ですが、日本と世界の大きな流れからみると大手の製造業の日本回帰

が起こる可能性は非常に少なく、アジア地区各国の経済成長に合わせた大きな需要に合

わせて、それらを需要があるアジア地区で生産・消費される事が自然で、日本はそれらの産

業投資や技術提供・サービスをすることが今後、日本が成長していくパターンになると考えま

すが、大手のみでなく、中小企業も何らかの手法でこのような流れに乗っていくかを模索しな

ければならないと考えます。

 

 先日中国から帰国する時、仕事の都合で香港に1泊して帰ってきましたが、香港の物価

の高さにやはり世界は動いているという感覚を覚えました。

 中国の最近5年間の物価の上昇や人件費の高騰は、目の前の現実として見てきていま

すが、香港の現状を見る機会が少ない為、現実と記憶のギャップに戸惑ってしまいました。

 

 当然、急激な円安が香港で販売されている品物の価格を日本円に換算する場合におい

て、大きな要因になっており、高くなったというイメージに結び付くのですが、一番大きな問題

は香港の土地価格にあるようで、2013年の調査でも世界で平均地価が一番高く1平方

米当たり12万USドル(約240万日本円)となっています。

 

 中国は日本の消費税にあたる増置税が17%と高く、香港の税金は安いのですが土地価

格が高すぎるため販売する商品もそれなりに高くなっているようです。

 特に、私たち外国旅行者が一般に買い物をする場所は、香港の中心地か九龍の中心に

あるビルの中のショッピングモール的な場所になり、世界のブランド品の店舗がずらりと並ぶ一

角にある、スーパーマーケットに並ぶ食料品や日常品においても日本より高い価格帯となって

いるようです。

 当然ホテルの価格も高く、かなり前からの予約で安いホテル(基本的に日本のビジネスホテ

ル並み以上)を探してもらっても、1泊(1部屋)日本円換算で15000円以下のところを探

す事は難しく、明日泊まるホテルを探すのであれば、20000円以上が一般的になってきます。

 しかし香港でも、すべての場所で価格が高い訳ではなく、庶民の買い物をする市場とか下

町の店に行けば日本に比較して安い物が手に入ります。

 

 日本の名目生産量(GDP)はアメリカ・中国に続いて3位なのは一般的に知られています

が、日本の一人当たりのGDP順位は年々下がる傾向にあり、2014年の統計では27位

となっており、香港の24位より下になっています。

 又、国民一人当たりの購買力平価(PPP)においては、2013年の統計で日本は26位

で、香港や台湾よりも下位となっていますが、これは米ドルベースに換算する際に貿易や

投資・投機に影響されやすい為替ベースでは無く、各国の通貨の購買力が同等になる換

算比率で行っているので、まさにその国の豊かさを現している事になると言われています。

 

 日本においては世界における国民の豊かさはかなり上位だと思われていますが、現実には

それほどでもなく、最近よく言われる豊かさや経済状況の好転の実感が感じられないと言わ

れるのは、この統計データーからも伺えるのではないかと思います。

 日本の国民総所得GNIは世界3位でありますが、一人当たりのGNIでは31位で、これを

見ても下を見ればキリがありませんが、一般的思われている世界における日本の地位は決

して裕福な国とは言えないのでしょう。

 

 しかしながら、これらの数字には社会の安全性という、人にとって一番必要とされる係数が

加味されていないこともあり、価値観の問題でしょうが、本当の意味の豊かさとしては日本

が上位になるのではないかと考えるのは私だけではないと思いますし、物の豊かさと物価と人

の欲求のバランス感覚を考えると、日本という国が一番住みやすい場所なのかも知れません。

 

 現実には一部で実践されている事なのですが、日本の最も世界に誇れる食の安全から

社会の安全、又、製造過程に関する品質の管理等も、それらを構築するノウハウが最も価

値のある物だと考えて、世界へビジネスを広げていく事が私たちの生きていく道なのだと考えま

すが、いかがでしょうか・・・・・・。

 

                                       2015年05月10日

                                             車田 修

 

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2015年4月

目次
1.住宅関連
2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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