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     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
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                  <2016年4月号>      No.0132

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(株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建

材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング

を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。

 

 

 

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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容

(1中国一般消費活動

(2)住宅関連情報  
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し

    て発信します。

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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中国レポート

 

中国一般消費活動

 

 4月に入り名古屋地区では桜が満開になり、名古屋市内中心部にある名古屋城におい

ても4月10日の日曜日まではなんとか満開に近い状態が見られるようです。名古屋城はソ

メイヨシノが城内一円と能楽堂近辺、シダレザクラは西の丸あたりに植えられており、4月初

めが開花時期で、ギョウコウとヤエザクラは4月中旬から末にかけて二の丸の辺りで開花が

見られるそうです。 中国広東省中山市は日中26℃位で、朝夕の最低気温も20℃近辺

からあまり下がることがないので、季節的にはすごしやすい時期です。

 

 最近の中国でのネット上での噂(警告?)の一つに、「インフルエンザや幼児用のワクチン

の偽物が出回っているので気を付けろ!!」しかし病院で注射してもらうのに、そのワクチン

本物ですかって聞いても偽物ですとは言うわけありませんし、どうしようもない事なのですが、

この警告の真偽は別として中国における偽物の話はいつまで経ってもなくならないのでしょう

が、少なくともこの高度成長の15年間に消費者は多くの体験を通して、見る目とネット社

会の恩恵による情報の共有という防衛手段を持ち、自分の生活水準において最適な商品

を購入する方向に消費活動が定着してきています。

 

 中国の成長過程において、最初は家電・自動車・カメラ・パソコン・携帯電話等が中国で

使われ始めた時期は、当然ながら中国メーカーはほとんど無くヨーロッパ・アメリカ・日本製の

商品が輸入されましたが、高価でほんの一握りの人々の物でした。その後海外メーカーの中

国国内進出に並行して中国メーカーが類似品を生産する事がはじまり、台湾や韓国にお

いても技術レベルが上がって、中国に進出するメーカーも出始めました。

 

 2005年頃には中国の家電メーカーや自動車メーカーの規模も大きくなり、低価格の商

品を大量に市場に送り込むことになります。自動車に関しては家電に比べて価格帯が高い

ことからまだ外資系メーカーが市場を押さえる状態が続くのですが、家電に関しては一気に

中国国内メーカーが製造する低価格商品が市場を押さえる方向になりました。

 

 しかし、当初の中国メーカーの商品の品質は悪く、小物家電を買う場合梱包を開いて電

源を投入し、動作を確認にしてから買うのが一般的に行われており、数年で故障が発生す

るものがほとんどで、所得の高い消費者は海外ブランド品を選ぶ消費活動が定着していきま

した。所得水準に合せるように下から中国メーカー・台湾メーカー・韓国メーカー・日本メーカ

ー・ヨーロッパメーカーの順で価値が定着していき、その中で日本と同じような家電の量販店

と言われる販売店が整備され、各メーカーの販売合戦が激化する中、中国メーカーの品質

も上がっていき、ヨーロッパメーカーも日本メーカーも自国の景気動向や、各メーカーの事業

展開の影響もあり、撤退・縮小をするするメーカーがではじめてきました。

 

 現状においては、白物家電と言われる冷蔵庫や洗濯機や掃除機に関しては日本の家電

メーカーで家電に特化しているパナソニックが、唯一中国での製造販売を継続しているのが実

情ですが、テレビに関してはソニーとシャープがなんとか販売を継続しています。

 

 日本のお家芸と言われた、白物家電やテレビ等が撤退する中において、家電に近い一般

消費商品において日本メーカーが確実に中国市場に定着させている商品で目につくものは、

パナソニック以外ではエアコンのダイキン、衛生陶器・バスユニットのTOTO、魔法瓶・炊飯器

関連の象印・タイガー、ガス湯沸かし器のリンナイ等が家電量販店等で見かけます。それぞれ

それらの商品にある程度特化しているメーカーであり、三菱・東芝・日立のような重電関連も

そのメーカーの商品群として扱っている会社は、それぞれの実情もあると思いますが、早々と

この事業に見切りをつけていく方向なのかもしれません。

 

 中国社会において日本製品がヨーロッパの商品に比べても、品質・価格面において認めら

れてきている中、日本メーカーの一部の撤退は残念ですがより高度な技術を提供する方向

の撤退だと解釈しています。

 

 自動車に関しては、ここ数年日本ブランドのトヨタ・日産・ホンダ・マツダ・スズキ等の品質

と技術水準の高さが認められてきており、一部の超高級車は別として安全性と故障の少な

さと燃費の良さから日本メーカーを選択する人が多くなってきているといわれています。これは

一般消費者の平均所得水準が上がってきて、ドイツの高級ブランド(ベンツ・BMW)に比べ

て少し価格の下を行っている日本ブランドやドイツのVWその他のUS&欧州車の中におい

て、日本ブランドが優位性を出し始めているのだと思われます。

 

 中国においても、日本・USA・欧州と同じように消費者はそれぞれの所得水準や生活水

準等において、自分自身に適した商品群の中から、名の通ったブランド品を単純に選ぶ時

代から、安全性・技術力・デザイン・省エネ・個性・価格を吟味するようになってきているので

はないかと思います。

 

 食料品から衣服・薬品をはじめ家電・自動車等の全ての消費商品において、中国メーカ

ー品の品質は急激に向上していることは間違いなく、かつての偽物大国も独自ブランド品

で世界に一流と言わせる意気込みで日々努力していると考えて、今後自分たちのなすべき

事を決めていかなければいけないと考えています。

 

                                       2016年04月10日

                                              車田 修

 

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2016年3月

目次
1.住宅関連

2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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