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     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
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                  <2016年9月号>      No.0137

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(株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建

材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング

を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。

 

 

 

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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容

(1中国品質への挑戦

(2)住宅関連情報  
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し

    て発信します。

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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中国レポート

 

中国品質への挑戦

 

 今年はエルニーニョ現象からラニーニャ現象に移り変わる年で、この様な年は台風の発生

が少なくなる傾向があると言われています。今年の6月までは台風の発生は無く、7月に4

個・8月に7個・9月は始まったばかりですが2個となっており、年間の平均発生個数が25

個ぐらいですからやはり少ないのかもしれません。但し今年の台風は特に東北地方や北海

道において50年に一度の大雨を降らせ、その影響による災害が多く発生しております。名

古屋地区は最近他の地域に比べて災害が少ないのですが、9月から10月にかけては過

去において、大型の台風が来ており油断はしないようにしたいものです。

 中国広東省中山市においては、まだまだ暑い日が続いており9月末頃までは真夏の気

候になりますので、訪問時には熱中症にならないように気を付けて下さい。

 

 6月のレポートにも書きましたが、中国での工業製品の品質に関しては平均的にはかな

り良くなってきている状況なのですが、現実的には一部の大手企業が製作するものはそれな

りの品質なものが出回る状況に見えますが、中小企業が製造する設備機械関係を見ます

と、一進一退の言葉が当てはまるように思えます。精一機械においても同じような傾向が見

られ、一度良くなった品質がなぜか又元のように悪くなる現象が起こっています。

 

 精一機械のような大量生産型ではない、受注生産による汎用機械製造と客先の要望に

沿った設計をして製造する自動化ラインのメーカーにおいては、日本においても同じように品

質管理の方法が単純ではなく、製造現場の作業者の職人技により大きく品質が変化する

傾向にあることは否定できませんが、少なくとも一定のレベルになるような作業基準を定めて

品質の向上に努めています。

 

 現実には多くの課題が影響していることは間違いなく、日本に比べて購入する鋼材の精度

や肌の綺麗さの影響もさることながら、切断や穴開け溶接に関してはもともとの作業者の技

量により大きく良し悪しが現れる事は想像できると思いますが、作業者の定着率を上げ技量

の向上に努める事や、良いものを製作するという意識を持たせる為の人としての教育も必要

な事になると考えています。

 

 日本においてもこの種の作業者の技術レベルは、高齢化や作業環境に対する人手不足

の影響もあり、平均的に低下傾向にあることは間違いなく、それを補う方法として切断・穴開

け作業の為のレーザー加工機が導入され、一般化してきています。溶接に関しても自動・半

自動方式が導入され、品質の低下を押さえ、より良い商品の製作ができる方向へと変わって

きています。

 

 中国において製造する前提条件としても、日本と同等の品質レベルに持っていくにはこれら

の設備導入が必須になってきており、中国メーカーの物も販売され始め、レーザー加工専門

業者も出来はじめ徐々に一般化しつつあります。今後は精一機械のような業種もこれらの設

備を導入していくことになると思いますが、基本的には作業者の教育や、作業者の定着率の

向上ができる作業環境の整備や、賃金制度も併せて管理面の見直し強化が必要となって

きています。

 

 中国における品質向上への大きな障害になっているのは、一般的には日本人に比べて中

国人の責任感の欠落とか、作業に関するいい加減さが問題と言いたくなる日本人の感覚は

理解できますが、現実にはその要因は極めて少なく、作業者に対する経験不足を補う教育

の問題であったり、作業に伴う設備機械や道具類の整備不足であったり、使用鋼材の品質

の問題が大きく影響していたり、作業環境の問題や工程管理を含めたそれらを補うための会

社としての管理面の不足にも大きな要因があると考えております。

 

 これらの要因が解ってもそれを実際に実行するのは簡単な事ではなく、資金力の問題もあり、

できるところから一歩ずつ進めていくしかありませんが、精一機械としての日々努力と挑戦だと

考え経営陣と社員が一丸となって、高い品質を目指していきたいと考えております。

 

                                        2016年09月10日

                                              車田 修

 

 

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2016年8月

目次
1.住宅関連

2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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