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     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
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                  <2018年6月号>     No.0158

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(株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建

材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング

を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。

 

 

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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容

(1広東省珠江地区と香港・マカオ

 

(2)住宅関連情報  
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し

    て発信します。

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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中国レポート

 

 

広東省珠江地区と香港・マカオ

 

6月に入り、東海地区はいよいよ梅雨入りの様相となってきましたが、中国広東省も梅

雨的な天気なのか、熱帯地域特有のスコールとは違うのですが雨模様の日が続いているよ

うです。そのわりには気温が連日30℃を超える真夏日で、朝夕もさほど気温が下がらない

状態になってきており、そろそろ太陽が真上に来る時期でもあり、(太陽は夏至の6月21日

には北緯23度27分まで行って折り返す為、中山市では年に2回太陽が真上になります)

寝る時もエアコン無しでは過ごせない季節に突入しています。

 

以前このレポートでもご紹介しましたが、現在広東省珠江デルタ地域の9市、広州・深

セン・東莞・佛山・恵州・中山・江門・肇慶と香港及び澳門(マカオ)で構成される粤港澳

大湾区と呼ばれる地域において広東省と香港・マカオの一体的開発が進められており、今

年(2018年6月)に香港空港と珠海及びマカオ間の高速道路となる、港珠澳大橋が開

通する予定になっています。

 

これは2009年12月に着工し、浅瀬に桁を立てた部分と、珠海及び香港空港と途中

の埋め立て人工島と、一部海底トンネルで構成されており、完成すれば珠海から香港空

港まで30分程度で移動が可能となる事から、大きな経済的効果と実質的な香港・マカオ

と珠江地区の一体化がますます促進されることが期待されています。

 

現在は高速船で約1時間、陸路であれば4時間かかっており、香港空港から珠海まで

のシャトルバスの運行も決まっており、これからは精一機械に行くにも香港空港での待ち時

間の往復各3時間が大幅に短縮されることになると期待しています。現在外から眺める部

分においては完成されており、香港空港の埋め立てた島の通関(新出入国管理所)も外

見上はほぼ完成しているようです。

 

又、2018年9月までに広深港高速鉄道が開通する予定となっており、現在試験走行

に入っているとの事です。これは広州南駅を起点とし慶盛駅・虎門駅・光明城駅・深セン

北駅・福田駅を通過して香港の西九龍駅まで全長142kmとなっており、1時間以内で

広州-香港を結ぶことになります。広州南駅から福田駅まで中国側の106kmは2005

年に着工し、20011年に深セン北駅まで開通し、2015年には福田駅まで開通していま

したが、香港側は2010年に着工して今年やっと開通にこぎつけたようです。

 

中国広東省における、高速鉄道網はこの広州南駅から中国の主要都市と結ばれてお

り、上海までは、最短で6時間、北京までは8時間、南京までは7時間43分、となってお

り、高速道路網や航空機路線と合わせて、今や中国の交通網の中心的な存在となってい

ます。

香港と中国大陸が、このように鉄道網や高速道路網で繋がる現実が目の前に迫っており、

今後経済ばかりではなく政治的な思惑においても大きな変化をもたらす可能性を持ってい

ると思います。

 

この珠江地区と香港・マカオを含めた粤港澳大湾区は世界有数のベイエリア(湾岸地

区)として発展させようという構想の中にあり、広東省は中国の中においても改革開放先行

区として経済を牽引し、科学技術・産業改革と先進製造業等の構築を目指し、香港は、

国際金融・航空運輸・貿易の中心地として、海外に向けた人民元業務のハブと資産管理

センターの役割の強化、マカオはリゾート・レジャーの役割とする目的で進められています。

 

上記のこの地域での高速道路・高速鉄道の建設もこれらの構想の中に組み込まれてお

り、精一機械のある中山市南朗鎮と深圳空港をつり橋と海底トンネルで結ぶ高速道路の

建設も始まっており、2023年開通予定となっていますが、現在高速道路で1時間30

分、1か所しかない虎門大橋の関係で混雑したり、事故があれば3時間以上かかる為、現

在は深圳空港までの所要時間が読めない不便さがありますが、開通すれば30分で深圳

空港まで行ける事になります。

 

そのほかに上記の第二虎門大橋の建設も進められており、来年には開通することになっ

ています。

 

このようにこの地区の交通網の整備は大掛かりに計画的に進められており、今後の10

年でこれまでの10年に起こった以上の変革が、経済面だけではなく政治面においても何ら

かの新しい方向性が示されてくるのではないかと考えています。

 

 

                                       2018年06月10日

                                                                                                    車田 修

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2018年5月

目次
1.住宅関連

2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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