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     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
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                  <2018年10月号>     No.0162

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(株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建

材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング

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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容

(1米中貿易戦争

 

 

(2)住宅関連情報  
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し

    て発信します。

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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中国レポート

 

米中貿易戦争

 

9月4日の台風21号に続き、9月29日から10月1日にかけては大型な台風が偏西

風に乗って日本列島を高速移動しました。沖縄から東北にかけて広く記録的な暴風とな

り、関東地区でも45.6m/sec.を記録し、倒木などで鉄道の運行等に支障が出ました。

続いて10月5日から7日にかけて台風25号が24号と同じようなコースで沖縄を直撃した

後、少し北西側にずれたコースの日本海側を日本列島に沿うように北上しました。

今年の秋は日本全体に雨が多く、多くの農作物の収穫にも影響が出ているようで、例年の

秋晴れと実りの秋は期待できないのかもしれません。

 

ここのところ、米中貿易戦争に関するニュースがよく聞かれ、中国が不利な状況で経済

が破綻するかもしれない等々の、話がネット上にも数多く出てきています。

中国が発表している各種の経済指標においても陰りが見えており、不動産バルブの崩壊と

かの過激なコメントが目につきますが、数年前から同様なコメントは多く見られ、今回は米

中貿易戦争が原因でとの話になってきているようです。

 

経済に関して貿易収支の影響がどのようになるのか、専門家でもないのでわかりません

が、中国の経済指標ではこの数年成長率が鈍化しているのははっきりしています。しかしマ

イナス成長になっているわけでもなく、伸び率が単純に鈍化している状態で、常識的に高い

成長率がいつまでも続く事はなく、世界の経済状況や国内消費動向等からも当然変化す

るでしょうから、現在の中国の経済指標から、どうなるとかの判断は簡単にはできないと思い

ます。

 

中国の国内において肌で感じる景気動向は、伸び率は別にしてまだまだ順調に伸びて

いるように感じます。この5年位で労働者の賃金も2倍近く上昇しており中間層の消費は

確実に伸びているようです。中国での低所得層もやっと収入が伸び始めており、国内需要

の伸びはまだまだ期待できるような状況だと思います。

 

米中貿易戦争と言われる問題は、経済とは別の次元の問題の為に表面化しているよう

で、米国の安全保障の問題や世界戦略の考え方から、中国の東南アジアやアフリカへの

経済的な進出をどのように考えているかによりますが、今回はGDP一位と二位の関係という

事もあり、今までのテロ支援国や他国への武力侵略国に対する経済制裁等の手法が、世

界から支持される可能性がほとんどない事もあり、二国間の貿易収支バランスの異常を問

題視しての圧力をかける手法ではないかとの見方もあるようです。

 

現実問題として、今回の米中貿易戦争は米国と中国の貿易収支のバランスが、圧倒

的に米国の赤字という状態を問題視しているのですが、米国への輸出が鈍化すれば中国

の経済に与える影響は米国よりも大きく、米国が有利だとかのコメントが多くみられますが、

まだエネルギー問題まで問題視されていない状態においては、中国として経済的に大きな

打撃を受ける事はないのではないかと思います。中国には米国も含めて多くの外国企業が

進出しており、日本企業にも多くの影響が出るのではないかと心配されていますが、当然の

流れとして各企業はそれなりの対策をとるでしょうし、世界的な需要が大きく減るという話で

はないので、それほど大きな影響が出ないのでないかと思います。

 

貿易収支だけの問題を考えた場合、中国として現状の海外に対する貿易収支を維持

する必要があるのかどうかは分かりませんが、米国への輸出が鈍化した分、当然他の国へ

の輸出量を増やす事を国の対策だけではなく、一般企業も考えるでしょうし、経済の流れと

しては、米国や日本・ヨーロッパの先進国のように内需の伸びを期待できない国とは違い、ま

だまだ内需の伸びしろのある中国においては、東南アジア地区での需要の伸びも含めて考

えた場合、今回の米国の経済戦争の方法では、中国においては一時的な影響が出る程

度だと考える方が正解だと思います。

 

心配なのは、米国が次の段階として中国に対して何らかの制裁的な手法を取り始める

事だと思いますが、70年前の第二次世界戦争の時とは確実に状況が変わっており、常識

的にはそこまでの事はないだろうと考えるのは、平和ボケした日本人的な感覚でしょう

か・・・・。

 

                                       2018年10月10日

                                              車田 修

 

 

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2018年9月

目次
1.住宅関連

2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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