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     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
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                  <2019年2月号>     No.0166

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(株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建

材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング

を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。

 

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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容

(1中国春節

 

 

(2)住宅関連情報  
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し

    て発信します。

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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

中国レポート

 

中国春節

 

今年の冬も昨年に続いて、日本海側の地域では大雪に悩まされている所もありますが、

交通規制の基準変更等の効果か、昨年のような数日間の交通渋滞等は今のところ起き

ていないようです。 今年は湿度が低いせいも関係しているのか、連日、日本各地で住宅

火災による被害のニュースが目立っているような気がします。 今年の中国広東省は、昨年

の12月も含めて気温は高めで、2月に入っても日中は20℃を超えている日が続いている

ようで、昨年の1月には最高気温が10℃を切り、5℃~8℃の日が一週間以上続く状況

や、一時的に0℃を切る地域が有った事を考えれば、過ごしやすい日が続いています。

 

今年の中国の最大イベントである春節は2月5日となっており、法的な休日は2月4日

から2月10日までの7日間となっています。 小中高の学校の冬休みは春節を絡めて約4

週間となっており、大学も含めて春節が毎年変わる関係で冬休みも変動し、今年は1月

半ば過ぎから休みに入っている所が多く、1月後半から子供連れの海外旅行客によって、

中山港から香港国際空港まで行くフェリーが連日のように混雑しているようです。 名古屋

駅前にある柳橋中央市場近辺も1月後半から2月初めにかけて、子供ずれの中国人観

光客らしい人々が朝早くから訪れている姿をよく見かけます。

 

日本を訪れる外国人の数は、2000年頃から500万人を超えてから増加傾向が顕著

になり、2010年頃一次的な落ち込みがみられましたが、その後急激に増えていく現象とな

っています。 これは中国の経済発展の結果、中間所得層が海外旅行に出かける傾向が

高くなる中において、中国からの訪日観光客も毎年増加する方向となり、昨年は訪日外

国人の数が3,100万人を超える中、中国人の訪日数は830万人を超えており、2015

年来国別訪日客数ではトップの座を維持しています。

 

訪日中国人客数は、2012年の142万人でその後急激に増加していますが、2012

年の訪日外国人客数が835万人で、2018年は3,100万人となっており、やく3.7倍に

増えていますが、訪日中国人は838万人で、約5.9倍となっています。

 

参考までに、ここ数年政治的に関係が悪化傾向にある韓国人の訪日客数も増加傾向

となっていますが、2012年の約204万人に対して、2018年は754万人となっており、約

.7の増加で総外国人訪日客の増加とほぼ同じ増加比率となっています。 しかし人口比

率から考えれば、政治的な関係が悪いと言われながらも、大きな伸び率となっております。

 

別のアジア圏の国々からの訪日客も、人数的には急激に増える傾向になっており、絶対

数はまだまだ少ないのですが、最大の伸び率を示しているのがベトナムで、ここ数年の急激

な経済成長と人口増加の影響もあり、2012年のベトナム人の訪日客数55,000人に

対して、2018年39万人と7倍の伸びとなっています。 他のアジア圏の国別の2018年

の訪日客数は、台湾が146万人、香港が48万人、タイが26万人、シンガポールが14万

人、マレーシアが13万人、インドネシアが10万人となっており、2012年に比べて、3倍か

ら6倍近い伸び率となっています。

 

日本における、外国人観光客の増加を狙った官民上げての政策の効果もあるとは思い

ますが、中国の急激な経済成長による所得水準の上昇や、近年の東南アジア地区の経

済成長の結果として捉えた方が正解だと思います。 後進国特に中国を含めた東南アジア

地区の経済成長の影響もあり、世界中の観光客数は2010年の9億5000万人に比べ

て、2018年には14億人と増えており、フランス・スペイン・アメリカ・中国が上位を占めてい

ます。 フランスへの観光客は9,000万人に迫っており、日本の約3倍の観光客が訪れて

いますが、アメリカ・中国は別として、ヨーロッパは陸路や鉄道でつながっている関係から、当

然訪れる観光客数も多くなるのは仕方がないのかもしれません。

 

多くの外国人が日本を訪れて、日本の文化や人々との交流を通じて日本を理解しても

らえることが、経済効果よりも大きなメリットがあると考える事が良いのでしょうが、日本人の

年間の海外旅行客数は、1996年以降増えておらず、1,700万人前後で推移している

現状がある事も忘れてはいけないと思います。 人口比率から言えばわずか1.5%の人々

しか1年間に海外旅行をしておらず、世界の観光客数の増加からは取り残されている事に

なり、経済成長が止まった20年を象徴しているような統計データーとなっています。日本を

訪れる外国人旅行客をより理解して、よく言われる真の「おもてなし」をする為には、多くの

日本人が海外を旅行して、それずれの国の文化や風習を理解する事も必要ではないかと

思います。

 

 

                                      2019年02月10日

                                                                                                  車田 修

 

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2019年1月

目次
1.住宅関連

2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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