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     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
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                  <2019年12
月号>     No.0176

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(株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建

材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング

を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。

 

年末年始休業の知らせ

12月28日~1月5日までお休みをさせて頂きます。

ご不便をお掛けいたしますが、ご承知置き下さい。

 

 

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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容

(1ベトナム現状と将来 

 

 

(2)住宅関連情報  
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し

    て発信します。

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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

中国レポート

 

ベトナム現状と将来

 

 12月に入って名古屋地区は秋を飛ばしたように、急に冬の季節らしくなってきましたが、急

激な気温の変化に日々の衣服の選択に戸惑う状態となっています。先週ベトナム・ハノイと

中国・中山市の出張から帰国したこともあり、体が気温の変化に追従しなく、悲鳴を上げて

いるこの頃です。

中山市も日中の気温は25℃程度ですが、ここのところ1ヶ月以上雨が降らない状態が

続いており、空気が埃っぽいような気がしています。朝夕は15℃前後となってきており、今

後、日中が10℃を下回るような日も時々ありますので、部屋全体の暖房施設が無い事務

所では、足元の伝熱ヒーターと防寒着が必須となってきます。

 

20125月と8月にベトナム・ハノイ市とホーチミン市へ、初めてベトナムを訪問してから

6年後の20183月にハノイを訪問しましたが、その6年間でハノイの空港は新しくなり、

高速道路が整備され街並みも大きく変わっていました。新市街には高層ビルができ、現在

も多くのビル建設が行われており、中心地から郊外にかけて高層マンションも建設ラッシュの

様相を見せております。

 

一部の高速道路はできていますが、市街地における道路行政や鉄道等の行政が追い

付いていないようで、朝夕の通勤時は中心部の高速道路を含めて渋滞が起こり、日中にお

いても市街地では至る所で渋滞が起きているのが現状です。ハノイにおける地下鉄建設の

計画は8路線あり建設は進められているようですが、2015年に最も早く開業する予定だっ

たメトロ2A号線は、開業の遅延を繰り返し未だに開業されておらず、その主な原因は中国

の中国鉄道第6局が元請けで、その計画がずさんで他に政治的にも多くの問題を抱えてい

るようです。現在工事は完成しており、最終の試運転段階と言われておますので、来年の

旧正月前には開通すると言われています。

 

6年前と同じようにオートバイが道路を占領する現象は今も続いていますが、乗用車の販

売も6年前の倍以上となっており、中間層の増加とともに今後も急激に増える傾向が予想

されていますが、都市交通網の整備の遅れは急激に道路渋滞を起こす結果となっており、

経済に与える影響や大気汚染の心配が現実的な問題となってきているのは確かのようで

す。

 

 ベトナムの人口は2012年に8,881万人でしたが、20194月の統計では9,620

人となっており、1980年以降毎年約100万人強増え続けていますので、数十年後には日

本並みの人口を持つ国となるでしょう。日本との比較では、現在のベトナムの年齢的な人

口構成は日本の1980年頃と同じと言われており、40年のずれがありますが、おそらく今後

日本と同じような人口構成の曲線をたどり、数十年後には少子高齢化現象となり、日本と

同じような社会課題を抱える事になると考えられています。

 

 しかし、現時点においては高度成長の中にあり、世界の国別人口においてはフィリピンの

10,700万人、エジプトの9,900万人に続いて15位となっていますが、若い労働人口が豊

富で勤勉な国民性である事から、日本を初め多くの国がベトナムに進出する現象が起きて

います。GDP成長率も6%以上を保っており、将来の内需が期待できることや仏教国であ

る事も外国企業の進出を後押しする事になっています。

 

私たちはベトナムの経済成長とともに、賃金上昇と中間層の増加が将来住宅購入に繋

がり人口比率からの推測では、新築住宅着工数が年間50万個レベルになるのもそれほど

時間がかからないのではないかと考えています。現状においては住宅に関する統計が乏しく

何とも言えませんが、都市集中型に急速に移行している関係から、集合住宅の建設は順

調に推移し、郊外の一戸建て住宅の需要も増えていくと思われます。

 

現状の一戸建て住宅は、鉄筋コンクリートの柱構造にブロック積の壁にモルタル仕上げ、

現地での塗装となっており、屋根は粘土瓦とスレート瓦の様です。数年で外壁の塗料が色

あせて、質感的にはあまり好ましいとは言えない状況です。今後外壁に関して日本の住宅と

同じ構造をとる事は無いと思いますが、人件費の高騰と工期短縮がベトナムにおいては何ら

かの新建材が必要となってくるのは時間の問題のような気がします。

 

ベトナムは有数な森林国であり、木材加工の産業も家具を中心に行われていますが、

今後は木質の建築資材としてのボード系の生産が行われていくと考えられており、その他セ

メント系の建材も生産される可能性は高く、私たちも数十年先を見越したアクションを起こ

す時期だと考えています。来年にはベトナムの設備機械製造メーカーとの業務提携と販売

代理店契約を結ぶ予定で計画を進めており、グループ及び協力会社の日本製造機械と

中国製造機械に合わせて、将来のベトナム及びASEAN地域での販売に向けたベトナムで

の機械製造も積極的に進めていこうと考えています。

 

 2019年12月10日

      車田 修

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2019年11月

目次
1.住宅関連

2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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不要の方は、お手数をお掛け致しますが配信不要とご記入頂きメールでお知らせ下さい。
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