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■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
□□★                  <2012年8月号>      No.0088
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(株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建
材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング
を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。

夏季休業の知らせ

株式会社アドペックは8月11日~8月15日までお休みをさせて頂きます。

ご不便をお掛けいたしますが、ご承知置き下さい。

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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容
(1)中国情報 

ベトナムホーチミン訪問

(2)住宅関連情報
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し
て発信します。
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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中国レポート

ベトナムホーチミン訪問

ロンドンオリンピックが実質7月28日の女子サッカーから始まり、8月12日の閉会式まで、

テレビ視聴もオリンピック関係が中心のようで、時差の関係で夜半から深夜の実況になり、

熱帯夜が続いていることもあり、寝不足の日本列島という状態でしょうか。

5月にベトナムの首都ハノイに出張しましたが、7月に今度はホーチミンに出張してきまし

たので、短期間の訪問でしたがベトナムの表面上の印象等お伝えしたいと思います。

ベトナム社会主義共和国(Socialist Republic of Viet Nam)の北部の国境は、中国の広

西省と雲南省に隣接していますが、1979年に中越戦争(中国とベトナムの間での戦争)が

あった事や最近の南シナ海での領土問題等があり、政治的にはあまり良い関係とはいかな

いようですが、経済的にはお互いに大きな影響を与えており、工業製品(デジタル製品や家

電)をはじめ野菜・衣類等も含めベトナムは中国の輸出貿易相手国としてなくてはならない

国になっているようです。

特に価格面においてもベトナムの国産製品(ほとんどが日本や韓国企業製品?)にくらべ

て、メイドイン中国は安いことが特徴のようでここ数年で急激に輸入量が増えたといわれてい

ます。

ベトナムはアメリカが関与したベトナム戦争に代表されるように、これまで戦争の歴史がベト

ナムの歴史といってもよいくらい、最近まで戦争を多く経験している国ですが、近代では1884

年からフランスの統治下にあったものを1946の独立戦争(インドシナ戦争)から始まりアメリカ

とソ連の代理戦争といわれた南北戦争がその延長上にあり、1976年までの南北統一からベ

トナム社会主義共和国ができるまでの、約30年間の長い戦争、その後のカンボジアとの戦

争・中国との戦争などを経て、その後の国の立て直しから諸外国との交流が本格化(日本の

対越援助再開が1992年・アメリカとの国交正常化が1995)するまで約20年かかり、その後

15年間で海外企業の誘致等を本格化させ、やっと経済の成長路線に乗り始めたところでし

ょうか、ここ数年はアジア経済の後退や、アメリカ・ヨーロッパの経済の悪化の影響を受けて、

少し経済成長率も落ちているようですが、中国・インドネシアに続いてアジア地区の経済発

展の一角であることは間違いないようです。

 人口は2011年時点で8784万人、年率10.5%の人口増加率の中にあることから、数年後

には日本の人口を超えてくると考えられていますので、数値的には今後内需も期待できる

国と考えられているのですが、現地での情報では日本で言われているほど民族的に勤勉で

はなく、やはり先進国の寒冷地区にみられるようなどん欲さはなく、南国のノンビルムードの中

でのあまりがつがつとは働らかない民族のようです。

 根本的に未だ金銭的に豊かな国ではなく、政府関係者が圧倒的に富裕層を占めている

現状と、市場経済を導入しているのですが、一般のベトナム人の資本での民間企業が未だ

少なく、海外の企業誘致と日本のODAによる支援が経済を支えているのが現状のようです。

 産業は最近の外国企業の進出によって工業も増えてきていますが、資源的なものはやは

り林業・農業が中心で、「あかしあ」の植林が盛んに行われており、日本・韓国を中心に製

紙の原料となる木材チップに輸出が大規模に行われているとの事です。

 高速道路の整備もやっと始まったところで、ハノイの近郊に少し有るレベルで、高速道路が

未だ無いホーチミンの周辺の主要道路は常に渋滞状態にあり、先日訪問した企業がホーチ

ミンの中心から30km位の距離だったのですが、往復とも2時間近くかかる状況でした。

 通勤の交通網があまり確立していないのか(当然都市部の鉄道網は無い)郊外に工場団

地が整備されている為か解りませんが、通勤時間帯のバイクの数は言葉では表すことが難し

いのですが、たとえば、東京マラソンをバイクでやっているような状態、数十キロのバイクの行

列、それも道幅いっぱいで乗用車が囲まれて走っている・・・一部は車線を区切ってバイク専

用レーン?が作ってある等、以前、台北に行ったときにバイクの数に驚いた事が有るのですが、

その数倍のすごさに感じました。

 ホーチミンもハノイも、まだ中国の都市部のような高層マンションというものが見られず、ハノ

イに関しては見渡しても全く無い、何処かに一戸建ての住宅団地が有るようにも見えない、

低層の集合住宅や店舗付き住宅に居るのだろうか?・・・・、ホーチミンの方は少し中層(15

階位)の新しい住宅が建っており、建設途中の物が処どこら見られましたが、人口から言って

も少なすぎるような気がしました。

 時々豪邸と言ってもおかしくない一戸建ての家も見られますが、日本と同じ位の人口の国

である事から、一般の人々の住宅事情がどのようなレベルに有るのか興味が有りますし、今

後のベトナムの内需がどのようになっていくのかも踏まえて、情報が欲しいところですが、短時

間のベトナム訪問での私の感覚的なところでは、中国の沿岸部地方都市のレベルになるには、

まだ20年位かかるのではないかと感じました。

 短期間のベトナム訪問で、ほんの一部の表面上から得た情報です。実際の現状とは違った

見方をしているかもしれませんので、私の勝手な解釈だと思ってください。

再度訪問する機会があれば又ご報告したいと思います。

                                       2012年08月10日

                                             車田 修

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2012年7月

目次
1.住宅関連
2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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