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■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
□□★                  <2013年2月号>      No.0094
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(株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建
材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング
を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。
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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容
(1)中国情報
  中国春節と内需拡大政策

(2)住宅関連情報
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し
て発信します。
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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中国レポート

中国春節と内需拡大政策

 今年の中国の新年(正月)は2月10日で、春節としての正式な休日は2月9日から

精一機械は受注残を相当数抱えているのですが、工程管理を昨年後半から強化し

た関係もあり、例年のようなずるずると休日出勤をさせる事もなく、今年は2月6日

から2月16日まで10日間の休みとしたようです。

 私は1月28日から精一機械に行き、月末から2月初めにかけて北京に出張し、2

月5日に帰国するスケジュールの中、北京の零下5℃と広東省の25℃への移動で

の寒熱繰り返しテストを体感しながら中山市に戻ってきましたが、中国の景気も本格

的に回復していないせいもあるのか、北京も含めて街中での派手な春節に向けた飾

り付けも少なく、中山市では道路のところどころに趣味が悪いとしか思えない、赤提灯

が飾り付けられている程度です。

 北京は真冬の季節で当然寒く空気汚染の問題もあるのですが、滞在した3日間で

排ガスの匂いのする北京・雪のちらつく北京・空気が綺麗な青空が広がる北京を体験

してきました。 たまたま雪と小雨が降った夜半から強い風が吹き、汚染された空気

は吹き飛ばされ快晴で綺麗な青空が広がる北京だったのですが、一昨日のスモッグ

は日本に強風によって流されて行ったのかと考えていたら、北九州で中国大陸からの

汚染物質が降り注ぐとの報道、中国国内では空気汚染は日本のせいだと言うブログ

がでているとの報道・・・・・尖閣問題も含めてまあよくも絶えずいろいろな問題が発生

する国だと・・・・・・・。

 中国の景気はまだ本格的には回復していないようですが、確実に回復基調にある

ことは間違いないようで、今年に入って精一機械の中国国内向けの受注も急激に増

えてきているようです。 日本は急激な円安と株価上昇で雰囲気的には景気回復ム

ードが出てきていますが、実際には一般サラリーマンの所得が上がってきているわけ

でもなく、円安におけるガソリン・灯油価格の急上昇や、食料品価格も上がり始めてい

るようで、中長期的に政府の思惑通り経済回復方向に向かっていくのか、政権が変わ

った事以外に実際には何もまだ変わってない段階で、為替と株価だけが大きく変わっ

てきている事への不安が充満する前に現実的な景気対策の実施と結果を出してほし

いものだと思っています。

 円高と株価高騰は、一部の大企業と富裕層にはすぐにメリットとして効いてきますが、

一般庶民は、今までの我慢に加えてさらに少し我慢を強いられ、いつの段階で経済回

復の恩恵をもらえるのか、物価上昇だけで終わらないような具体的な対策を示してほ

しいと思うのは国民の大多数の思いだと思いますが、昨今における経済対策の難しさ

を何とか切り開いてほしいと考えています。

 

 私どものような輸入主体の設備業者としても、円高の時はコストが下げられる代わり

に国内景気低迷から需要が見込めない、急激に変化する円安に対しては一般庶民と

同じように景気が回復して設備投資の需要が出てくるまでは、コストアップを我慢して

耐える必要を強いられることになり、何時になったら景気回復の実感が得られる事に

なるのでしょうか、内需と設備投資を確実に掘り起こす政策を望んでいるのですが・・・・・?

 中国における設備投資の方向性においては、確実に内需型の産業に対するものが

増えてきており、精一機械における建材関連分野においても従来の輸出主体の床材

や家具製造用の設備に対して、窯業系のボード等の設備の受注と引き合いが増えて

きているようで、一部の家具関係の設備に関しても内需向けの物だということです。

 中国においても、政府主導による低所得者向け住宅建設や古い低層のビルやマン

ションのリフォーム需要が増えてきており、防火対策と低コスト・資源確保等の観点か

ら外壁材や内装材も大理石やタイル材から変わって、セメント系のボードの需要が大

きく伸びていく傾向にあると考えられているようです。・・・・・チャンス到来かも・・・。

 

                                       2013年02月10日

                                             車田 修

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2013年1月

目次
1.住宅関連
2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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