■住宅関連情報/2011年11月 ■             
<住宅、リフォ-ム、ロ-ン、建材・住設・家具・合板・木材、建築・ゼネコン・不動産、塗料・素材、環境、アジア>

住宅関連
  1. マンション動向:不動産経済研究所情報/10月のマンション市場動向-首都圏の発売戸数は前年同月比9.3%減の3372戸、3カ月ぶりに前年実績を割り込んだ。大型物件の売り出しが停滞したのが影響。対照的に近畿圏は大型物件がけん引して前年同月比11.6%増の2283戸。1戸当たりの販売価格も3711万円と同13.1%伸びた。※日経11-16/11P11
  2. 住宅着工動向:10月の新設住宅着工戸数/前年同月比5.8%減の67,273戸。2カ月連続の減少。景気の先行きが不透明なうえ、雇用環境がなお厳しいことが響いた。国交省/「(住宅着工が)好調だった夏ごろからは状況が変わった」と判断。2011年度第3次補正予算に盛り込まれた住宅エコポイントの再開などの効果を見極める。※日経12-1/11P5
  3. 住宅:大京/2011年9月中間期連結-最終増益。売上高1173億円(前年同期/1291)、経常益43.26億円(同/56.91)、利益91.93億円(同/33.11)。12年3月期連結見通し/売上高2960億円、経常益184.00億円、利益205.00億円。※日経11-2/11P14
  4. 住宅:旭化成/2011年9月中間期連結-増収増益。売上高8021億円(前年同期/7647)、経常益621.36億円(同/595.86)、利益382.14億円(同/284.64)。12年3月期連結見通し/売上高16840億円、経常益1255.00億円、利益745.00億円。※日経11-3/11P15
  5. 住宅:大和ハウス工業/2012年3月期連結見通し-経常利益は前期比27%増の1000億円程度。従来予想を70億円上回る。政府の需要刺激策を受けて、上期に住宅販売が好調に推移。都心部を中心に女性向け賃貸物件も伸びる。売上高は5%増の1兆7800億円前後、予想を200億円上回る。営業利益は20%増の1050億円程度。※日経11-3/11P14
  6. 住宅:大和ハウス工業/2011年9月中間期連結-増収増益。売上高8987億円(前年同期/8219)、経常益627.14億円(同/475.32)、利益324.15億円(同/289.10)。営業、経常、純利益ともに9月中間期では過去最高。賃貸住宅事業が伸びた。12年3月期連結見通し/売上高18000億円、経常益990.00億円、利益475.00億円。※日経11-9/11P13,15
  7. 住宅:大和ハウス工業/2011年度から3年間の中期経営計画-国内不動産投資は前中計期間(08-10年度)より約約1割減らし3000億円。分譲マンション開発に伴う土地購入が主だったが、「需要が見込める東名阪福の都心部に絞る」(社長)。関連記事-アジア/その他の36)参照。※日経11-9/11P13
  8. 住宅:大和ハウス工業/住宅大手-省エネ住宅「スマ-トハウス」開発強化。次世代型住宅「スマ・エコオリジナル」の購入者からCO2削減量を買い取る事業に乗り出す。スマ-トハウスの商戦が本格化するなか、付加価値を高め、独自性打ち出す。経産省「国内クレジット制度」に基づき、家庭から小口のCO2排出枠買い取る。2012年1月開始。まず約350戸へ。※日経11-30/11P13
  9. 住宅:トヨタホ-ム/「スマ-トハウス」を19日から販売。制御機器や充電器など必要なシステムを標準装備する一方、価格は同社製品の平均並みに抑え、普及を後押し。トヨタ自動車が2012年1月発売のプラグインハイブリッド車と連携し、家と車の間で電力を効率的にやりとりする。価格/延べ床面積約125㎡で2263万円。12年度販売目標/300戸。※日経11-3/11P11
  10. 住宅:レオパレス21/2011年9月中間期連結-最終赤字。売上高2230億円(前年同期/2483)、経常益▲61.87億円(同/▲192.73)、利益▲52.03億円(同/▲175.55)。12年3月期見通し/売上高4999億円、経常益18.00億円、利益30.00億円。※日経11-5/11P14
  11. 住宅:アパマンショップホ-ルディングス/2011年9月期連結-最終赤字。売上高425億円(前期/473)、経常益8.59億円(同/4.80)、利益▲31.26億円(同/30.58)。12年9月期連結見通し/売上高400億円、経常益12.00億円、利益4.00億円。※日経11-9/11P16
  12. 住宅:細田工務店/2011年9月中間期連結-最終赤字。売上高52億円(前年同期/82)、経常益▲5.75億円(同/▲0.78)、利益▲5.67億円(同/▲1.28)。12年3月期連結見通し/売上高207億円、経常益1.40億円、利益0.72億円。※日経11-8/11P13
  13. 住宅:コスモスイニシア/2011年9月中間期連結-最終赤字。売上高345億円(前年同期/377)、経常益▲16.28億円(同/▲14.52)、利益▲16.74億円(同/▲18.63)。12年3月期連結見通し/売上高800億円、経常益6.00億円、利益5.00億円。※日経11-8/11P12
  14. 住宅:新日本建物/2011年9月中間期連結-最終黒字化。売上高69億円(前年同期/43)、経常益2.19億円(同/▲23.25)、利益2.18億円(同/▲36.78)。12年3月期連結見通し/売上高215億円、経常益7.30億円、利益8.20億円。※日経11-8/11P12
  15. 住宅:NTT都市開発/2011年9月中間期連結-増収減益。売上高638億円(前年同期/720)、経常益103.76億円(同/115.60)、利益55.61億円(同/60.45)。12年3月期連結見通し/売上高1440億円、経常益187.00億円、利益95.00億円。※日経11-8/11P12
  16. 住宅:グランディハウス/2011年9月中間期連結-増収増益。売上高151億円(前年同期/134)、経常益8.34億円(同/7.76)、利益4.61億円(同/4.38)。12年3月期連結見通し/売上高292億円、経常益15.60億円、利益8.90億円。※日経11-8/11P12
  17. 住宅:エス・バイ・エル/2011年9月中間期連結-最終黒字化。売上高215億円(前年同期/181)、経常益10.87億円(同/▲4.01)、利益7.92億円(同/▲9.55)。12年3月期連結見通し/売上高360億円、経常益5.00億円、利益2.00億円。※日経11-9/11P15
  18. 住宅:ヤマダ電機/2015年3月期までに、全国約260カ所に省エネ住宅の販売拠点設置。子会社化したエス・バイ・エルの住宅と省エネ関連商品を組み合わせ、ヤマダの顧客基盤や店舗網を活用して販売。家電販売市場が縮小に向かうなか、ヤマダは次世代省エネ住宅「スマ-トハウス」に注力する方針。スマ-トハウス関連売上高/15年3月期までに3000億円。※日経11-10/11P9
  19. 住宅:エス・バイ・エル/2012年度の採用人員計画-300-400人。新卒と就業経験のある第二新卒者、中途採用を合わせた数で、過去最高水準となる。※日経11-11/11P11
  20. 住宅:エス・バイ・エル/2013年に年間の生産能力を現在の約2400棟から倍の約5000棟に引き上げる。現在操業を停止している滋賀工場(住宅の構造材となる木質パネルなど生産/現在は物流センタ-)を13年4月に再稼働。ヤマダ電機の子会社になったことで、受注件数が増加するのを見込む。現在の工場/山口工場とつくば工場。※日経11-30/11P13
  21. 住宅:一建設/新社長-堀口忠美氏。1986年(昭61年)足利工業大卒。92年一建設入社。02年取締役。06年常務。群馬県出身。47歳。(11月9日就任。小泉公善社長は退任。※日経11-10/11P10
  22. 住宅:住友林業/2011年9月中間期連結-増収増益。売上高3950億円(前年同期/3739)、経常益97.60億円(同/50.94)、利益56.45億円(同/15.27)。震災後に主力の木材建材事業で取扱量が伸びた。住宅事業もリフォ-ム需要が堅調。12年3月期連結見通し/売上高8300億円、経常益230.00億円、利益130.00億円。※日経11-10/11P15,16
  23. 住宅:日本ハウズイング/2011年9月中間期連結-増収増益。売上高299億円(前年同期/275)、経常益15.60億円(同/12.59)、利益8.32億円(同/6.41)。12年3月期連結見通し/売上高619億円、経常益33.20億円、利益17.80億円。※日経11-10/11P16
  24. 住宅:長谷工コ-ポレ-ション/2011年9月中間期連結-増収減益。売上高2337億円(前年同期/2057)、経常益87.60億円(同/93.96)、利益56.45億円(同/72.35)。12年3月期連結見通し/売上高5200億円、経常益180.00億円、利益90.00億円。※日経11-11/11P15
  25. 住宅:ミサワホ-ム/2011年9月中間期連結-増収増益。売上高1826億円(前年同期/1697)、経常益48.75億円(同/32.36)、利益36.95億円(同/4.01)。12年3月期連結見通し/売上高3780億円、経常益95.00億円、利益60.00億円。純利益/前期比92%増、住宅の引き渡し棟数が従来計画を大幅に上回るなどが寄与。※日経11-12/11P12,13
  26. 住宅:ミサワホ-ム/木製の梁や柱で骨組みを作ることで、一般的な住宅より2-3割安い住宅の拡販に乗り出す。木造軸組工法で作る住宅「MJWOOD」を販売する専門子会社ミサワMJホ-ム設立。資本金/2億円、12月から営業開始。東京圏に住宅展示場開設。MJWOODの価格/3.3㎡あたり40-50万円。14年3月期までに1500棟販売。※日経11-11/11P11
  27. 住宅:明和地所/2011年9月中間期連結-最終赤字。売上高47億円(前年同期/112)、経常益▲19.42億円(同/▲1.32)、利益▲11.92億円(同/▲0.79)。12年3月期連結見通し/売上高396億円、経常益15.00億円、利益8.00億円。※日経11-12/11P14
  28. 住宅:エムジ--ホ-ム/2011年9月中間期単独-最終赤字。売上高13億円(前年同期/24)、経常益▲0.98億円(同/0.17)、利益▲1.10億円(同/0.17)。12年3月期単独見通し/売上高38億円、経常益0.30億円、利益0.30億円。※日経11-12/11P14
  29. 住宅:野村不動産/戸建て住宅の基礎部分に鋼管くいを打ち込む工法を積極採用。地表から鋼管くいを強固な地盤まで打ち込み、建物の安定感を向上させる。通常はマンションに用いる手法、震災をきっかけに液状化対策や地震対策への関心が高まっている。戸建てへの導入で安全・安心を重視する消費者に応える。千葉市で実施。※日経11-20/11P7
  30. 住宅:穴吹カレッジサ-ビス/ミサワホ-ムと共同で戸建て住宅の施工管理システムを開発。建築現場の状況を素早く把握できるほか、工程ごとに必要な報告者の書式を統一できる。事務作業の軽減につながるメリットを訴え、今後3年間で100社と契約し、2億円の売り上げ目指す。利用料金/例-50戸規模なら1戸当たり8000円など。※日経11-22/11P35
  31. 住宅:積水化学工業/中期計画見直し-2014年3月期の海外売上高比率を30%と前年実績(20%)比10ポイント引き上げる方針。国内が主力の住宅事業/海外展開強化。タイで合併を組む現地企業と約50億円を投じ住宅工場を新設、生産能力を現状の約6倍の年1000棟に拡大。既存住宅工場/洪水影響なく、計画変更なし。※日経11-23/11P13
  32. 住宅:東日本大震災で被災した住宅の修理が遅れている。費用の一部を国と自治体が補助する制度の利用申請が約45,000件に達した宮城県で、工事が完了したのは約4割の約19,000件。大工ら職人や資材が不足している一方、仙台市では連日100件超の申請が続き、壊れたままの自宅での生活が解消する見通しが立たず。※日経11-26/11P39
  33. 住宅:東日本大震災で揺れた高層マンション/揺れが比較的小さいとされる低層階で内装材や壁紙の損傷が多かった。東京理科大学/アンケ-ト調査-東京都・埼玉県・千葉県の24階建て以上のマンションに住む約300人調査。室内の内装材や壁材に亀裂が入ったと答えた人の割合/低層階(1-5階)が49%、横方向に変形。高層階は15%。※日経11-28/11P11
  34. 住宅:穴吹工務店/同社グル-プが手がける戸建て住宅シリ-ズ「サ-パスホ-ム」で全ての新築物件に地震補償保険を付けるサ-ビス開始。1年目保険料/穴吹工務店グル-プが担う、2年目以降は入居者が契約継続するか選択。地震で家屋が受けた被害の状況に応じ83.3万円~500万円までの保険料が受け取れる。狙い/収益力強化。※日経11-28/11P13
  35. 住宅:鹿島/東京湾岸の超高層マンション開発に乗り出す。東京都中央区の勝どき地区に約1300戸の大規模タワ-マンションを整備、2015年度に分譲。従来、東京湾岸の大規模物件は不動産大手がほぼ独占的に供給。ゼネコン最大手の参入で、震災直後に停滞していた東京湾岸のマンション開発が一段と加速しそう。事業費/約664億円。※日経11-29/11P13
  36. 住宅:積水ハウス/住宅大手-省エネ住宅「スマ-トハウス」開発強化。災害時対応の家庭内エネルギ-管理システム(HEMS)を導入した次世代型住宅「グリ-ンファ-スト・ハイブリッド」を12月から販売。HEMSは住宅に取り付けた太陽電池、蓄電池、燃料電池の3電池の電力情報を外部サ-バ-と自宅サ-バ-との両方で管理。同商品分譲で構成の「スマ-トタウン」も計画。※日経11-30/11P13
  37. 住宅:住宅エコポイント/2011年度第3次補正予算が21日成立-住宅エコポイント制度が復活。震災の被災地での新築は被災外よりポイントが多くもらえる優遇措置が盛り込まれ、遅れている住宅再建の進展に効果が期待される。※日経11-26/11P39
  38. 住宅:住宅エコポイント/復活した住宅エコポイント-新築住宅は10月21日着工分までさかのぼって適用、2012年10月末までの着工分が対象。△被災地/30万ポイント(1ポイント1円相当)、△被災地以外/15万ポイント。△省エネやバリアフリ-を目的とした改修/全国一律に最大30万ポイント、11月21日着工分から適用。耐震改修/15万ポイント-新設。※同上
  39. 住宅:中古マンション/10月の首都圏1都3県の中古マンション成約件数/2670件、前年同月比4.9%増。増加は8カ月ぶり、震災後は初めての増加。東京/10.9%増、神奈川/4.2%増。首都圏の中古マンション価格の平均/2521万円、前年同月比2.8%下落。東京/6.8%安、神奈川/2.7%安。千葉/件数-6.9%減、価格-2.3%安。※日経11-15/11P14
  40. 住宅:2012年度税制改正の省庁要望の一次審査結果-認定省エネ住宅(仮称)制度向けの住宅ロ-ン減税など、国税・地方税で減税要望460のうち条件付きを含め144項目を認めた。認定省エネ住宅制度/従来の省エネ基準より高い環境性能を満たす住宅に適用、建築主が自治体に申請。控除上限/300万円から400万円へ。※日経11-26/11P5
  41. 地価:10月1日時点の地価動向/全国主要150地区のうち、前回(7月1日時点)に比べ上昇地区は兵庫県芦屋市など11地区(前回は7地区)。上昇の数が2桁になるのは震災前の2011年1月時点以来初。上昇と横ばいの地域の比率/48%(72地区)、前回の41%を上回った。3%以上下落した地区/ゼロ-3年9カ月ぶり。※日経11-23/11P5
住宅リフォ-ム関連
  1. 住宅リフォ-ム:「暖」と「節電」/リフォ-ムで-夏に続き今冬も電力供給不足懸念、窓などを断熱タイプに交換すれば、エアコンの使用量が抑えられるためだ。東急住生活研究所情報/首都圏在住1000人の11年調査-リフォ-ムを検討する人は約25%、09年比4割増。富士経済情報/14年度住宅リフォ-ム市場-10年度比7.7%増の8兆600億円。※日経11-16/11P31
  2. 住宅リフォ-ム:「暖」と「節電」/リフォ-ムで-住設機器メ-カ-も動き出す。各社戦術/△YKKAP/新築向けである樹脂製の窓枠を使った窓「APW330」を2011年内にもリフォ-ム向けに発売。△LIXIL/室内の壁や床に張る断熱パネルを開発、関東地方の一部で販売開始。△ウッドワン/壁用の断熱パネル。三協立山アルミ・パナソニック電工/壁用の断熱パネル。※同上
住宅ロ-ン関連
  1. 住宅ロ-ン:大手銀行(三菱東京UEJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、みずほ銀行)/12月から適用する固定金利型の住宅ロ-ン金利-市場金利の低下に伴い、三菱東京UEJ、三井住友、りそなの3行が5年物と、10年物の金利をそれぞれ前月に比べ0.05%引き下げた。みずほも10年物のみ0.05%引き下げた。※日経12-1/11P7
建材・住設・家具関連
  1. 建材:永大産業/2011年9月中間期連結-増収減益。売上高289億円(前年同期/280)、経常益3.31億円(同/6.52)、利益2.15億円(同/4.53)。12年3月期連結見通し/売上高602億円、経常益12.90億円、利益9.00億円。※日経11-2/11P14
  2. 建材:南海プライウッド/2011年9月中間期連結見込み-最終損益は1.95億円の赤字(前年同期/0.27億円の赤字)。従来予想は1.20億円の赤字。円高の進行で保有する外貨預金や外貨建て債券・債務で評価損が発生。売上高は13%増の58億円、従来予想は57億円で上方修正。新設住宅着工が伸びていることが寄与。※日経11-5/11P35
  3. 建材:南海プライウッド/2011年9月中間期連結-最終赤字。売上高58億円(前年同期/52)、経常益3.11億円(同/0.21)、利益▲1.95億円(同/▲0.22)。12年3月期連結見通し/売上高117億円、経常益9.00億円、利益2.00億円。※日経11-11/11P16
  4. 建材:ウッドワン/2011年9月中間期連結-最終黒字化。売上高321億円(前年同期/309)、経常益8.80億円(同/9.27)、利益6.42億円(同/▲4.61)。12年3月期連結見通し/売上高643億円、経常益13.00億円、利益10.40億円。※日経11-5/11P14
  5. 建材:ニホンフラッシュ/2011年9月中間期連結-最終黒字化。売上高32億円(前年同期/26)、経常益0.75億円(同/▲0.15)、利益0.62億円(同/▲0.29)。中国での受注が引き続き好調だった。国内は震災後のマンション建築工事の遅延の影響を受けた。12年3月期連結見通し/売上高85億円、経常益6.10億円、利益4.10億円。※日経11-9/11P16,39
  6. 建材:住友大阪セメント/2011年9月中間期連結-最終黒字化。売上高1012億円(前年同期/950)、経常益16.75億円(同/14.33)、利益3.99億円(同/▲6.54)。12年3月期連結見通し/売上高2100億円、経常益72.00億円、利益20.00億円。※日経11-9/11P16
  7. 建材:太平洋セメント/2011年9月中間期連結-最終赤字。売上高3472億円(前年同期/3430)、経常益11.13億円(同/▲76.79)、利益▲33.83億円(同/▲131.01)。12年3月期連結見通し/売上高7180億円、経常益182.00億円、利益113.00億円。※日経11-12/11P14
  8. 建材:文化シャツタ-/2011年9月中間期連結-最終黒字化。売上高449億円(前年同期/437)、経常益10.30億円(同/▲2.59)、利益7.72億円(同/▲18.50)。12年3月期連結見通し/売上高1000億円、経常益26.00億円、利益19.00億円。※日経11-10/11P16
  9. 建材:不二サッシ/2011年9月中間期連結-最終赤字。売上高371億円(前年同期/380)、経常益0.18億円(同/▲2.42)、利益▲1.43億円(同/2.02)。12年3月期連結見通し/売上高949億円、経常益10.50億円、利益7.30億円。※日経11-10/11P16
  10. 建材:ニチハ/2011年9月中間期連結-最終黒字化。売上高475億円(前年同期/466)、経常益35.15億円(同/19.79)、利益29.03億円(同/▲7.25)。12年3月期連結見通し/売上高964億円、経常益63.00億円、利益41.00億円。※日経11-10/11P16
  11. 建材:住生活グル-プと三和ホ-ルディングス/ドアやシャッタ-などのOEM供給などで業務提携の協議を開始。まず2012年から三和側が住生活側にマンション向けの鋼製ドアや商業施設用ヤッタ-を供給。国内市場が縮小するなか、協業を通じて生産の効率化と販路拡大図る。傘下のLIXILと三和シャッタ-工業/業務提携推進協議プロジェクトを発足。※日経11-11/11P11
  12. 建材:名古屋木材/2011年9月中間期連結-最終赤字。売上高21億円(前年同期/25)、経常益0.03億円(同/0.36)、利益▲0.13億円(同/0.30)。12年3月期連結見通し/売上高50億円、経常益1.00億円、利益0.60億円。※日経11-12/11P14
  13. 建材:天竜木材/2011年9月中間期連結-減収増益。売上高75億円(前年同期/79)、経常益0.69億円(同/0.66)、利益0.51億円(同/0.22)。12年3月期連結見通し/売上高166億円、経常益2.69億円、利益2.55億円。※日経11-12/11P14
  14. 建材:大日本木材防腐/2011年9月中間期連結-売上高108億円、経常益2.60億円、利益1.38億円。12年3月期連結見通し/売上高213億円、経常益4.00億円、利益2.20億円。※日経11-12/11P14
  15. 建材:ニチアス/2011年9月中間期連結-増収増益。売上高693億円(前年同期/691)、経常益52.46億円(同/48.79)、利益33.59億円(同/21.64)。12年3月期連結見通し/売上高1440億円、経常益103.00億円、利益62.00億円。※日経11-15/11P14
  16. 建材:神島化学工業/2011年10月中間期単独見込み-税引き利益は前年同期比2.9倍の2.40億円。従来予想を0.9億円上回る。売上高は10%増の88億円。震災で供給不足になった影響で、主力の住宅用壁材の受注好調。12年4月期単独見通し/売上高は前期比0.4%増の168億円、利益は6%増の4億円、据え置き。※日経11-29/11P15
  17. 建材:住宅、ビルの外壁材や下水管などコンクリ-ト2次製品(加工製品)についてメ-カ-が打ち出した値上げ/小幅浸透。メ-カ-/原料のセメント価格の上昇分の転嫁を求めているが需要家のゼネコンの抵抗は強い。メ-カ-側/交渉継続-部分的な上昇の可能性もある。軽量気泡コンクリ-ト/旭化成建材-1年前13%値上げ打ち出し、7-8%上昇。※日経11-15/11P26
  18. 建材:建設用鋼材/建設用鋼材の代表品種のH形鋼の10月末在庫-前月末比0.9%(1700トン)減の179,200トン。2月末以来8カ月ぶりに18万トンを割り込んだ。在庫量が前月末実績を下回るのは4カ月連続。震災後に低迷していた建設需要が回復している。10月の在庫率/1.92カ分。9月に続いて適正とされる2カ月分割り込む。※日経11-16/11P26
  19. 建材:建設用鋼材/建設用鋼材の一般流通市場での取引価格-10月に続き11月も下落。H形鋼/直近高値だった5月上旬に比べ9%安い。世界景気の減速でアジアの鋼材相場が下落し日本市場に波及。9月下旬から鉄鉱石など製鋼原料が大幅に値下がり、ゼネコンなど需要家の買い鈍化。市場/年末にかけなお先安感強い。※日経11-19/11P31
  20. 建材:建設用鋼材/鉄骨などに使うH形鋼の流通価格(標準品、東京・問屋仲間)-現在、1トン76,000-77,000円と5月上旬比7500円(9%)安い。建設関連に使う熱延鋼板(1.6mm厚)/同71,000-73,000円と、6000円(8%)下落。いずれも1月以来の安値。中国などアジアの鋼材市況の低迷が主因。韓国は供給過剰感が強い。※日経11-19/11P31
  21. 建材:建設用鋼材/東京製鉄-H形鋼など鋼材の12月の一般流通向け価格を全品種で1トン当たり5000円(6-9%)値下げ。2カ月連続下げ。アジアの鋼材市況の低迷を受け、中国や韓国などから輸入品増加を抑える狙い。H形鋼/1トン69,000円、前月比7%安。薄鋼板の熱延コイル/8%安の58,000円、厚鋼/7%安の65,000円。※日経11-22/11P27
  22. 建材/住設:住生活グル-プ/2011年9月中間期連結-経常赤字。売上高6048億円(前年同期/5755)、経常益▲9.52億円(同/160.24)、利益152.77億円(同/80.79)。中国子会社で物件の訴訟関連損失30億円発生。12年3月期連結見込み/売上高13400億円、経常益420.00億円、利益360.00億円。タイ工場の影響/未考慮。※日経11-8/11P12,13
  23. 建材/住設:住生活グル-プのLIXIL/洪水で操業停止中(10月18日から)のタイの製造子会社トステム・タイ(従業員/6800人、生産量/LIXIL全体の28%)の製品生産を一時的に日本に移管、最大1000人のタイ従業員を国内3工場などで受け入れる。政府/タイ人の就労ビザの要件緩和などを進めていることを受けた措置。復旧→戻す※日経11-8/11P9
  24. 建材/住設:住宅設備機器・建材6社(住生活G、TOTO、三和HD、クリナップ、文化シャッタ-、不二サッシ)/2011年9月中間期連結-TOTOなど4社の経常損益改善。東日本大震災後の部材不足や物流混乱などが各社とも想定より早く解消したといい、新築住宅向け販売が回復。住宅エコポイントなどの住宅取得支援策の拡充も追い風。※日経11-10/11P17
  25. 建材/住設:住宅設備機器・建材6社(同上)2011年9月中間期/△TOTO-経常利益は前年同期比4.3倍の62億円。△クリナップ-新築向けのキッチン販売が早期に回復。主力工場が被災した影響で経常減益。減益幅は縮小。△住生活グル-プ-経常利益は9.52億円の赤字化。4月の統合した事業会社5社の統合コストが利益押し下げた。※同上
  26. 建材/住設:住宅設備機器・建材6社(同上)2011年9月中間期連結/△三和ホ-ルディングス-経常利益は12倍の10億円、△文化シャッタ--経常利益は10億円の黒字化。△不二サッシ-経常利益は1800万円の黒字化。→12年3月期連結見通し/5社が経常損益の改善を見込むが、住生活グル-プと三和ホ-ルディングスは従来予想から増益幅下方修正。※同上
  27. 住設:タカラスタンダ-ド/2011年9月中間期連結-増収増益。売上高746億円(前年同期/623)、経常益63.87億円(同/31.97)、利益34.79億円(同/17.54)。12年3月期連結見通し/売上高1400億円、経常益80.00億円、利益43.00億円。※日経11-2/11P14
  28. 住設:クリナップ/2011年9月中間期連結-最終赤字。売上高464億円(前年同期/509)、経常益4.33億円(同/17.60)、利益▲1.49億円(同/12.49)。12年3月期連結見通し/売上高1000億円、経常益15.00億円、利益4.50億円。※日経11-8/11P12
  29. 住設:ジャニス工業/2011年9月中間期単独-経常増益。売上高21億円(前年同期/19)、経常益1.14億円(同/0.63)、利益0.88億円(同/2.20)。12年3月期単独見通し/売上高44億円、経常益2.20億円、利益1.80億円。※日経11-9/11P16
  30. 住設:能美防災/2011年9月中間期連結-最終黒字化。売上高343億円(前年同期/334)、経常益13.34億円(同/▲1.27)、利益7.18億円(同/▲1.13)。12年3月期連結見通し/売上高815億円、経常益33.00億円、利益19.00億円。※日経11-5/11P14
  31. 住設:ホ-チキ/2011年9月中間期連結-最終赤字。売上高261億円(前年同期/244)、経常益▲3.38億円(同/▲5.48)、利益▲3.40億円(同/▲4.36)。12年3月期連結見通し/売上高590億円、経常益22.00億円、利益9.00億円。※日経11-12/11P14
  32. 住設:パナソニック/蛍光灯の一部製品について、2012年1月1日から出荷価格を14-20%引き上げる。蛍光体に使うレアア-スの高騰(イットリウムやランタン/この1年で3-6倍上昇)のため。店頭では100-200円の値上げになる可能性がある。同社のシェア/3-4割で最大手。他の蛍光灯メ-カ-の価格戦略にも影響を与えそうだ。※日経11-18/11P9
  33. 住設:LED照明/アイリスオ-ヤマ-2012年春、法人向けに特注生産するLED照明の品目数を現状の3倍の1600品目に拡充。汎用品は競争が激しいため、顧客ニ-ズにきめ細かく対応する特注品目で法人需要を取り込む。法人向け売上高/現在の数十億円から12年12月期に200億円を目指す。納期も現在の40日を2週間に短縮。※日経11-23/11P10
  34. 家具:パラマウントベッド/2011年9月中間期連結-増収増益。売上高301億円(前年同期/243)、経常益45.96億円(同/24.34)、利益28.63億円(同/11.43)。12年3月期連結見通し/未発表。※日経11-3/11P14
  35. 家具:岡村製作所/2011年9月中間期連結-最終黒字化。売上高859億円(前年同期/786)、経常益21.88億円(同/1.37)、利益12.86億円(同/▲3.10)。12年3月期連結見通し/売上高1800億円、経常益65.00億円、利益38.00億円。※日経11-5/11P14
  36. 家具:岡村製作所/久松社長表明-「2013年3月期は東京23区で大型オフィスビルの完成相次ぎ、それが連結営業利益を25億円押し上げる」との見通し。ビル完成に伴い新たに生まれるオフィス家具需要(約300億円)の4割(都心シェア/4割)120億円の増収効果。オフィス家具の利益率約2割をもとに25億円程度の営業増益効果という。※日経11-17/11P17
  37. 家具:ロ-ランド/2011年3月中間期連結-経常赤字。売上高369億円(前年同期/392)、経常益▲3.90億円(同/4.09)、利益5.12億円(同/▲5.10)。12年3月期連結見通し/売上高773億円、経常益7.00億円、利益4.00億円。※日経11-10/11P16
合板・木材関連
  1. 合板:輸入合板/輸入合板の対日価格が上昇に転じた。11月積み/代表的な12mm厚のコンクリ-ト型枠用-1立方m580ドル前後(運賃込み)と10月比20ドル高い。対日価格は7-8月積みの680ドルをピ-クに下落していた。約半年ぶりに上昇した。マレ-シア/雨期を迎え、伐採が困難、丸太の出荷量が減少/丸太が値上がり。※日経11-26/11P31
  2. 合板:輸入合板/9月の合板輸入量-前年同月比25%減の約20万立方m、5月に比べ半減。一部の輸入港倉庫/在庫量がピ-クの2/3程度。輸入品を買い控えてきた商社/欠品が懸念される製品を中心に購入を増やしている。輸入コンクリ-ト型枠用合板(12mm厚、コンパネ)の国内価格/1枚1060-1100円。今後/上昇する可能性が高い。※同上
  3. 木材:木質ペレット/内藤鋼業(愛媛県)-林業や製材業から出る未利用資源でつくる木質ペレットのメ-カ-。県内に2つの工場。主力の内子工場/県内最大の年2000トンの生産能力を誇り、県内を中心に製品を供給。価格/10kg入り525円。日本木質ペレット協会情報/10年の生産量-09年比15%増の46,000トン。補助金が後押し※日経11-15/11P37
  4. 木材:米材丸太/木造住宅の梁用製材などに使う米材丸太の11月積み対日輸出価格-前月と同値で決着。価格決定権を持つ中国向け需要が鈍ったことが影響。中国の需要減は長引いており、日本向け価格も下落する可能性が出てきた。※日経11-18/11P27
  5. 木材:米材丸太/指標となる米松IS級(直径30㎝以上)の11月積み成約価格-1000スクリブナ-(約5.4立方m)780ドル前後(船側渡し)。2011年の最高値の6月に比べ3%下落したものの、高値圏を維持。日本国内/木造住宅の建築が高水準で、商社などは必要量の買い付けを続けている。一方で中国の買い付け意欲は鈍い。※同上
  6. 木材:高知県四万十町/窪川町、大正町、四万十中央の3森林組合-2012年4月に合併、「四万十町森林組合」発足。18日/契約締結。新組合/総資産(10.81億円)、事業収益(12.67億円/10年12月期)、森林面積で県内最大。会員数3184人と県で4番目。森林面積(町有林除く)/56,169ヘクタ-ル(県全体の9%)。集成材工場保有。※日経11-18/11P37
不動産・建築・ゼネコン関連
  1. 不動産:オフィスビル(日経情報)/オフィスビル賃貸料下落傾向続く。オフィスビル賃貸料調査(下期/10月中旬調査)/東京の既存ビル(築後1年以上)の募集賃料は3年連続で下落。募集賃料水準を指数化したオフィスビル賃貸料指数(1985年2月=100)/東京-既存ビル115.14と前年同期比10.70ポイント下落、新築ビルは同1.64ポイント高い124.78。※日経11-4/11P11
  2. 不動産:オフィスビル(ビルディング企画情報)/都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)の10月の空室率-前月比0.20ポイント高い7.47%、9カ月ぶりに上昇。新宿区や港区で空室率が上昇。平均募集賃料(共益費含む)/3.3㎡当たり18,955円。前月比で249円(1.3%)安、38カ月連続下落。04年調査開始以来の最低を12カ月連続更新。※日経11-10/11P26
  3. 不動産:オフィスビル(三幸エステ-ト情報)/都心5区(同上)の10月末の空室率-4カ月ぶりに上昇、前月比0.12ポイント高い5.72%。募集賃料/3.3㎡当たり20,624円と前月比で161円(0.8%)下落。大阪市の空室率/0.1ポイント低い10.5%、名古屋市の空室率/0.3ポイント低い9.6%。※同上
  4. 不動産:オフィスビル(三鬼商事情報)/東京都5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)の10月末のオフィスビル平均空室率-8.78%と、前月比0.14ポイント上昇。上昇は7カ月ぶり。欧州の財政不安や円高を背景にテナントが移転を見合わせたり入居していたビルの契約を解除したりしている。地域別では港区や渋谷区の空室率が上昇。※日経11-11/11P26
  5. 不動産:オフィスビル(三鬼商事情報)/東京都5区(同上)の3.3㎡当たりの平均募集賃料(共益費含まず)-前月比45円(0.3%)安い17.011円と38カ月連続で下落。→東京以外の空室率/大阪-11.78%と前月比0.54ポイント上昇。名古屋-0.04ポイント低い11.80%。仙台-0.19ポイント低い15.68%。※同上
  6. 不動産:オフィスビル(シ-ビ-・リチャ-ドエリス情報)/東京オフィスビル市場の短期観測調査-10月の取引価格の指数(DI=「上昇」と回答した割合から「下落」の割合を引いた値)はプラス4。7月より1ポイント改善。取引量のDI(「増加」から「減少」の割合を引いた値)はマイナス5と7月比6ポイント改善。3カ月先/価格、量ともにプラス8。プラス傾向へ。※日経11-26/11P31
  7. 不動産:不動産市場/オフィスビル賃貸やマンション売買などの不動産取引市場で、新築志向が鮮明になってきた。震災を契機に耐震設備や電源などを備える築年数の浅い物件への引き合いが強まっている。欧州債務問題が不動産市場の心理的な弱材料として浮上しているが、企業や消費者に定着した新築志向は、市況の下支え要因。※日経11-10/11P26
  8. 不動産:不動産市場(シ-ビ-・リチャ-ドエリス情報)/東京で各地区が代表する大型ビルの賃貸料(成約ベ-ス)-2011年3月末100に対し、9月末は築年数が浅いビル100.4、古いビル99.1。同社/「年間3ポイントの勢いで差が拡大している」と驚く。マンション/「新築人気」は鮮明。首都圏の新築マンション価格と中古の比率/69.2%、1月から18.9ポイント下落。※同上
  9. 不動産:不動産市場(シ-ビ-・リチャ-ドエリス情報)/2010年10月から11年9月までの1年に新規契約したオフィスの面積を、9月末時点の稼働床面積で割って算出する「需要顕在率」/仙台市-その前の1年間比7.5ポイント高い17.4%。活発な需要は空室率も低下。横浜市-0.8ポイント高い13.1%。東京主要5区/0.6ポイント高い9.7%。※日経12-1/11P26
  10. 不動産:東急不動産/2011年9月中間期連結-最終増益。売上高2410億円(前年同期/2676)、経常益87.38億円(同/359.65)、利益248.11億円(同/21.51)。12年3月期連結見通し/売上高5550億円、経常益270.00億円、利益310.00億円。※日経11-5/11P14
  11. 不動産:住友不動産/2011年9月中間期連結見込み-営業利益は前年同期比約1割減の630億円前後。マンション引き渡し戸数が減少、減収になったことが響いた。主力のオフィス賃貸事業の増益では補えなかった。売上高は約2%減の3000億円程度(予想/未表)。上期に引き渡したマンション戸数/2000戸割れ、通期計画は約4500戸。※日経11-5/11P15
  12. 不動産:住友不動産/2011年9月中間期連結-減収減益。売上高3076億円(前年同期/3757)、経常益445.63億円(同/546.38)、利益233.10億円(同277.52)。12年3月期連結見通し/売上高7100億円、経常益1000.00億円、利益520.00億円。※日経11-8/11P12
  13. 不動産:大手不動産5社(三井不動産・三菱地所・住友不動産・東急不動産・野村不動産ホ-ルディングス)/2011年9月中間期連結-三井不動産や三菱地所などマンション引き渡し戸数が減った4社の経常利益が減少。戸数が伸びた野村不動産HDは増益となり、明暗が分かれた。野村不動産HDのマンション引き渡し戸数/13%増の799戸。※日経11-8/11P12
  14. 不動産:不動産大手の森トラスト/11月内に、JR東京駅に近い東京・京橋で主力ブランドの高層オフィスビル建設に乗り出す。事業規模/800億円程度。東京建物/八重洲の中規模ビルを24日開業。三菱不動産や三菱地所も東京駅周辺で大規模なビル開発を進めている。東京駅周辺のビル供給高まり、地区間競争が激しさを増しそうだ。※日経11-23/11P11
  15. ゼネコン:清水建設/2011年9月中間期連結-増収増益。売上高5604億円(前年同期/5449)、経常益91.30億円(同/70.51)、利益45.31億円(同/17.66)。不動産の投資開発事業で採算性の高い大型案件の売却益計上が寄与し大幅増益。12年3月期連結見通し/売上高13300億円、経常益220.00億円、利益110.00億円。※日経11-9/11P15,17
  16. ゼネコン:大林組/2011年9月中間期連結-経常減益。売上高5448億円(前年同期/5355)、経常益61.49億円(同/74.07)、利益115.05億円(同/49.83)。震災の影響で国内大型工事を中心に進捗遅れや採算が悪化。海外事業で為替差損発生。12年3月期連結見通し/売上高12800億円、経常益285.00億円、利益150.00億円。※日経10-10/11P15,16
  17. ゼネコン:鹿島/2011年9月中間期連結-増収減益。売上高6586億円(前年同期/6515)、経常益191.31億円(同/322.87)、利益60.45億円(同/202.36)。12年3月期連結見通し/売上高14500億円、経常益380.00億円、利益170.00億円。※日経11-11/11P15
  18. ゼネコン:大成建設/2011年9月中間期連結-増収減益。売上高5520億円(前年同期/5496)、経常益82.50億円(同/87.82)、利益14.85億円(同/34.62)。12年3月期連結見通し/売上高13400億円、経常益270.00億円、利益120.00億円。※日経11-11/11P15
  19. ゼネコン:ゼネコン大手4社(鹿島、清水建設、大成建設、大林組)/2011年9月中間期連結-清水建設を除く3社の経常利益減少。震災の復旧工事があり上期は増収だが、民間建築工事減少や、円高による海外事業での為替差損発生が響く。12年3月期連結見通し/経常増益を見込むが、復興需要の受注確保や採算管理徹底が必要。※日経11-11/11P17
  20. ゼネコン:大手ゼネコン4社(大成建設、清水建設、大林組、鹿島)/2011年9月中間期に受注した工事-震災の災害廃棄物(がれき)処理などで土木部門が前年同期比56.4%増加、全体の受注額も8.7%増の1兆7679億円。建築部門はマンションを免震化するなどの理由で見直す動きが相次ぎ、受注高は2%減の1兆3010億円に低迷。※日経11-10/11P10
  21. ゼネコン:ゼネコン大手(大成建設、清水建設、大林組、西松建設、東亜建設、鹿島)/単体の海外での工事受注高が2012年3月期に増加する見通し。円相場の高止まりで顧客企業が海外に生産拠点を移管しているほか、アジアでインフラ整備の需要が増大しているのに対応。海外大型土木工事/巨額の損失処理問題もあり、リスク管理が課題。※日経11-30/11P7
塗料・素材・原油関連
  1. 原油:日本の石油会社が産油国から長期契約で輸入する直接取引(DD)原油の10積み価格/1日確定-輸入量が多いサウジアラビア産を中心に2カ月ぶりに下落。指標の中東産ドバイ原油の月間平均のスポット価格が前月に比べ下落したのが理由。サウジ産エキストラライト/前月比1.2%安の1バレル108.208ドル。ヘビ-/1.1%安い106.008ドル。※日経11-2/11P28
  2. 原油:アジアスポット市場/1日-アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油は下落。2012年1月渡し/1バレル104.80ドル(中心値)、12月積みの前月末値より1.4ドル安い。前日の海外相場安を引き継いだ。「中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が想定以上に悪いことも売りを誘った」。※日経11-2/11P28
  3. 原油:アジアスポット市場/4日-アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油は続伸。2012年1月渡し/1バレル107.65ドル(中心値)と前日比で1.75ドル上昇。欧州中央銀行の金融緩和やギリシャの国民投票見送り観測が強材料となった。「アジアの重油需要が堅調なことも相場を押し上げる材料になっている」(大手商社)。※日経11-5/11P31
  4. 原油:原油価格が反発。アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油/7日-約2カ月ぶりの高値をつけた。2012年1月渡し/1バレル109.90ドル(中心値)と前週末比2.25ドル上昇。6月以降下落していたが、直近安値だった10月上旬から13%上昇し、基調を強めている。今後の原油価格見通し/「期近高・期先安」の傾向を示す。※日経11-8/11P24
  5. 原油:アジアスポット市場/8日-アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油は続伸。2012年1月渡し/1バレル111.05ドル(中心値)、前日から1.15ドル上昇。8月1日以来、約3カ月ぶりの高値。7日/ロンドン先物市場で北海ブレント原油の期近終値が10月14日以来の高値を付けるなど欧米の原油相場高の流れを引き継いだ。※日経11-9/11P31
  6. 原油:原油価格が上昇基調を強めている。ニュ-ヨ-ク市場(NYMEX)の指標油種であるWTI先物の期近終値/10日-1バレル97.78ドルと直近安値から29%上昇し、3カ月ぶりの高値を付けた。ロンドン先物市場の北海ブレント原油/10日-1バレル113.71ドルと直近安値の10月上旬から14%上昇。※日経11-12/11P31
  7. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油/11日-1バレル110.65ドルと直近安値の10月上旬から14%上昇。ドバイ原油の上昇は日本の原油調達コストに直結する。国内のガソリンや需要期を迎えた灯油の店頭価格も上昇する可能性が高い。※同上
  8. 原油:アジアスポット市場/14日-アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油は続伸。2012年1月渡し/1バレル112.10ドル(中心値)と前週末比1.45ドル上昇、約3カ月半ぶりの高値。前週末にイタリアで財政安定法が可決されたことなどを受けた欧米の先物上昇を反映。「強気の見方が増えており当面上昇を試す展開」(大手商社)。※日経11-15/11P26
  9. 原油:アジアスポット市場/17日-アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油は横ばい。取引の中心である2012年1月渡し/1バレル111ドル(中心値)、前日と同値。16日の米原油先物相場は大幅に上昇したが、ドバイ原油は欧州債務問題に対する警戒感から様子見ム-ドが強かった。※日経11-18/11P27
  10. 原油:原油市場でアジア向け指標油種・中東産ドバイ原油が高止まり、欧州の北海ブレント原油を上回る逆転現象発生。背景/欧州の債務問題などで北海ブレントへの売り圧力強まる。22日夕/ドバイ原油-1バレル107.9ドル(中心値)。同時間帯のロンドン先物市場の北海ブレント-107ドル台前半(期近)。WTI期近終値/21日-96.92ドル。※日経11-23/11P26
  11. 原油:ニュ-ヨ-ク市場の原油価格が再び騰勢を強めている。WTI原油先物/16日-1バレル102.59ドル(期近終値)、終値ベ-スで約5カ月半ぶりに100ドル台に乗せた。時間外取引でもWTIは103ドル台で推移。過剰在庫が解消するとの見通しが直接の上昇要因。石油製品の在庫も減少/需給改善を意識した投資マネ-の流入が加速。※日経11-18/11P27
  12. 原油:アジアスポット市場/21日-アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油は小幅反発。2012年1月渡し/1バレル107.80ドル(中心値)と、前週末比0.1ドル上昇。前週末の海外相場は下落したが、足元のドバイ原油の需給に引き締まり感があるのが強材料になった。※日経11-22/11P27
  13. 原油:アジアスポット市場/9日-アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油は続伸。2012年1月渡し/1バレル108.65ドル(中心値)と、前日比1.05ドル上昇。米景気や欧州債務問題に対する悲観論の後退などで前日の欧米先物相場が上昇した流れを引き継いだ。※日経11-30/11P31
  14. 素材:産業素材や燃料の国内在庫が高水準で推移。日経調査/鋼材など主要15品目の9月在庫-10品目で過剰。円高・ドル安で合成樹脂などの輸入が増える一方、輸出の停滞が主因。各メ-カ-/減産を急いでおり、10月末在庫は9品目で減る見込みだが、世界景気の先行き不透明感は強く、適正水準に戻るには時間がかかりそう。※日経11-5/11P31
  15. 素材:ナフサ/石油化学基礎原料のナフサと原油の価格差が縮小し、2年半ぶりの低水準。ナフサと原油の価格差縮小で石油化学メ-カ-の採算悪化し収益力が低下する公算大。ナフサ価格の指標の東京オ-プンスペックの1-18日平均価格/1トン883ドル。中東産ドバイ原油の平均スポット価格/同811ドル。価格差/72ドル、09年5月以来の低水準。※日経11-19/11P31
  16. 素材:塩化ビニ-ル樹脂/東ソ-の南洋事業所(周南市)で13日発生した火災事故を受け、配管などに使う塩化ビニ-ル樹脂のアジア市場価格に先高観が広がってきた。東ソ-系の塩ビメ-カ-の大洋塩ビ/12月から既存契約分を除いて輸出を中断。日本の輸出減少でアジアの需給が引き締まる可能性が出てきた。国内/価格影響見られない。※日経11-29/11P3
  17. 素材:塩化ビニ-ル樹脂/アジア向け出荷価格-現在1トン870ドル。日本の樹脂メ-カ-が中国などの需要家と交渉している12月出荷額/900ドル程度に上昇するとみられる。塩ビのアジア市場価格/10月末以降-900ドルを切る水準で推移、直近のピ-クの5月末比では29%安い。中国などではインフラ整備に使う塩ビ管の需要が底堅い。※同上
  18. 素材:塩化ビニ-ル管(塩化ビニ-ル管・継手協会情報)/10月の塩化ビニ-ル管出荷量-前年同月比0.6%減の26,565トン。10月末在庫/9.4%増の44,356トン。震災後の復旧・復興を見込んで積み増した在庫がさばけず、6カ月連続で前年同月水準を上回る。国内メ-カ-/7月以降の生産量を前年実績以下に削減。今後、減産継続の見通し。※日経11-11/30P31
  19. 素材:鋼材や石油製品など主要商品の企業間取引を指数化した日経商品指数42種(1970年=100)の11月末値/166.651と前月末比2.4ポイント(1.4%)低下、2010年11月以来1年ぶりの低水準。円高や中国などの景気減速で輸入品増加/鋼材などが値下がり、指数下押し。騰落率/1.26%のプラス、上昇幅/4カ月連続縮小。※日経12-1/11P26
  20. 素材:DIC/2011年9月中間期連結-経常減益。売上高3788億円(前年同期/3930)、経常益155.46億円(同/189.36)、利益125.29億円(同/122.31)。ナフサやチタンなど原料価格の上昇が利益を圧迫し、前期比で経常減益。12年3月期連結見通し/売上高7400億円、経常益300.00億円、利益170.00億円。※日経11-9/11P16
  21. 塗料:アサヒペン/2011年9月中間期連結-増収増益。売上高83億円(前年同期/81)、経常益4.81億円(同/3.15)、利益2.12億円(同/1.49)。12年3月期連結見通し/売上高154億円、経常益5.90億円、利益3.00億円。※日経11-3/11P14
  22. 塗料:トウペ/2011年9月中間期連結-最終赤字。売上高74億円(前年同期/75)、経常益▲1.67億円(同/0.11)、利益▲2.45億円(同/0.02)。12年3月期連結見通し/売上高150億円、経常益▲2.00億円、利益▲2.90億円。※日経11-5/11P14
  23. 塗料:日本ペイント/2011年9月中間期連結-減収減益。売上高1068億円(前年同期/1151)、経常益64.70億円(同/111.07)、利益35.31億円(同/71.96)。12年3月期連結見通し/売上高2260億円、経常益190.00億円、利益120.00億円。※日経11-9/11P16
  24. 塗料:日本特殊塗料/2011年9月中間期連結-減収減益。売上高144億円(前年同期/157)、経常益3.22億円(同/9.61)、利益3.51億円(同/10.92)。12年3月期連結見通し/売上高313億円、経常益11.80億円、利益9.50億円。※日経11-9/11P16
  25. 塗料:ロックペイント/2011年9月中間期単独-経常減益。売上高109億円(前年同期/109)、経常益4.92億円(同/7.24)、利益3.51億円(同/2.97)。12年3月期単独見通し/売上高215億円、経常益6.80億円、利益5.00億円。※日経11-9/11P16
  26. 塗料:関西ペイント/2011年9月中間期連結-経常減益。売上高1209億円(前年同期/1204)、経常益93.48億円(同/135.96)、利益49.58億円(同/73.20)。12年3月期連結見通し/売上高2700億円、経常益215.00億円、利益140.00億円。※日経11-11/11P16
  27. 塗料:イサム塗料/2011年9月中間期連結-経常増益。売上高40億円(前年同期/39)、経常益5.81億円(同/4.26)、利益2.75億円(同/3.02)。12年3月期連結見通し/売上高79億円、経常益8.00億円、利益4.50億円。※日経11-11/11P16
  28. 塗料:塗料大手2社(関西ペイント、日本ペイント)/2011年9月中間期連結-震災による自動車生産の落ち込みなどで自動車用塗料の売り上げが減少。円高や樹脂など原材料の値上がりも利益を圧迫し、2社とも大幅減益になった。純利益/関西ペイント-前年同期比32%減、日本ペイント-同51%減。※日経11-11/11P17
  29. 塗料:大日本塗料/2011年9月中間期連結-経常減益。売上高340億円(前年同期/345)、経常益7.35億円(同/8.58)、利益4.17億円(同/2.17)。12年3月期連結見通し/売上高710億円、経常益15.00億円、利益7.00億円。※日経11-12/11P14
環境関連
  1. 太陽電池:国内の住宅用太陽光発電システムの価格下落/出力1kw当たりの平均価格-直近1年間で約1割低下、中核部品の太陽電池モジュ-ルも2割以上値下がり。価格競争力に勝る欧州やアジアの海外メ-カ-製品の流入拡大が要因。コスト低減で太陽光発電普及への期待高まるが、価格競争の激化は国内太陽電池メ-カ-の収益低下懸念も。※日経11-3/11P10
  2. 太陽電池:太陽光発電普及拡大センタ-情報/2011年7-9月の国内住宅用太陽光発電システムの平均価格-前年同期比8.5%低下の1kw当たり529,000円で過去最低。06-09年/同60-70万円で推移したが09年の補助金制度再開後、導入量拡大に合わせ価格低下進んだ。コスト構成/モジュ-ルが5割、周辺機器と工事費が各1/4。モジュ-ルのコストが漸減。※同上
  3. 太陽電池:シャ-プ/太陽光エネルギ-を電気に変換する効率が36.9%と世界最高の太陽電池セルを開発。素材の改良で自社が持つ記録を1.1ポイント引き上げた。生産コストが高いため主に人工衛星など宇宙用で、2014年以降の実用化目指す。開発したのは化合物型と呼ばれる太陽電池。シャ-プは宇宙航空研究開発機構に太陽電池を納入。※日経11-5/11P10
  4. 太陽電池:太陽光発電協会情報/2011年度上半期の太陽電池国内出荷量/前年同期比29.6%増の約606,000kw(発電能力ベ-ス/住宅用約543,000kw)。フクシマ原発事故後、住宅用を中心に補助電源や節電対策の引き合い増加。低価格の海外製品の輸入加速、国内出荷に占める割合は17.5%(前年同期比で3%上昇)で過去最高。※日経11-17/11P11
  5. 太陽電池:パナソニック/太陽電池を初めて海外で一貫生産。約500億円を投じ2012年度にマレ-シアに新工場建設。生産能力を現在の1.5倍に拡大(60万kw→90万kw)。円高などに対応しコスト競争力強化狙う。薄型テレビや半導体など不採算事業縮小を相次ぎ決定。反転攻勢へ/成長を見込む環境・エネルギ-分野で大型投資に踏み切る。※日経11-18/11P1
  6. 太陽電池:パナソニック/太陽電池などのエネルギ-関連や省エネ機器など環境関連分野の製品を総合的に提供する「まるごとソリュ-ション事業」で、2018年度に1兆円の売り上げを目指す方針。テレビなど既存の主力事業が苦戦にたたされるなか、環境・エネルギ-分野を軸に成長戦略を描く。※日経11-29/11P13
  7. 太陽電池:東芝/太陽光発電システムと連携するバックアップ電源システム開発。自然災害などでバックアップ電源内の電池を使い切っても、太陽光発電で充電可能。2012年春にも、店舗やオフィス向けに発売。バックアップ電源/リチウムイオン電池採用。400wの機器であれば数時間程度連続使用可。太陽光発電を含むシステム全体の価格/400-500万円程度。※日経11-21/11P9
  8. 太陽電池:太陽光発電関連製品の海外メ-カ-/相次ぎ日本市場の開拓に乗り出す。太陽電池世界2位の中国JAソ-ラ-/丸紅などと組み、住宅向けシステムの販売を開始。建材大手の高島が周辺機器と合わせて組み立て、工務店などに「スマイルソ-ラ-」ブランド名で新築戸建て住宅用として拡販。日本製に比べ工務店向け卸価格/約2割安。※日経11-23/11P9
  9. 太陽電池:太陽光発電関連製品の海外メ-カ-/太陽光発電用の電力変換装置で世界最大手(世界シェア/約4割)の独SMAソ-ラ-・テクノロジ-/2012年春をメドに製品を投入。主要市場の欧州で需要が低迷するなか、12年夏の再生可能エネルギ-の全量買い取り制度の開始などで成長が期待できる日本市場の取り込みを急ぐ。日本法人設立準備中。※同上
  10. スマ-トメ-タ-:経済産業省/電力供給対策の一環として普及を目指すスマ-トメ-タ-(次世代電力計)を、企業や家庭など利用者が電力の使用状況の詳細な情報を把握できる方式に統一。電力会社が独占してきた情報を広く共有する体制を整え、ピ-ク時の使用電力制御、節電サ-ビス、新家電などの新市場を育成。11年度内に規格まとめる。※日経11-7/11P1,3
  11. スマ-トグリッド:三菱地所/2013年度から東京・丸の内周辺のオフィスビル約30棟で、電気を効率的に融通するスマ-トグリッドを導入する。ITを使ってエネルギ-需給を最適化。コ-ジェネレ-ション設備も導入し電力の供給減を分散。東京電力への依存を減らし、災害時に自前で電気を供給して停電を回避できるようにする。テナウトの不安解消を狙う。※日経11-10/11P10
  12. 蓄電池:GE/2012年1月にも日本で産業用大型蓄電池の販売に乗り出す。1台当たり容量/最大4000kw時程度、風力をはじめとする大規模自然エネルギ-発電所の出力変動緩和用として売り込む。電極の材料にニッケルやナトリウムを使用。容量/2000-4000kw時の3種類、価格/未定-1000kw時当たり5000万円から1億円程度。※日経11-18/11P13
  13. 蓄電池:国土交通省/電気自動車(EV)の蓄電池にためた電力を家庭で管理・利用するシステムの開発を支援。EVの走行距離を家庭で管理、蓄電池のたまった未使用電力を家事などに利用可能にし、家庭部門の省エネを進める狙い。住宅の電力消費量を制御する「HEMS」に、EVの充放電や走行省エネ化のための機能追加目指す。※日経11-25/11P5
アジア関係/その他
  1. アジア:中国/大和ハウス工業-2011年度から3年間の中期経営計画の海外不動産投資は前中計期間(08-10年度)の2.5倍の500億円を振り向ける。中国でのマンション開発などで海外市場を開拓し、伸び悩む国内事業を補う。13年度連結売上高/10年度比18%増の2兆円、営業利益/37%増の1200億円に引き上げる。※日経11-9/11P13
  2. アジア:中国/内田洋行-中国でオフィス家具の販路を拡大。2011年内に販売代理店を30社増やして70社にするほか、北京と武漢に営業所新設。電子黒板などのIT機器と家具を組み合わせ、使い勝手を高めたオフィスづくりも提案。中国市場での売上高/2013年7月期に11年7月期実績の10倍の10億円に引き上げる。※日経11-20/11P7
  3. アジア:中国/三菱地所-蘇州でマンション開発。台湾の誠品股イ分との共同事業/タワ-マンション2棟(26階建てと24階建て/総戸数250-300戸)や文化・商業施設の複合開発に参画。三菱地所/中国で住宅開発は初。複合開発プロジェクトは「蘇州工業園区」の27,000㎡の敷地で実施。12月着工、2014年完成予定。約20億円出資。※日経11-29/11P13
  4. アジア:マレ-シア/パナソニック-太陽電池の新工場をマレ-シアに建設すると正式発表。450億円を投じ、2012年12月の生産開始を見込む。太陽電池を海外で一貫生産するのは初。円高などに対応してコスト競争力を高める狙いで、成長を見込む環境・エネルギ-事業の拡大を加速する。関連記事/環境関連99)参照。※日経11-26/11P11
  5. アジア:中国/2011年1-10月の中国の固定資産投資(農家を除く)-前年同期比24.9%増の24兆1365億元(元=約12円)で、伸びは1-9月並み。10月は前月より1.34%増加。1-10月の不動産開発投資/31.1%増の4兆9923億元。うち住宅投資は34.3%増の3兆5832億元。※京貿
  6. アジア:中国/2011年1-10月の分譲住宅販売面積-前年同期比10.0%増の7億9653万㎡。うち住宅販売面積は9.0%の増加。不動産開発企業の2011年の投資資金/20.2%増の6兆8429億元。10月の全国不動産開発景況感指数/100.27。※同上
  7. アジア:中国/不動産情報サ-ビス会社CBRE中国のクリス・ブルック社長情報-「欧州危機の影響は軽微で中国のオフィス市場は拡大する」。中国の注目都市/「賃料上昇が目立つのは北京。北京が焦点/1月から9月にかけて賃料は38.5%上昇」。上海は/「上海の賃料は1月から9月にかけて15%上昇」。多国籍企業/中国で事業拡大。※日経11-18/11P27
  8. アジア:中国/10月の中国70大中都市の新築分譲住宅(低所得層向けの福祉的住宅含まず、以下同じ)の価格-前月に比べ下がった都市は34、前月より増加。前月並みだった都市-20。前月に比べ価格が上がった都市で、上昇率が0.2%を越えたところはなし。前月より価格が下がった都市-2、前月より1増。中古住宅価格も下落傾向。※京貿
  9. アジア:中国/2011年第3四半期-前四半期比の不動産貸出増加額が初めてマイナス成長に。政府の不動産コントロ-ル政策の推進にともない、一部の都市では、不動産売買件数が減少し、不動産価格が下落している。土地の売却件数が減り、底値売却が増えており、デベロッパ-は一様に資金が逼迫してきている。個人消費ロ-ンは増加傾向を保つ。※京貿
  10. アジア:中国/建材製造業-1-9月の利益は前年同期比57.5%増の2146億元。うちセメント製造の利益/130%増の747億元。板ガラス製造の利益/71.3%減の15.7億元(赤字寸前)、生産能力過剰や重複建設など影響。2011年1-10月セメント生産量/前年同期比18%増の17億トン、板ガラス/18%増の6億2362万重量箱。10月/ともに利益減。※京貿
  11. アジア:ベトナム/太平洋セメント-ベトナムに生コンクリ-ト事業に参入。南部の生コンクリ-トメ-カ-のサイゴンRDCを買収、北部には三菱マテリアルと共同で生コン工場新設。セメントから生コンの生産・販売までを一貫して手掛けることで、収益力を高める。セメント工場の生産能力/年間435万トン。太平洋セメントのセメント事業の海外売上比率は約2割。内需減/海外へ。※日経11-11/11P11
  12. 海外:北米/三和ホ-ルディングス-カナダのドア販売・施工大手のクリエイティブドアサ-ビス(CDS)を12月1日付で買収(米子会社通じ)。買収金額/約34億円。全株式取得。ドアの製造から施工、補修まで一貫して手掛ける体制を強化し、北米市場での収益力を高める。CDS/カナダ西部-事業基盤。2011年3月期売上高/約47億円。※日経11-30/11P13
■トピックス:国際森林年記念会議より-森林は多用な機能の供給源/官民の総力で林業 再生めざす-               <日経11-25/11P21,22,23-広告特集>
 ○概要:国土の約7割を森林が占める日本は世界有数の森林大国。しかし近年までは森林が衰退していて森の荒廃が進んでいたのが実態で、持続的な森林資源の活用に大きな懸念が生まれていた。このほど都内で開かれた国際森林年記念会議「<森林・林業再生>から見えてくる、日本の未来」では識者や企業代表が地球温暖化、木質バイオマスエネルギ-など森林を巡る様々な問題について意見が交わされた。※基調講演/サケが森をつくっていた。そしてカナダは林道を元に戻している-作家 C・W・ニコル氏、※講演/世界のバイオマス市場-オ-ストリア・ポリテクニック社代表 レオ・シルンホ-ファ-氏。※事例報告①/保続的森林管理と森林再生への取り組み-住友林業 執行役員・山林環境本部長兼山林部長 片岡明人氏。※事例報告②/森林保有100年の哲学と、これからの森づくり-三井物産 理事 環境・社会貢献部長 青木雄一氏。※パネリスト/東京大学名誉教授 養老孟司氏、経団連自然保護協議会会長 大久保 尚武氏、林野庁林政部長 末松広行氏。※コ-ディネ-タ-/作家 天野礼子女史。レオ・シルンホ-ファ-氏と末松氏のスピ-チの概要は次の通り。
 ○レオ・シルンホ-ファ-氏の講演より:日本とオ-ストリア/世界で森林資源が最も豊かな国に挙げられている。日本の森林面積はオ-ストリアの6倍に達する。木材生産量はほぼ同水準である。木材の熱エネルギ-への活用、いわゆる再資源化ではオ-ストリアは日本の30倍にもなっている。
  △日本とオ-ストリアの比較
                       日本 / オ-ストリア
   人口(人)        1億2700万 / 830万
   森林面積(ha)       2512万 / 390万
   森林率(%)            69 / 47
   木材生産量(立方m)   1760万 /1550万
   木材の熱利用(立方m)    16万 /440万
  温暖化など気候変動が地球規模で深刻さを増す中、再生可能エネルギ-として森林の果たす役割は大きい。欧州連合(EU)に加盟する27カ国/2009年に20年までに全エネルギ-の20%を再生可能エネルギ-にするとの目標を打ち出し、その実現に取り組んでいる。現在、オ-ストリアを含めた5カ国が目標の75%達成。この再生エネルギ-の供給で重要性が増しているのが木材チップや廃材など植物由来の材料を使った木質ペレット。ペレットの市場規模/世界全体で2010年が1500万トン(日本木質ペレツト協会調査/日本-4.6万トン)、20年には4600万トンになると予想されている。ヨ-ロッパが最大の消費市場で北米でも需要が伸長、今後はアジアでも需要が大きく伸びるとみられる。こうした状況を受け、ペレットの大規模生産施設が続々と建設されている。ブラジル、ロシア、中国といった新興国地域でも生産能力100万トン規模の施設が相次いで開設されており、原料調達を巡って各国の争奪戦が激化している。環境に優しいバイオマスエネルギ-の普及は、化石燃料依存から脱却する持続可能な手法として、森林の再生とともに私たちが責任を持って役割を担っていくべきであろう。
 ○パネリスト/末松氏のスピ-チより:森林問題の今までの取り組みの集大成が「森林・林業再生プラン」。木材の安定供給体制を構築し、<もうかる林業>を実現するため、まず路網(作業道)整備を徹底する。路網密度の高いドイツは、日本と同様の人工林面積だが、木材の生産・輸出量とも日本を大きく上回る。
   △日本とドイツの比較                            
                       日本 / ドイツ
   林内路網密度(m/ha)     17 / 118
   森林面積(ha)        2512万 / 1108万
   木材生産量(立方m)    1760万 / 4810万
   木材輸出量(立方m)     70万 / 2920万
   自給率(%)                28 / 87
  これから10年でドイツ並みの路網密度を達成したい。次に、林業の集約化を促進して低コスト化を図り、間伐材を搬出して有効活用するなど、<強い林業>へと再生していく。法制面でも後押ししている。公共建築物への木材利用を促進する法律を制定し、施業の集約化を進めやすくするため、「森林法」を改正した。<森林・林業再生元年>と位置づけ、今後も支援政策を準備している。
 ○2011年国際森林年メッセ-ジ-主項目-森のチカラで、日本を元気に-我々一人一人が取り組みたい行動の提案-

※人づくり
   ①森林や木に親しむ気持ちを育てましょう。
   ②森林に関わる文化と技術を伝承、維持、発展させましょう。
※森づくり                                 
   ①世界有数の生物多様性豊かな森林資源を保全し、持続可能で豊かな森林づくりを
    実現しましょう。
   ②林業・木材産業などの経済活動を通じて、質の高い森林資源の持続と循環利用を実現しよう。
※木づかい 
   ①地域材をはじめ森林の多用な資源を優先的に使用し、地域振興を進めましょう。
   ②建材だけにとどまらない森林資源を活用したライフスタイルへの転換を進めましょう。
  ※震災復興                                 
   ①地域材などを活用して林業や木材産業を振興し、雇用を増やしましょう。
   ②震災を契機に新たな決意で森林づくりに取り組みましょう。 
                                        
■情報源:※日経=日本経済新聞 四国版 ※京貿=国際貿易促進協会京都総局
※国貿=国際貿易