■住宅関連情報/2014年5月 ■             
<住宅、リフォ-ム、ロ-ン、建材・住設・家具・合板・木材、建築・ゼネコン・不動産、塗料・素材、環境、アジア>

住宅関連
  1. マンション動向:不動産経済研究所情報/首都圏のマンション販売に減速懸念が出ている。4月の発売戸数/前年同月に比べ4割近く減少。建設現場の職人不足などで建設コストが上昇、販売価格が上がっており、消費者の間に様子見のムードが広がっているようだ。好調を維持してきたマンション販売に陰りが見え始めている。※日経5-20/14P11
  2. マンション動向:同上/4月の首都圏のマンション発売戸数-前年同月比39.6%減の2473戸。減少率は2009年3月(46.2%)以来、約5年1カ月ぶりの大きさ。近畿圏の発売戸数-9.3%減の1222戸、5カ月連続で減少。1-4月に首都圏で販売されたマンションの平均価格は前年同期に比べて約8%上昇。消費者/手を出しづらい価格水準に(同研究所)。※同上
  3. 住宅着工動向:国土交通省情報/4月の新設住宅着工戸数-75,286戸、前年同月比3.3%減、3月に続いて2カ月連続減。内訳/持ち家-23,799戸で、前年同月比16.1%減。借家-31,177戸、12.0%増。分譲住宅-19,710戸、7.8%減。分譲住宅/戸建て住宅-10,737戸、1.7%増。マンション-8902戸、16.9%減、3カ月連続減。※日経BP社5-30/14
  4. 住宅:ヤマダ電気/住宅展示場に併設した郊外型店舗を2年後メドに5倍に拡大。駐車場の一角に省エネ型モデル住宅が建つ店舗を現在の4店舗から20店舗へ。掃除ロボットや4Kテレビなど主力の家電販売だけでなく、水回り商品や内外装の商材も売り込めるようにする。主力の家電製品の頭打ちが予想される中、住宅関連事業に注力。※日経5-5/14P11
  5. 住宅:住友林業/2014年3月期連結-増収増益。売上高9729億円(前期/8451)、経常益335.67億円(同/269.81)、利益225.31億円(同/159.23)。15年3月期連結見通し/売上高9900億円、経常益320.00億円、利益180.00億円。※日経5-9/14P18
  6. 住宅:日本ハウズイング/2014年3月期連結-増収増益。売上高791億円(前期/700)、経常益48.18億円(同/43.72)、利益26.12億円(同/23.75)。15年3月期連結見通し/売上高811億円、経常益48.40億円、利益28.30億円。※日経5-9/14P18
  7. 住宅:大和ハウス工業/2014年3月期連結-増収増益。売上高27003億円(前期/20079)、経常益1763.66億円(同/1453.95)、利益1020.95億円(同/662.74)。純利益1000億円超えは初。相続税対策として賃貸住宅を建てる顧客が増加。15年3月期連結見通し/売上高28000億円、経常益1690.00億円、利益1050.00億円。※日経5-10/14P16
  8. 住宅:旭化成/2014年3月期連結-増収増益。売上高18977億円(前期/16666)、経常益1428.65億円(同/951.25)、利益1012.96億円(同/537.12)。部門別営業利益(単位/億円)/住宅629、ケミカル388、医薬医療302、エレクトロニクス142、他。15年3月期連結見通し/売上高20160億円、経常益1510.00億円、利益900.00億円。※日経5-10/14P14
  9. 住宅:ミサワホーム/2014年3月期連結-増収増益。売上高4260億円(前期/3946)、経常益126.98億円(同/120.29)、利益104.00億円(同/99.20)。15年3月期連結見通し/売上高4400億円、経常益100.00億円、利益90.00億円。※日経5-10/14P16
  10. 住宅:三井ホーム/2014年3月期連結-増収増益。売上高2472億円(前期/2183)、経常益45.28億円(同/8.77)、利益18.80億円(同/6.48)。15年3月期連結見通し/売上高2500億円、経常益41.00億円、利益20.00億円。※日経5-10/14P16
  11. 住宅:三井ホーム/木造住宅用の制震装置を開発。構造用の壁に「くの字」型の制震ダンパーを筋交いのように取り付け、特殊なゴムで地震の揺れを吸収。揺れを最大で15%抑えられるという。価格/1基20万円程度。まず新築向けに、東京近郊で販売。室内の壁に組み込んで2階建てには2基、3階建てには4基設置。※日経5-23/14P14
  12. 住宅:サンヨーホームズ/2014年3月期連結-増収増益。売上高579億円(前期/408)、経常益24.79億円(同/4.96)、利益13.89億円(同/2.61)。15年3月期連結見通し/売上高718億円、経常益24.00億円、利益15.00億円。※日経5-10/14P16
  13. 住宅:レオパレス21/2014年3月期連結-増収増益。売上高4710億円(前期/4542)、経常益115.74億円(同/110.91)、利益152.29億円(同/133.35)。15年3月期連結見通し/売上高4935億円、経常益130.00億円、利益120.00億円。※日経5-10/14P18
  14. 住宅:細田工務店/2014年3月期連結-最終黒字化。売上高197億円(前期/222)、経常益4.09億円(同/▲15.90)、利益3.12億円(同/▲14.78)。15年3月期連結見通し/売上高204億円、経常益2.17億円、利益1.97億円。※日経5-13/14P16
  15. 住宅:すてきナイス(首都圏を中心に住宅関連事業展開)/松山市で住宅事業開始。西日本へ初進出。耐震性の高さなどが特徴の戸建て住宅の建築を請け負う。ホームセンター大手のダイキと組んで、中古住宅を買い取り抜本的に改修して再販するリノベーション住宅も手掛ける。松山市を皮切りに四国の他地域にも進出する計画。ナイスホーム四国設立。※日経5-13/14P33
  16. 住宅:すてきナイスグループ/2014年3月期連結-増収増益。売上高2704億円(前期/2274)、経常益18.90億円(同/17.97)、利益10.30億円(同/9.10)。15年3月期連結見通し/売上高2670億円、経常益19.00億円、利益11.00億円。※日経5-10/14P18
  17. 住宅:エムジーホーム/2014年3月期単独-最終増益。売上高30億円(前期/34)、経常益1.01億円(同/1.16)、利益1.05億円(同/1.01)。15年3月期単独見通し/売上高40億円、経常益1.60億円、利益1.40億円。※日経5-13/14P16
  18. 住宅:エイジーホーム/新社長-辻本 正人氏(つじもと・まさと)。2010年E-エスコ(現VTホールデイングス子会社のMIRAIZ)常務。43歳(6月26日就任。加藤隆司社長は退任)。※日経5-26/14P12
  19. 住宅:タカラレーベン/2014年3月期連結-増収増益。売上高719億円(前期/649)、経常益91.81億円(同/57.92)、利益58.69億円(同/40.74)。15年3月期連結見通し/売上高770億円、経常益95.00億円、利益59.00億円。※日経5-13/14P16
  20. 住宅:大京/2014年3月期連結-経常減益。売上高3338億円(前期/3026)、経常益168.65億円(同/202.70)、利益218.29億円(同/155.35)。15年3月期連結見通し/売上高3300億円、経常益178.00億円、利益135.00億円。※日経5-14/14P16
  21. 住宅:アーバンライフ/2014年3月期連結-最終黒字化。売上高22億円(前期/23)、経常益3.68億円(同/3.54)、利益3.35億円(同/▲2.91)。15年3月期連結見通し/売上高24億円、経常益3.80億円、利益3.50億円。※日経5-14/14P16
  22. 住宅:長谷工コーポレーション/2014年3月期連結-増収増益。売上高5875億円(前期/5589)、経常益254.05億円(同/199.76)、利益248.30億円(同/130.64)。15年3月期連結見通し/売上高6500億円、経常益300.00億円、利益180.00億円。マンション建設が好調なうえ、労務費の上昇を見込んだ好採算案件が増える。特別利益は減。※日経5-15/14P17
  23. 住宅:アズマハウス/2014年3月期単独-増収増益。売上高132億円(前期/100)、経常益15.72億円(同/10.10)、利益10.30億円(同/5.65)。15年3月期単独見通し/売上高132億円、経常益16.75億円、利益10.34億円。※日経5-15/14P17
  24. 住宅:飯田グループホールディングス/2014年3月期連結-初連結。売上高7537億円、経常益547.52億円、利益338.09億円。15年3月期連結見通し/売上高12300億円、経常益780.00億円、利益447.00億円。※日経5-16/14P19
  25. 住宅:土屋ホールディングス/2014年4月中間期連結-最終赤字。売上高119億円(前年同期/97)、経常益▲2.64億円(同/▲5.94)、利益▲2.54億円(同/▲6.21)。14年10月期連結見通し/売上高282億円、経常益8.10億円、利益5.75億円。※日経5-31/14P15
  26. 住宅:群馬県が地盤の住宅メーカーのHABIT CRAFT/29日付で三沢千代治会長(76)が社長を兼務した。三沢氏/ミサワホームの創業者。高橋哲雄社長(58)は健康上の理由から取締役を退任。※日経5-30/14P15
  27. 住宅:中古住宅/不動産販売のウィル-阪神間にある旅館などの老朽建築物をシェアハウスに改修する事業を開始。第1弾/西宮市の老舗旅館だった建物を学生向けに大規模改修、入居者と同世代である近畿の大学などで建築を学ぶ学生から設計案を募り、改修に反映。2年後までに同様の手法で計4カ所程度で手がける方針。※日経5-17/14P11
  28. 住宅:中古住宅/東京カンテイ情報-首都圏の中古マンション価格が下落。4月の首都圏の中古マンション平均価格(70㎡換算)/3月比0.7%安の2842万円。2カ月連続で下落。消費税率の引き上げで、消費者の間で購入を敬遠する動きがひろがったもよう。神奈川・千葉・埼玉の3県で下落。東京23区の平均価格/4150万円と横ばい。※日経5-23/14P20
  29. 住宅:中古住宅/同上-中部圏は愛知県が前月比0.4%安く、2カ月連続で下落。近畿圏は大阪府が1.6%高い。中古マンションの売買は仲介会社の手数料に消費税が課せられる。取引件数も減少/東日本不動産流通機構情報-4月の首都圏の成約件数は3月比約3割減。埼玉県や神奈川県などで落ち込んだ。※同上
  30. 住宅:空き家/エイブル-宿泊サイト運営の「とまれる」と組み、マンションや1軒家などの空き物件に旅行者が泊まれるサービスを今秋をメドに開始。旅館業法の適用を除外される国家戦略特区の制度(秋ごろに自治体が詳細な要件を決める見通し)を活用。「とまれる」は今秋、宿泊用に貸し出し可能な空き物件の登録サイトを立ち上げ予定。※日経5-23/14P13
  31. 地価:国土交通省/4月時点の地価動向報告-調査対象の79%に当たる119地区で3カ月前に比べ上昇。企業や投資家の不動産取得が活発になり、オフィスや店舗などの商業地を中心に地価を押し上げている。ただ東京圏の郊外など一部の住宅地では、建築費の高騰や消費増税が地価上昇を抑え始めている。※日経5-31/14P5
  32. 米国:米商務省情報/4月の米住宅着工戸数(季節調整済み/年率換算)-前月の改定値比13.2%増の1,072,000戸。市場予想の平均(975,000戸)を大幅に上回り、3カ月連続の増加。前年同月比では26.4%の増加。※日経5-17/14P7
住宅リフォーム関連
  1. HC:ナフコ/2014年3月期連結-増収減益。売上高2326億円(前期/2241)、経常益122.60億円(同/155.58)、利益59.82億円(同/68.25)。15年3月期連結見通し/売上高2370億円、経常益126.00億円、利益70.00億円。※日経5-10/14P19
  2. 住宅リフォーム:長谷工コーポレーション/タブレットを使って消費者にマンションのリフォームを提案するシステムを開発。現在の住まいの性能を省エネや快適性など12項目について5段階で評価し、改修工事で性能がどれだけ向上するかが確認できる。リフォームの効果を示し、受注拡大や工事単価の引き下げにつなげる。新システム/「すまいプラス」。※日経5-17/14P11
  3. 住宅リフォーム:経済産業省/リフォーム後の1戸建てや集合住宅の資産価値を評価する新基準を導入。築年数がたっても省エネ性能や耐震性が上がれば、資産価値に反映できるようにする。今夏に新たな基準を使った売買や融資の実証事業実施。中古住宅の価格にリフォームが反映されるようにして、大規模の修繕、HEMSの導入を後押し。※日経5-30/14P5
住宅ロ-ン関連
建材・住設・家具関連
  1. 建材:建設用鋼材/日本鉄鋼連盟情報-韓国や中国から鋼材輸入が急増。2014年1-3月の普通鋼材輸入量/1,370,000トンと前年同期比46.6%増、00年以降で最高。中国勢が過去最高水準の生産を続け東アジア全体の鉄鋼需要が緩む中、鋼材関連などの需要が堅調な日本に鋼材が大量に流入。国内鉄鋼大手などは警戒感強める。※日経5-3/14P14
  2. 建材:建設用鋼材/日本鉄鋼連盟情報-2013年度の普通鋼鋼材受注量は前年度比1.5%増の71,873,000トン。2年連続で前年度を上回った。4月の消費税率引き上げ前に13年後半以降、自動車やマンションに使う鋼材の受注が大きく伸びたのが主因。H形鋼や棒鋼などの建設用/6.5%増の6,870,000トン。産業機械用も好調だった。※日経5-10/14P15
  3. 建材:建設用鋼材/同上-3月単月の全受注量は5,853,000トンと3カ月連続で前年同月を下回った。輸出の低迷に加え、消費増税前の駆け込み需要の反動で自動車が9カ月ぶりに前年同月を下回ったのが影響。鉄鋼業界/「反動減による下落幅は当初想定より緩やか」(鉄連)との見方が多い。※同上
  4. 建材:建設用鋼材/ビル建設などに使うH形鋼の4月末の流通在庫-半年ぶりに前月比減。鋼材メーカーが需給の引き締めを狙って受注制限したのが効いた。先安観は薄らぎつつある。「ときわ会」/15日まとめ-4月末の国内在庫は前月比2.1%減の228,500トン。在庫率も2.68カ月と前月末の2.76カ月から低下。見通し不透明。※日経5-16/14P23
  5. 建材:建設用鋼材/東京製鉄-少なくとも5月内は鋼材の減産を続けると表明。生産量/4-5月の平均で1-3月期比5%少ない193,000トンになる見込み。建設現場の工期遅れで鋼材需要が減っていることに対応する。市場の需給を引き締めるのが目的で、6月の販売価格は全品種で5月から据え置く。※日経5-20/14P19
  6. 建材:建設用鋼材/同上-H形鋼の市中価格はゼネコンの前倒し発注が相次いだ2013年末まで上昇した後、年明けからは1トン80,000-82,000円と横ばいで推移していた。東京製鉄/7-9月期に鋼材需要が回復すると見込み、今後は再び値上げに踏み切る可能性を示唆。※同上
  7. 建材:建設用鋼材/鉄筋として使われる異形棒鋼が値下がり。東京地区の市中価格(大口需要家渡し)/現在-1トン66,000-67,000円。2013年9月から14年1月にかけて13%値上がりした後、3月からは2000円強下落。大阪地区の価格/約4000円安い水準。電炉各社/3月ごろから減産、荷動き不振、需給は締まらない。※日経5-29/14P20
  8. 建材:産業資材/合成樹脂や印刷用紙の3月末在庫-2月末比減。消費税率引き上げを前にした駆け込み需要が旺盛で、出荷が伸びた。在庫減が目立つのは合成樹脂。建材や自動車に使う薄鋼板の主要3品目(熱延、冷延、表面処理)のメーカー・流通在庫は前月より11.8万トン多い410.6万トン。H形鋼の3月末在庫/前月比7%増。※日経5-9/14P23
  9. 建材:産業資材/人手不足が生コンクリートやH形鋼など高水準だった建設資材の荷動きを鈍らせている。ビル建築などに使う生コンクリート/首都圏の出荷量は4月も3カ月連続で前年を下回った。ビル建設などの鉄骨に使う鋼材のH形鋼/荷動きが伸びない。鉄骨加工業の人手不足で、年明けから建設現場の工期遅れが進む、未改善。※日経5-27/14P21
  10. 建材:産業資材/産業資材や燃料などの企業間取引価格を指数化した日経商品指数42種(1970年=100)の5月末値-186.105、前月比0.6%低下。木材や鋼材など住宅向け資材の値下がりが主因。消費増税にともなう住宅着工の減少が響いている。前月比での低下は3カ月連続で、下げ幅は前月の0.2%から大きくなった。※日経5-31/14P19
  11. 建材:南海プライウッド/2014年3月期連結見込み-純利益は前の期比2倍の7.87億円。従来予想(5.60億円)から上方修正。売上高は8%増の145億円。消費増税前の駆け込み需要で住宅着工が増えたことを背景に主力の収納材製品が伸び、工場稼働率も向上。配当も2円増しの年10円(従来予想は8円)にした。※日経5-10/14P39
  12. 建材:南海プライウッド/2014年3月期連結-増収増益。売上高145億円(前期/134)、経常益13.88億円(同/8.49)、利益7.87億円(同/3.93)。15年3月期連結見通し/売上高142億円、経常益6.30億円、利益4.00億円。※日経5-14/14P16
  13. 建材:ウッドワン/2014年3月期連結-増収減益。売上高692億円(前期/640)、経常益16.67億円(同/19.98)、利益17.22億円(同/27.43)。15年3月期連結見通し/売上高693億円、経常益16.00億円、利益20.00億円。※日経5-10/14P19
  14. 建材:パナソニック/新製品-手触りにこだわった床材「Archi-spec YUKA木肌触感タイプ」。天然木の持つ木肌の手触りを再現した床。木の家具などの工芸家と共同開発、ブナ・ナラ・キリの3種類の木目を用意。汚れや傷に強いシート採用。ワックスかけなどが不要、手入れの手間が省ける。価格/税・工事費別で1坪43,000円。6月2日発売。※日経5-10/14P11
  15. 建材:大建工業/2014年3月期連結-経常減益。売上高1803億円(前期/1581)、経常益50.26億円(同/56,69)、利益25.46億円(同/13.18)。15年3月期連結見通し/売上高1730億円、経常益62.00億円、利益30.00億円。※日経5-13/14P16
  16. 建材:ニチアス/2014年3月期連結-増収増益。売上高1471億円(前期/1370)、経常益110.57億円(同/97.52)、利益63.17億円(同/59.36)。15年3月期連結見通し/売上高1550億円、経常益120.00億円、利益75.00億円。※日経5-13/14P16
  17. 建材:東洋シャッター/2014年3月期連結-増収増益。売上高188億円(前期/175)、経常益11.47億円(同/5.66)、利益6.72億円(同/5.08)。15年3月期連結見通し/売上高190億円、経常益12.00億円、利益7.00億円。※日経5-13/14P16
  18. 建材:不二サッシ/2014年3月期連結-経常増益。売上高986億円(前期/921)、経常益33.54億円(同/23.42)、利益24.78億円(同/31.19)。15年3月期連結見通し/売上高1000億円、経常益28.00億円、利益20.00億円。※日経5-15/14P16
  19. 建材:三和ホールディングス/2014年3月期連結-増収増益。売上高3119億円(前期/2659)、経常益203.16億円(同/139.88)、利益101.61億円(同/71.81)。首都圏を中心に建設が相次ぐ物流施設向けに重量シャッターが伸びた。15年3月期連結見通し/売上高3290億円、経常益215.00億円、利益115.00億円。※日経5-15/14P16
  20. 建材:三和ホールディングス/新社長-南本 保氏(みなみもと・たもつ)。1997年(平成9年)三和シャッター工業(現三和ホールディングス)入社。04年取締役。10年執行役員副社長。大阪府出身。69歳(6月26日就任。高山俊盛会長兼社長は代表権のある会長に)。※日経5-15/14P12
  21. 建材:文化シャッター/2014年3月期連結-増収増益。売上高1266億円(前期/1129)、経常益105.43億円(同/67.79)、利益79.57億円(同/67.34)。15年3月期連結見通し/売上高1340億円、経常益110.00億円、利益80.00億円。※日経5-16/14P18
  22. 建材:三協立山/新製品-ガーデンテラス「スマーレ サイドクローズタイプ」。前面にパネルをはめ込んだテラス屋根の側面に引き戸を付けた。可動式のルーバーがついており、家の壁際に流れる風を効率的に集めることができる。ルーバーを開けた場合は約4倍、引き戸全体を開けると約8倍、風の通りが良くなるという。価格/税別599,600円。発売中。※日経5-13/14P11
  23. 建材:永大産業/2014年3月期連結-増収増益。売上高659億円(前期/614)、経常益41.35億円(同/23.63)、利益25.66億円(同/16.74)。15年3月期連結見通し/売上高652億円、経常益37.30億円、利益24.00億円。※日経5-14/14P16
  24. 建材:ニチハ/2014年3月期連結-増収増益。売上高1141億円(前期/1010)、経常益93.95億円(同/71.15)、利益56.39億円(同/45.15)。15年3月期連結見通し/売上高1080億円、経常益75.00億円、利益46.00億円。※日経5-14/14P16
  25. 建材:名古屋木材/2014年3月期連結-増収増益。売上高59億円(前期/51)、経常益0.38億円(同/0.37)、利益0.24億円(同/0.23)。15年3月期連結見通し/売上高60億円、経常益0.70億円、利益0.40億円。※日経5-15/14P16
  26. 建材:大日本木材防腐/2014年3月期連結-増収増益。売上高278億円(前期/234)、経常益5.70億円(同/4.78)、利益3.24億円(同/2.66)。15年3月期連結見通し/売上高261億円、経常益4.40億円、利益2.60億円。※日経5-15/14P16
  27. 建材:ノザワ/2014年3月期連結-増収増益。売上高202億円(前期/172)、経常益22.31億円(同/10.10)、利益8.58億円(同/5.68)。15年3月期連結見通し/売上高195億円、経常益20.00億円、利益12.80億円。※日経5-15/14P16
  28. 建材:住友大阪セメント/2014年3月期連結-増収増益。売上高2350億円(前期/2190)、経常益224.00億円(同/146.12)、利益133.31億円(同/74.60)。15年3月期連結見通し/売上高2360億円、経常益220.00億円、利益121.00億円。※日経5-14/14P16
  29. 建材:太平洋セメント/2014年3月期連結-増収増益。売上高8402億円(前期/7476)、経常益695.90億円(同/326.67)、利益352.23億円(同/113.29)。15年3月期連結見通し/売上高8580億円、経常益650.00億円、利益350.00億円。※日経5-14/14P16
  30. 建材:セメント2社(太平洋セメント/住友大阪セメント)/2014年3月期連結-セメント需要の増加で太平洋セメントは7期ぶり、住友大阪セメントは2期連続で経常利益が過去最高を更新。震災復興需要やマンションの着工増で、販売数量が想定以上に伸びた。※日経5-14/14P17
  31. 建材:セネント/セメント協会情報-4月の国内セメント販売量は3,680,000トンで前年同月比1.3%増。16カ月連続で前年を上回ったものの、伸び率は3月の5.3%から縮小。首都圏を中心に鉄筋工など人手不足による建設工事の遅れが続き、生コンクリート向け出荷が減っている。※日経5-23/14P20
  32. 建材:セメント/同上-首都圏(1都3県)の販売量/3.5%減の850,000トン、3カ月連続のマイナス。東京地区生コンクリート協同組合の生コン出荷量は13.8%減、都心での引き合い弱い。東北/0.4%増の360,000トン。2013年度は復興需要で15.8%増。九州/440,000トンで1.0%減と減速へ。沖縄/26.6%増の16,000トン。輸出/13.1%減の570,000トン。※同上
  33. 建材:セメント/日本製紙-セメントに混ぜて使うと長持ちさせられる材料の製造販売を始める。石巻工場の石炭ボイラーから出る焼却灰を原料として活用。2-3年後をメドに同工場内で製造設備を稼動。生産するのは、コンクリートの性能を高めるために添加する混和材(化学反応で小さな隙間やひび割れを埋めて修復する作用がある)。※日経5-26/14P11
  34. 建材:樹脂窓/住設大手(YKKAP、LIXILグループ)-戸建て住宅向けに省エネ効果の高い樹脂製サッシの窓「樹脂窓」を増産。樹脂窓/アルミサッシに比べ年間の冷暖房費を2-3割削減、節電意識の高い消費者向けに需要拡大。YKKAP/今夏、2工場稼動、2014年度の生産量は13年度比6割増へ。LIXIL/年内に北海道工場に新ライン導入。※日経5-14/14P11
  35. 建材/住設:LIXILグループ/2014年3月期連結-増収増益。売上高16286億円(前期/14363)、経常益749.37億円(同/530.63)、利益447.55億円(同/213.47)。経常利益は7年ぶりに過去最高更新。利益率の高いリフォーム向け住設機器が伸びた。15年3月期連結見通し/売上高17600億円、経常益815.00億円、利益490.00億円。※日経5-8/14P14
  36. 建材/住設:LIXILグループ/経営改革が第2段階に入った。米GE出身の藤森義明社長のもと、5000億円を投じた大型M&Aは一段落。相乗効果を引き出すことに移る。「プロの経営者」の手腕を期待されるトップになって8月で丸3年。海外売上高1兆円という目標にどう挑むのか。※日経5-28/14P13
  37. 建材/住設:LIXILグループ/同上・・・海外売上高/社長就任時-500億円程度、2014年3月期-約2900億円、20年3月期売上高目標は社長就任時の20倍の1兆円を掲げている。4月中旬に発足したばかりの「グローバル経営委員会(GMC)」の初会合に出席。GMCの発足と並行して具体策も打ち始めた。※同上
  38. 住設:クリナップ/2014年3月期連結-増収増益。売上高1287億円(前期/1135)、経常益84.70億円(同/43.72)、利益49.70億円(同/25.06)。15年3月期連結見通し/売上高1270億円、経常益64.00億円、利益37.00億円。※日経5-9/14P18
  39. 住設:タカラスタンダード/2014年3月期連結-増収増益。売上高1827億円(前期/1585)、経常益168.74億円(同/115.47)、利益101.83億円(同/64.88)。15年3月期連結見通し/売上高1870億円、経常益180.00億円、利益110.00億円。※日経5-14/14P16
  40. 住設:ジャニス工業/2014年3月期単独-増収増益。売上高50億円(前期/47)、経常益2.70億円(同/2.68)、利益2.33億円(同/2.20)。15年3月期単独見通し/売上高50億円,経常益2.80億円、利益2.40億円。※日経5-14/14P16
  41. 住設:ホーチキ/2014年3月期連結-増収増益。売上高677億円(前期/617)、経常益27.16億円(同/19.21)、利益15.39億円(同/10.07)。15年3月期連結見通し/売上高685億円、経常益30.00億円、利益18.00億円。※日経5-10/14P19
  42. 住設:リンナイ/2014年3月期連結-増収増益。売上高2869億円(前期/2518)、経常益369.10億円(同/290.64)、利益232.54億円(同/193.71)。15年3月期連結見通し/売上高3130億円、経常益378.00億円、利益238.00億円。※日経5-10/14P19
  43. 住設:ニフコ/2014年3月期連結-増収増益。売上高1851億円(前期/1399)、経常益170.22億円(同/109.46)、利益97.71億円(同/53.48)。15年3月期連結見通し/売上高1950億円、経常益175.00億円、利益100.00億円。※日経5-14/14P16
  44. 住設:良品企画/「無印良品」運営の良品企画と住宅建材のインターネット通販大手のサンワカンパニーは住宅設備機器を共同開発。6月にもシンプルなデザインのキッチンを両社の販路を通じ販売。共同開発拡充も検討。発売製品/ステンレス製キッチンや天然木を表面に取り入れたシステムキッチンなど3品目、価格は89,000-582,000円(付属機器や施工費除く)。※日経5-30/14P11
  45. 家具:岡村製作所/2014年3月期連結-増収増益。売上高2113億円(前期/1948)、経常益100.67億円(同/80.98)、利益61.13億円(同/52.69)。15年3月期連結見通し/売上高2200億円、経常益115.00億円、利益73.00億円。※日経5-10/14P18
  46. 家具:パラマウントベッドホールディングス/2014年3月期連結-増収増益。売上高727億円(前期/667)、経常益123.57億円(同/119.81)、利益73.84億円(同/70.93)。15年3月期連結見通し/売上高750億円、経常益123.00億円、利益74.00億円。※日経5-14/14P16
  47. 家具:フランスベッドホールディングス/2014年3月期連結-増収増益。売上高548億円(前期/508)、経常益27.84億円(同/20.18)、利益13.97億円(同/11.30)。15年3月期連結見通し/売上高550億円、経常益27.00億円、利益14.00億円。※日経5-16/14P18
  48. 家具:ローランド/MOB(経営陣が参加する買収)を実施。電子楽器の販売低迷が続く中、非上場化により経営の意思決定を迅速にし、事業の選択と集中など構造改革を進める。成立すれば上場廃止になる。三木純一社長が代表を努める会社が全株式の取得を目指す。15日~6月25日の期間でTOB実施。買収額/最大416億円。※日経5-15/14P13
合板・木材関連
  1. 合板:国産合板/農林水産省情報-針葉樹合板の国内メーカーの4月末時点の在庫は前月比19%増の114,899立方m、2カ月連続増。合板メーカーは在庫水準が低めとして4月にフル生産継続。消費増税に伴う住宅需要の反動減で、4月の出荷量は前月比2%減。指標品の問屋卸価格(東京地区)/1枚1020-1050円。2カ月連続横ばい。※日経5-27/14P21
  2. 木材:輸入丸太/住宅の枠組みに使う北米産丸太の対日価格が2カ月連続で下落。北米産の指標となる品目で住宅の梁の原料である松材丸太(IS級、直径30cm以上)の5月積み価格/1000スクリブナー(約5.4立法m)あたり870ドル前後。前月比2%安。消費増税に伴う駆け込み需要の反動で、国内の住宅着工は減少。※日経5-17/14P19
  3. 木材:輸入木材製品/輸入木材を加工した住宅の柱や梁の取引価格が下落。△欧州産の板を国内で柱に加工した集成管柱は前月比3%安と1年11カ月ぶりに下落。集成管柱の問屋卸価格/現在-1本1900-2000円。増税前の住宅の駆け込み需要を映し、2013年6月までの半年間で25%値上がりした後、横ばいとなった。※日経5-30/14P21
  4. 木材:輸入木材製品/同上-△北米産丸太を梁用に加工した米松KD平角も2年2カ月ぶりに下がった。米松KD平角の価格/現在-1立方mあたり56,000-57,000円で前月から3%安い。消費増税を受け住宅用の需要が落ち込んでいる。※同上
  5. 木工:建具製造・販売の吉崎木製工業/伝統工芸の「藍染め」を活用した木製のスマートフォン関連製品を拡充。7月をメドに藍染のカバーを使った高音質の無線卓上スピーカーを発売、その後、バッテリー、カバーなども投入。主力とする障子など木製建具の需要が減少傾向。伝統工芸の魅力と木製品加工ノウハウを活用、スマホ関連製品を経営の柱に育成。※日経5-10/14P29
不動産・建築・ゼネコン関連
  1. 不動産:オフィスビル/三鬼商事情報-東京都心のオフィス空室率が一段と低下。4月末の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の空室率/6.64%、前月比0.06ポイント低下し5年1カ月ぶりの低水準。割安な賃料のビルで空室率が減ったほか、借りるオフィス面積を増やす企業もみられる。横ばいで推移している募集賃料も底入れ感鮮明。※日経5-9/14P27
  2. 不動産:オフィスビル/同上-4月末の新築ビル(築後1年未満)の空室率は19.45%と0.81ポイント低下。既存ビルの空室率は6.48%。4月の平均募集賃料/3.3㎡あたり16,455円と4カ月連続で前月を上回った。大阪中心部の4月末の空室率/9.45%と前月比横ばい。平均賃料/3.3㎡あたり11,198円と前月比15円下落。梅田地区の下落影響。※同上
  3. 不動産:オフィスビル/日本不動産研究所情報-4月時点のオフィス賃料。アジア主要11都市のうち10都市で2013年10月に比べ上昇。シンガポール/上昇率は4.4%。供給面積が限られたうえ需要も堅調。バンコク/2.5%上昇。クーデター後のタイの状況/「企業の需要が堅調で賃料への影響は少ない」(同研究所)。東京/0.9%上昇。上海/下落。※日経5-30/14P9
  4. 不動産:三菱地所/2014年3月期連結-増収増益。売上高10752億円(前期/9271)、経常益1396.38億円(同/923.81)、利益642.97億円(同/455.07)。15年3月期連結見通し/売上高10790億円、経常益950.00億円、利益600.00億円。13年度の大型マンションの販売増が一巡する、不動産売買を抑制する海外事業の収益も減速。※日経5-9/14P14
  5. 不動産:東急不動産ホールディングス/2014年3月期連結-初連結。売上高7140億円、経常益500.83億円、利益237.12億円。15年3月期連結見通し/売上高7350億円、経常益510.00億円、利益250.00億円。※日経5-13/14P16,17
  6. 不動産:三井不動産/2014年3月期連結-増収増益。売上高15152億円(前期/14456)、経常益1445.67億円(同/1230.66)、利益768.43億円(同/594.51)。15年3月期連結見通し/売上高15400億円、経常益1560.00億円、利益900.00億円。マンションなど個人向け住宅分譲の利益率改善が寄与し、7期ぶりに過去最高を更新。※日経5-13/14P16
  7. 不動産:住友不動産/2014年3月期連結見込み-経常利益は前の期比13%増の1300億円。従来予想を約50億円上回り、6期ぶりに過去最高更新。景気回復でオフィス需要が盛り上がり、既存ビルの収益改善。マンション販売も好調。売上高は5%増の7700億円程度と計画を100億円超。マンション引渡し戸数は8%増の約5000戸と過去最高。※日経5-11/14P7
  8. 不動産:住友不動産/2014年3月期連結-増収増益。売上高7802億円(前期/7366)、経常益1305.36億円(同/1149.16)、利益696.97億円(同/598.25)。15年3月期連結見通し/売上高8100億円、経常益1350.00億円、利益770.00億円。※日経5-15/14P16
  9. 不動産:不動産大手/オフィス市場に攻勢。三菱地所/2014-16年度に東京・丸の内の再開発などに最大9000億円投入。リーマン・ショック後、低迷が続いてきた賃料の引き上げも打ち出した。三井不動産/日本橋の大型再開発加速。各社の強気の姿勢の背景/企業が業績改善を背景に採用を増やし、広いオフィスへの移転ニーズを高めている。※日経5-10/14P2
  10. 不動産:スターツコーポレーション/2014年3月期連結-増収増益。売上高1510億円(前期/1283)、経常益161,79億円(同/121.07)、利益81.00億円(同/43.08)。15年3月期連結見通し/売上高1520億円、経常益156.00億円、利益100.00億円。※日経5-10/14P18
  11. 不動産:明和地所/2014年3月期連結-最終黒字化。売上高345億円(前期/366)、経常益20,79億円(同/▲77.65)、利益24.86億円(同/▲113.79)。15年3月期連結見通し/売上高473億円、経常益25.00億円、利益21.00億円。※日経5-10/14P18
  12. 不動産:新日本建物/2014年3月期単独-減収増益。売上高107億円(前期/108)、経常益4.57億円(同/4.17)、利益4.32億円(同/4.17)。15年3月期単独見通し/売上高123億円、経常益4.05億円、利益4.00億円。※日経5-10/14P18
  13. 不動産:NTT都市開発/2014年3月期連結-最終減益。売上高1891億円(前期/1631)、経常益248.65億円(同/220.16)、利益113.43億円(同/120.73)。15年3月期連結見通し/売上高1480億円、経常益145.00億円、利益80.00億円。※日経5-10/14P18
  14. 不動産:中国の民営投資会社・復星集団/日本の不動産市場に参入。不動産投資中堅のイデラ・キャピタルマネジメントを買収(復星集団傘下の不動産大手の復星地産が98%出資)。復星集団/米英でも不動産買収に乗り出すなど海外投資に積極的で、日本進出はその一環。大都市圏で地価が上昇に転じた日本への海外マネー流入が加速しそう。※日経5-16/14P14
  15. 不動産:三菱地所/投資家から集めた資金で不動産に投資する「不動産投資顧問事業」の運用資産規模を2020年度をメドに現在の約2.5倍の5兆円に増やす計画。これまでは国内不動産を中心に運用していたが、市場が成熟してきたのを受け、今後は欧米での新たなファンドの組成を通じて規模を拡大。新たな投資家を取り込む。※日経5-20/14P17
  16. 不動産:三菱地所/中小老朽ビルの再生事業-東京都心の老朽化した中小オフィスビルの再生事業を開始。ビル所有者から1棟丸ごと借り上げ、同社が費用負担、内装の改修や耐震補強工事を行う。店舗やオフィスとして貸し出すほか、一部フロアーは賃貸住宅に転用。新事業は三菱地所レジデンスが展開。神田で築70年の7階建てビルを改修。※日経5-30/14P13
  17. 不動産:三井不動産/2015年3月期末の連結有利子負債-2兆2300億円程度と、前期末より約2000億円増える見通し。三井不動産は将来の地価上昇を見越して、今期の不動産投資額をリーマン・ショック後では最多となる6500億円(前期比24%増)とする計画。低金利をいかして用地手当てや商業ビル建設などの投資を加速させる。※日経5-21/14P15
  18. 不動産:住友不動産/今期末の有利子負債を2兆8500億円と前期から2%増やす。※同上
  19. ゼネコン:大成建設/2014年3月期連結-増収増益。売上高15334億円(前期/14146)、経常益567.56億円(同/350.63)、利益320.89億円(同/200.50)。15年3月期連結見通し/売上高15500億円、経常益380.00億円、利益230.00億円。※日経5-14/14P15
  20. ゼネコン:大林組/2014年3月期連結-経常減益。売上高16127億円(前期/14483)、経常益401.35億円(同/446.90)、利益216.27億円(同/131.95)。15年3月期連結見通し/売上高17000億円、経常益390.00億円、利益230.00億円。※日経5-14/14P15
  21. ゼネコン:清水建設/2014年3月期連結-増収増益。売上高14975億円(前期/14160)、経常益292.77億円(同/173.30)、利益141.91億円(同/59.01)。15年3月期連結見通し/売上高15000億円、経常益400.00億円、利益240.00億円。※日経5-14/14P15
  22. ゼネコン:鹿島/2014年3月期連結-最終減益。売上高15211億円(前期/14850)、経常益270.06億円(同/246.33)、利益207.52億円(同/234.29)。15年3月期連結見通し/売上高16000億円、経常益300.00億円、利益170.00億円。※日経5-14/14P16
  23. ゼネコン:ゼネコン大手4社(大成建設、清水建設、大林組、鹿島)/2015年3月期連結見通し-前期に大型ビルの売却で一時的に利益が拡大した大成建設を除く3社が営業増益へ。工事増加に伴う作業員などの人件費高騰は続くが、コストに見合った価格で受注した工事案件が増え採算改善。人手不足は深刻/想定外の収益悪化懸念も。※日経5-14/14P17
  24. 施設:大和ハウス工業/高齢者を対象にした滞在型の観光事業を今秋から開始。グループ会社のリゾートホテルに3泊して近隣の観光地などに足を伸ばしてもらう。農作業体験やスポーツクラブの健康増進講座といったメニューを用意して集客。全国に27カ所あるロイヤルホテルのうち観光資源の豊富な10カ所程度を拠点に滞在型観光サービスを広げる。※日経5-14/14P11
  25. 施設:大和ハウス工業/2016年度までに全リゾートホテルを改装。27カ所の「ダイワロイヤルホテルズ」に総額400億円程度投資。スイートルームを増やすなど高級感を打ち出し、外人客や富裕なシニア層を取り込む。政府の観光振興策や20年の東京五輪を見据え、ホテル事業を新たな成長の柱に育成。客室総数/約7600室、14年3月期宿泊者数/約330万人。※日経5-16/14P14
塗料・素材・原油関連
  1. 原油:日本の石油会社が長期契約で調達する原油(DD原油)の4月分の価格/1日確定-中東産の主要油種は前月比で小幅上昇。サウジアラビアの代表油種「アラビアンライト」/前月比0.3%高い1バレル106.35。原油は夏場の不需要期を迎えているが、ウクライナ情勢など地政学リスクが価格を押し上げている。※日経5-2/14P18
  2. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/9日-続伸。取引の中心となる7月渡し/1バレル104.60ドル、前月比で0.50ドル高い。ウクライナ東部情勢の悪化懸念が再燃し、地政学リスクが意識された。※日経5-10/14P25
  3. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/12日午後-小幅に反落。取引の中心となる7月渡し/1バレル104.50ドル、前週末比で0.10ドル安。※日経5-13/14P21
  4. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/14日午後-続伸。取引の中心となる7月渡し/1バレル105.50ドル、前日比で0.80ドル高い。欧米市場で原油先物が上昇した流れを映した。米国で原油在庫が減少するとの観測が広がったほか、ウクライナ情勢の緊張が強材料となった。※日経5-15/14P21
  5. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油/16日-続伸。取引の中心となる7月渡し/1バレル106.00ドル、前日比で0.30ドル高い。前日の欧州市場で原油先物が上昇した流れを映した。※日経5-17/14P19
  6. 原油:アジア市場の指標となるドバイ原油/19日-1バレル106.70ドル、前週末比0.70ドル高い。約3週間ぶりの高値。リビア情勢への懸念が強まり、ウクライナ情勢も含めた地政学リスクが意識された。国際指標の北海ブレント/19日-1バレル110ドルを超えた水準で推移。「原油在庫は減少に転じ、価格は強含む可能性が高い」(資源機構)。※日経5-20/14P19
  7. 原油:アジア市場の指標となるドバイ原油価格/22日-前日比0.70ドル高い1バレル107.10ドルに上昇。約3カ月ぶりの高値。中国の製造業の景況感が改善しているうえに、米国で原油在庫が減少に転じたことが強材料となった。リビアなどの政情不安も原油価格を押し上げている。ドバイ原油/4月上旬の直近安値から5%上昇。※日経5-23/14P20
  8. 原油:アジア市場の指標となるドバイ原油の価格/27日-前日比0.70ドル高の1バレル107.20ドルに上昇。約5カ月ぶりの高値。ウクライナ東部での戦闘が拡大しているうえ、リビアの政情不安も強材料。ドバイ原油は4月上旬の直近安値から5%上昇。「北海ブレント原油は、当面、103-113ドルでに値動きが続くだろう」(ニューエッジ・ジャパン証券)。※日経5-28/14P18
  9. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/28日午後-反落。取引の中心となる7月渡し/1バレル106.80ドル、前日比1.40ドル安い。前日の欧米市場で利益確定売りが優勢で、原油先物価格が下落した流れを引き継いだ。※日経5-29/14P20
  10. 素材:ナフサ/石油化学製品の基礎原料となるナフサの国際価格が底堅い。アジアのスポット価格/約2カ月後に到着する分が1トン950ドル強。4月前半に4-5%値上がりして以降、ほぼ940-960ドルのボックス圏で取引されている。ナフサの有力供給地である欧州やインドからの流入が少なく、需給が締まっている。需要は堅調だ。※日経5-15/14P21
  11. 素材。ナフサ/石油化学製品の基礎原料となるナフサの国際価格が上昇、ほぼ5カ月ぶりの高値圏で推移。東アジアのスポット価格/現在-約2カ月後の到着分が1トン960-970ドル。直近の底値の4月上旬に比べ6%高い。有力供給地である欧州からの流入が細っている。北海ブレント原油が月初より値上がりしていることも、ナフサ価格に影響。※日経5-26/14P11
  12. 素材:コニシ/2014年3月期連結-増収増益。売上高1128億円(前期/1047)、経常益67.04億円(同/53.64)、利益37.38億円(同/30.84)。15年3月期連結見通し/売上高1225億円、経常益69.60億円、利益41.60億円。※日経5-15/14P17
  13. 素材:塩ビ樹脂/建設資材や雑貨の基礎素材となる塩化ビニール樹脂のスポット価格が反発。アジア市場では1トン1030-1050ドル。直近の安値を付けた4月上旬時点より約2-3%高く、約2カ月ぶりの高値圏で推移。アジア最大規模の輸入国インドの買い付けが持ち直した。インド/中国製から台湾製にシフト(ダンピング問題で)。※日経5-22/14P18
  14. 塗料:日本ペイント/2014年3月期連結-増収増益。売上高2605億円(前期/2333)、経常益468.32億円(同/329.62)、利益321.56億円(同/200.18)。15年3月期連結見通し/売上高2700億円,経常益470.00億円、利益80.00億円。※日経5-10/14P19
  15. 塗料:中国塗料/2014年3月期連結-経常減益。売上高909億円(前期/836)、経常益50.58億円(同/51.19)、利益32.69億円(同/29.78)。15年3月期連結見通し/売上高960億円、経常益60.00億円、利益37.00億円。※日経5-10/14P19
  16. 塗料:ロックペイント/2014年3月期連結-増収増益。売上高237億円(前期/226)、経常益13.65億円(同/13.55)、利益8.92億円(同/8.46)。15年3月期連結見通し/売上高248億円、経常益14.20億円、利益8.20億円。※日経5-10/14P19
  17. 塗料:アサヒペン/2014年3月期連結-減益。売上高140億円(前期/140)、経常益5.26億円(同/5.73)、利益3.41億円(同/4.39)。15年3月期連結見通し/売上高141億円、経常益6.00億円、利益3.50億円。※日経5-10/14P19
  18. 塗料:イサム塗料/2014年3月期連結-経常減益。売上高83億円(前期/81)、経常益10.42億円(同/10.64)、利益7.53億円(同/6.48)。15年3月期連結見通し/売上高85億円、経常益10.40億円、利益7.00億円。※日経5-10/14P19
  19. 塗料:神東塗料/2014年3月期連結-増収減益。売上高247億円(前期/233)、経常益9.86億円(同/15.18)、利益3.84億円(同/8.26)。15年3月期連結見通し/売上高245億円、経常益11.00億円、利益6.00億円。※日経5-15/14P16
  20. 塗料:大日本塗料/2014年3月期連結-増収増益。売上高726億円(前期/708)、経常益42.10億円(同/25.45)、利益25.92億円(同/11.92)。15年3月期連結見通し/売上高730億円、経常益42.50億円、利益26.00億円。※日経5-14/14P16
  21. 塗料:関西ペイント/2014年3月期連結-増収増益。売上高3204億円(前期/2940)、経常益354.71億円(同/283.53)、利益215.60億円(同/177.58)。15年3月期連結見通し/売上高3500億円、経常益380.00億円、利益210.00億円。※日経5-14/14P16
環境関連
  1. 蓄電池:シャープ/クラウド技術を活用して電力使用量を約2-3割減らせる住宅向け蓄電池システムを7月4日から順次発売。天気予報などの情報を収集して蓄電池の充放電のタイミングなどを制御。自家発電した電気を電気代の高い昼間に使うことが可能になる。※日経5-9/14P15
  2. 省エネ:パナソニック/家庭内の節電につなげる「HEMS(家庭内エネルギー管理システム)」の販売に力を入れる。住宅メーカーや工務店がHEMSのメリットを理解できるように2014年度中にも各地で体験型研修施設開設。HEMSを中心とするエネルギーマネジメント事業(太陽光パネル除く)の売上高/18年度に1200億円を目指す(12年度比倍増)。※日経5-16/14P15
アジア関係/その他
  1. 海外:米国/住友林業-テキサス州を中心に住宅販売を手がけるキーエンズ・グループを買収した。米国の子会社を通じて51%の株式を取得。取得額/非公開。住友林業は2013年にもテキサス州の住宅販売会社に50%出資。米国でのグループ住宅販売戸数は14年度で2000棟規模になり、買収で16年には3000棟になる見通し。※日経5-2/14P12
  2. 海外:欧州/三和ホールディングス-工場向けなどの産業用シャッターを製造販売するオランダのアル  ファ・デューレン・インターナショナル(ドイツ,フランスを中心に事業展開)を買収。買収額/非公開。ドイツを中心に欧州経済が回復すると判断、手薄だった欧州の産業用シャッターの需要を取り込む。6-7月に三和HDのドイツの子会社がアルファの親会社から全株式を取得。※日経5-2/14P12
  3. 海外:アジア・欧米/三菱地所-2014-16年度の海外の不動産投資を11-13年度の約3倍の2400億円に増やす。△タイ-財閥系の不動産会社AP社と提携、バンコクで3件の集合住宅の開発事業を進める(総戸数/約2000戸)、8-10月に着工、16-17年に完成予定。今後もAP社と。△ミャンマー-ヤンゴンの駅周辺の再開発事業に参加検討。※日経5-19/P14
  4. 海外:アジア・欧米/三菱地所-欧米のオフィスビルにも積極的に投資。△米国-子会社のロックフェラーグループ社が運用するファンドの資産総額が1000億円に増加カした。三井不動産も12-17年度の6年間に海外で5000億円を投資する計画。※同上
  5. 海外:中印トルコ/パナソニック-住宅関連部門でインドなど「戦略地域」とする海外での売上高を2018年度に13年度に比べて8割増の3000億円への拡大を目指す。住宅関連部門(4つの事業分野の社内カンパニーの1つ)/インドのほか東南アジア、中国、トルコを戦略地域とし、現地の需要に合った配線器具などの新製品を積極投入。※日経5-22/14P12
  6. 海外:トルコ/前田建設工業-トルコの同業大手のガランティコザ・インシャート社と折半出資で合併会社を設立、営業開始。日系メーカーの工場を中心に受注を開拓するほか地震に備える技術コンサルティングも手掛ける。拡大するトルコの建設需要(2020年/現在の3倍の9兆円と予測)の獲得に加え、アフリカなどへの共同進出も検討。※日経5-27/14P12
  7. 海外:海外/国土交通省情報-日本の建設業(大手建設会社約50社)が海外で受注を伸ばしている。2013年の海外建設事業の契約金額/前年比20%増の1兆8412億円(日系企業関係/44%増の8922億円)と3年連続増。日本企業がアジアを中心に海外で工場やオフィス、商業施設建設を加速させている様子が浮かび上がる。※日経5-22/14P5
  8. 海外:海外/TOTO-2014年度から17年度までの4年間の設備投資を合計で1400億円以上とする計画。直近の4年間比1割多い水準で、過去最高。節水能力の高い便器や温水洗浄便座「ウォシュレット」の販売を海外でも拡大し、ブランドの認知度を高める。海外投資は25%増の400億円以上、国内工場増強へ600億円以上。※日経5-24/14P14
  9. アジア:中国/タキロン-江蘇省で10月にも樹脂製住宅関連資材の新工場を稼動させる。製品はポリカーボネート樹脂を原料とした透明な採光材。戸建て住宅のサンルームや車庫などに使う。中国では生活水準向上により需要が増えており、現地で生産体制を整える。投資額/7億円。※日経5-9/14P13
  10. アジア:中国/TOTO-上海市内の工場で従業員が大規模なストライキに入っていると8日発表。ストは6日から続いており、工場は操業停止。従業員に対し給与体系の見直しと給与改定を提案。このうち給与体系の見直しで労使が合意できず、従業員側が6日夕からスト突入。8日も労使交渉継続中。※日経5-9/14P13
  11. アジア:中国/TOTO-上海市内の工場で発生していたストライキが解除され、来週から生産再開を9日に明らかにした。組合に給与体系の維持や賃金引上げを9日提示した。稼動停止による生産の遅れは、今後挽回する。※日経5-10/14P15
  12. アジア:中国/銀行が住宅値下がりを警戒-不動産市場の調整で、セッ江の受けた影響、衝撃が比較的大きく、温州の住宅価格の下落幅は30%を超えた。セッ江の多くの銀行、監督管理部門の関係者は、現在のセッ江などの住宅価格の下落は銀行にとって「圧力となっているが、それほど大きくはない」との見方を示す。※京貿
  13. アジア:中国/国家統計局情報-2014年1-4月の不動産開発投資は名目で前年同期比16.4%増の2兆2322億元で、伸び率は1-3月に比べ0.4ポイント低下。1-4月の住宅投資/16.6%増の1兆5299億元で、伸び率は1-3月比0.2ポイント低下。住宅投資の不動産開発投資全体に占める割合は68.5%。※京貿
  14. アジア:中国/主要70都市の住宅価格動向-江蘇省無錫など8都市の新築住宅価格が3月に比べ下落。下落した都市は3月(4都市)から増えた。前年同月比ではセッ江省温州が下落。上海や北京など上昇した都市でも上昇幅は急速に鈍化。※日経5-19/14P7
  15. アジア:中国/人民銀行-1軒目の住宅ローンの需要優先を商業銀行に指示。背景/最近、一部都市で住宅ローンの審査・認可のスピードが落ち、銀行が貸付けを遅々として行わないケースがみられ、一部地域では1軒目の住宅ローンの金利優遇がほとんど行われず、金利水準も基準金利より5ポイント以上高い金利が一般的、1軒目の優遇政策は名ばかり。※京貿
  16. アジア:中国/不動産業界の課題-「市場を救うか」「市場にまかせるか」。多くの人が長い間、中国の住宅価格が下がることはないと信じてきた。だが最近の不動産業界の低迷で、この「神話」が幻想にすぎなかったことが示された。※京貿
  17. アジア:中国/同上-2014年1-4月の全国の分譲住宅販売面積は前年同期比6.9%減、販売額は7.8%減少した。落ち込み幅はそれぞれ第1四半期比3.1ポイント、2.6ポイント拡大。1-4月の全国の不動産開発投資は約2兆2300億元で、同期の全国の固定資産投資の約21%を占めた。中国の不動産市場の先行きは再び不透明に。※同上
  18. アジア:中国/同上-政府の決定が「市場救済」だと不動産バブルが大きくなり、バブルがはじけるリスクを負う。現在のコントロール環境の下で住宅価格を「市場にまかせる」ことを決定すれば、不動産業界は淘汰が加速し、銀行の不良債権が増えるなどの陣痛を逃れられない。中国はこの難関を乗り越えなければならない。※同上
  19. アジア:中国/政府は不動産コントロールの方向を堅持。統計データを受け、中国の不動産市場が崩れつつあり、それらが引き起こす金融危機で経済全体が崩壊するという恐ろしい予言が西側諸国で噴出し、国内の一部の関係者や専門家も似たような判断をしているが、中国政府は引き続き動揺することなく不動産市場コントロールの方向を堅持。※京貿
  20. アジア:中国/不動産リスクに対する海外報道に対ての当局(経済研究所の宋副所長)の発言-中国の住宅価格は段階的な(1つの段階における)均衡状態にある。この段階で住宅価格が上下変動し、一時的に調整されることもあるが、長期的に低下傾向を示すことはなく、まして外部でいわれるような<不動産市場>崩壊の危機はない。※京貿
  21. アジア;中国/不動産会社が住宅を値下げする動きが広がっている。金融機関への借入金返済のため、在庫処分を急いでいるためだ。中国では住宅投資はインフラと並ぶ経済成長のけん引役。不動産会社は新規開拓を手控え始めており、固定資産投資の鈍化を通じ、経済成長に打撃を与えるリスクや、値下がりは大量デフォルトの可能性も※日経5-27/14P6
  22. アジア:タイ/積水樹脂-タイにアルミ建材工場を建設する。19日/起工式。約6億円を投じ、2015年9月に稼動。アルミ建材の海外生産は初。ビルや住宅建設が盛んな東南アジアで現地メーカー向けに販売する。※日経5-22/14P9
■トピックス:合板/国産丸太の利用広がる-資源活用/需要創出カギ
                              <日経5-13/14P21>
 ○概要:合板の生産で国産丸太の利用が拡大。2013年の原料に占める使用率/7割を超え過去最高へ。円安・ドル高などで外国産丸太の価格は高いが、植林して木が伐採期を迎えている国産は外国産の半値以下と割安感が強い。合板メーカー/山間部の工場で増産に動くなど国産丸太時代本格化への対応を急いでいる。
 ○「森の合板協同組合」(岐阜県中津川駅からバスで1時間):合板最大手のセイホクグループ5社と岐阜県森林組合連合会など7社・団体が共同出資。11年春に操業開始した合板工場。製造ライン/杉や松の丸太をカツラムキし、合板へ。現在/月産-5500立方m、1年前比約6%増。地産地消を目指して中部圏の住宅向けに拡販。4月以降もフル生産。
 ○日本合板工業組合連合会(加盟/約30社)/情報:13年の国内生産量/前月比10%増の281万立方m。住宅の屋根、床、壁の下地向けが好調で6年ぶりの高水準。原料の丸太は国産化が進み4ポイント高の72%に達した。
 ○国産丸太が重宝される背景:かつて大量に使われたマレーシアなど南洋材丸太/現地の輸出規制強化で減少。北洋材丸太/ロシアの輸出税引き上げ方針を受けて縮小。米材丸太/中国の買い付けや円安・ドル高による高値で敬遠。農林水産統計/4月の合板用米ツガ丸太価格-1立方m25,100円。国産杉丸太-11,200円と半値以下。「丸太は国産が最も安い。為替の影響も受けず合板価格の安定にもつながる」(ジャパン建材合板部)と。ノダグループの石巻工場/月産量-18,000立方mと前年比約1割増加。国産丸太使用率は数年前の5割以下から75-80%に伸びた。「技術革新で直径20cm強の細い間伐材から厚物合板ができるようになった。間伐材を活用すれば森の再生にも貢献できる」(社長)。 
 ○課題:国産丸太を使った合板の好調が今後も続くかどうかはわからない。需要/長期的には人口減で主力の下地向けが頭打ちになりそう。供給は戦後の植林材の伐採が増え需給ギャップが大きくなる。これを防ぐには下地向け以外の需要開拓が欠かせない。「森の合板組合」/0.5mm厚のヒノキの薄板を張った内装、家具向けなど新製品の生産を14年度は6割増の8000立法mに拡大。ノダ/富士市に新工場を建設。15年初めから輸入合板が強い分野のフローリング用合板などの生産を開始する見通し。日本は国土の7割が森林/合板メーカーは自国の豊かな資源を生かす地産地消の循環型生産に生まれかわれるか。成否は今後の需要創出にかかっている。
■情報源:※日経=日本経済新聞 四国版 ※京貿=日本国際貿易促進協会京都総局
※国貿=国際貿易