■住宅関連情報/2016年5月 ■             
<住宅、リフォ-ム、ロ-ン、建材・住設・家具・合板・木材、建築・ゼネコン・不動産、塗料・素材、環境、アジア>

住宅関連
  1. 住宅着工動向:国土交通省情報/4月の新設住宅着工戸数-前年同月比9.0%増の82,398戸。持ち家、貸家、分譲住宅のいずれも好調で、総戸数は4カ月連続でプラス。住宅展示場への来場も増えているという。住宅着工は横ばいが続いていたが、国交省は「持ち直しの動きが出ている」とみている。※日経6-1/16P5
  2. 住宅着工動向:同上/種類別-持ち家は1.2%増、貸家は16.0%増、分譲住宅は9.0%増。貸家/相続税対策として関心を集めているほか、老朽化に伴う建て替えのニ-ズも強い。分譲住宅のうち、マンションは7.8%増。地域別の総戸数/首都圏は7.5%増、中部圏は2.6%増、近畿圏は32.9%増。今後も好調な住宅着工が続くかは不透明。※同上
  3. 住宅:野村不動産、東京建物、住友商事、首都圏不燃建築公社の4社/東京都新宿区に国内最高層のマンション2棟を建設。いずれも地上65階建て(高さ235m)で、事業費は2000億円。2019年から順次着工し、26年度最終的な完工を目指す。総戸数/2棟で3200戸。建築制限を緩和する新制度により、超高層化が可能になった。※日経5-3/16P11
  4. 住宅:タカラレ-ベンン/2016年3月期連結-減収減益。売上高762億円(前期/769)、経常益67.08億円(同/85.40)、利益43.08億円(同/37.18)。17年3月期連結見通し/売上高1050億円、経常益139.00億円、利益90.00億円。※日経5-10/16P16
  5. 住宅:エイジ-ホ-ム/2016年3月期連結-増収増益。売上高63億円(前期/41)、経常益2.77億円(同/1.32)、利益2.32億円(同/1.01)。17年3月期連結見通し/売上高70億円、経常益7.10億円、利益7.00億円。※日経5-10/16P16
  6. 住宅:サンヨ-ホ-ムズ/2016年3月期連結-最終赤字。売上高477億円(前期/528)、経常益▲0.26億円(同/14.10)、利益▲2.97億円(同/7.29)。17年3月期連結見通し/売上高724億円、経常益13.00億円、利益9.00億円。※日経5-11/16P17
  7. 住宅:大京/2016年3月期連結-増収増益。売上高3348億円(前期/3171)、経常益170.93億円(同/167.03)、利益126.28億円(同/121.54)。17年3月期連結見通し/売上高3400億円、経常益190.00億円、利益140.00億円。※日経5-11/16P16
  8. 住宅:アバ-ンライフ/2016年3月期連結-経常増益。売上高28億円(前期/25)、経常益4.86億円(同/3.88)、利益4.43億円(同/4.49)。17年3月期連結見通し/売上高33億円、経常益4.20億円、利益3.50億円。※日経5-11/16P16
  9. 住宅:細田工務店/2016年3月期連結-最終黒字化。売上高199億円(前期/177)、経常益11.09億円(同/▲16.80)、利益10.74億円(同/▲16.97)。17年3月期連結見通し/売上高200億円、経常益2.14億円、利益1.72億円。※日経5-12/16P18
  10. 住宅:日本ハウズイング/2016年3月期連結-増収増益。売上高885億円(前期/846)、経常益51.68億円(同/49.92)、利益31.11億円(同/28.49)。17年3月期連結見通し/売上高943億円、経常益46.80億円、利益29.70億円。※日経5-12/16P18
  11. 住宅:旭化成/2016年3月期連結-減収減益。売上高19409億円(前期/19864)、経常益1623.70億円(同/1665.43)、利益917.54億円(同/1056.52)。マンション杭打ちデ-タ改ざん問題で調査費用14億円を特別損失として計上。17年3月期連結見通し/売上高19100億円、経常益1430.00億円、利益920.00億円。※日経5-12/16P13,18
  12. 住宅:コスモスイニシア/2016年3月期連結-増収増益。売上高870億円(前期/756)、経常益29.59億円(同/13.51)、利益36.39億円(同/17.35)。17年3月期連結見通し/売上高900億円、経常益30.00億円、利益27.00億円。※日経5-13/16P16
  13. 住宅:住友林業/2016年3月期連結-増収減益。売上高10405億円(前期/9972)、経常益305.07億円(同/364.24)、利益97.27億円(同/185.72)。17年3月期連結見通し/売上高11500億円、経常益480.00億円、利益270.00億円。※日経5-13/16P15
  14. 住宅:ミサワホ-ム/2016年3月期連結-減収増益。売上高3993億円(前期/4097)、経常益67.95億円(同/52.06)、利益34.38億円(同/33.09)。17年3月期連結見通し/売上高4100億円、経常益75.00億円、利益35.00億円。※日経5-14/16P16
  15. 住宅:大和ハウス工業/2016年3月期連結-経常増益。売上高31929億円(前期/28107)、経常益2335.92億円(同/2026.28)、利益1035.77億円(同/1171.33)。17年3月期連結見通し/売上高34200億円、経常益2500.00億円、利益1650.00億円。純利益/過去最高更新。物流拠点や工場、商業施設の建設、賃貸住宅の販売が伸びる。※日経5-14/16P16
  16. 住宅:大和ハウス工業/地震で被災した熊本県の仮設住宅の建設を10日ほど前倒しして5月中に完成させる。6月中旬としていた被災者の入居日は6月5日に繰り上げる方向で調整(90戸)。また同県内で169戸の架設住宅の建設が新たに決まった。※日経5-27/16P15
  17. 住宅:飯田グル-プホ-ルディングス/2016年3月期連結-減収増益。売上高11402億円(前期/11881)、経常益822.80億円(同/522.13)、利益548.50億円(同/285.90)。17年3月期連結見通し/12429億円、経常益981.00億円、利益660.00億円。※日経5-14/16P16
  18. 住宅:長谷工コ-ポレ-ション/2016年3月期連結-増収増益。売上高7873億円(前期/6421)、経常益673.27億円(同/418.89)、利益512.26億円(同/285.42)。17年3月期連結見通し/売上高8000億円、経常益780.00億円、利益540.00億円。※日経5-14/16P16
  19. 住宅:レオパレス21/2016年3月期連結-増収増益。売上高5114億円(前期/4831)、経常益198.20億円(同/134.24)、利益194.32億円(同/145.07)。17年3月期連結見通し/売上高5280億円、経常益215.00億円、利益185.00億円。※日経5-14/16P18
  20. 住宅:住宅施工のセンコ-産業(高松市)/まとまった宅地を販売し家造りを担う分譲開発で建築家との連携強化。複数区画を売り出す際、一区画に建築家が手掛けるモデルハウスを配置。実物デザインを参考に、自宅イメ-ジに生かしたり、実際に依頼しやすくする。量産ハウスメ-カ-と差異化/中価格帯でオリジナルのマイホ-ムを求める顧客を開拓。※日経5-24/16P31
  21. 住宅:住友不動産が分譲した横浜市西区のマンションで複数の鉄筋が切断されていた問題で、管理組合は29日、全棟を建て替える方針を承認した。今後は建て替えを前提とした手続を進め、年度内にも区分所有者4/5以上の合意を得た上で正式決定する。完成まで3年3カ月程度かかる見通し(住民に説明している)。※日経5-30/16P34
  22. 住宅:パナホ-ム/富裕層向け住宅を北海道以外の全国で販売する。このほど兵庫県内の住宅展示場にモデルハウスを開設した。パナソニックグル-プの最上位の水回り設備や音響設備を組み込む。世帯年収1200万円以上の50代夫婦とその親世帯が二世帯住宅に建て替えることを想定。4000万円以上の住宅の需要を見込む。※日経5-31/16P15
  23. 住宅:不動産調査会社のタス情報/首都圏のアパ-トの空室率が悪化。3月の神奈川県の空室率/35.54%と2004年に調査を始めて以来、初めて35%台に上昇。東京23区や千葉県でも空室率の適正水準とされる30%を3-4ポイントほど上回る。相続税対策でアパ-トの建設が急増したものの、入居者の確保が追いついていない。※日経6-1/16P15
  24. 住宅:中古マンション/東京カンテイ情報-東京都内の中古マンション販売価格が高値圏で小幅続伸。4月の中古マンション(70㎡換算、希望販売価格)販売動向/東京23区の平均販売価格-5256万円と前月比1.5%上昇。上昇は2カ月連続。天井感が強いが、高価格帯の中古マンションが売りに出される比率が上昇したのが影響。※日経5-27/16P21
  25. 住宅:中古マンション/同上-都心6区の販売価格は7174万円。高額な中古物件の出回りが増えたが、前月比上昇率は0.4%にとどまった。大阪府/2.9%高い2215万円。16カ月連続で上がった。愛知県/2カ月連続で下落し1.8%安の1677万円。※同上
  26. 米国:米住宅市場でニュ-ヨ-クなどの投資用の高級物件の一部が値下がりを始め、販売が頭打ちになってきた。価格高騰で割高感が意識されたほか、金融市場の混乱や中国経済の減速で外国人投資家が購入を手控える。一方、低中価格帯は引き続き好調だが、米連邦準備理事会による利上げが足かせになる可能性がある。※日経5-31/16P7
住宅リフォーム関連
  1. 住宅リフォ-ム:ヤマダ電機/住設機器を展示するショ-ル-ムを併設する家電量販店を2016年度に現在の3倍の60店に増やす。キッチンなど住設機器と家電製品を合わせて展示することで顧客開拓や販売面での相乗効果を引き出す。主力の家電販売の成長は鈍化しており、市場拡大が見込まれるリフォ-ム分野を強化する。※日経5-5/16P9
住宅ロ-ン関連
  1. 住宅ロ-ン:住宅金融支援機構情報/長期固定型住宅ロ-ン「フラット35」の5月の適用金利-主力の借入期間21-35年(融資率9割以下)の最低金利は前月より0.11%低い年1.08%、3カ月続けて過去最低を更新。借入期間20年以下の最低金利は0.96%と1%を割り込んだ。日銀のマイナス金利政策で金利低下が加速している。※日経5-3/16P5
  2. 住宅ロ-ン:住宅金融支援機構情報/長期固定型住宅ロ-ン「フラット35」の四国4件の利用動向-2015年度は融資の申請が2518戸と前年度比46%増。金融機関を通じた融資実績も41%増の1752戸。背景/金利が最低水準、政府の金利優遇など。15年度の全国/融資申請-29%増の123,095戸、実績は32%増の85,278戸。※日経5-7/16P35
建材・住設・家具関連
  1. 建材:建設用鋼材/建材などの素材となる薄鋼板の国内在庫が減少。主要3品種(熱延、冷延、表面処理)の3月末時点のメ-カ-・流通の合計在庫/前月比1.9%減の4,091,000トン。減少は2カ月連続。自動車向けなどの出荷が鈍いなか、高炉各社が引き続き生産水準を抑制。薄鋼板の流通価格/下げ止まり観測も出ている。※日経5-11/16P22
  2. 建材:建設用鋼材/「ときわ会」情報-4月末時点のH形鋼在庫量は4カ月ぶりに減少に転じた。前月末比で7200トン(3.5%)減。3月末にメ-カ-からの入庫が増えた反動が大きく、在庫水準は引き続き高い。※日経5-14/16P24
  3. 建材:建設用鋼材/共英製鋼-マンションなどの鉄筋に使う異形棒鋼の6月の販売価格を1トン55,000円と前月比3000円(5%)引き上げる。値上げ表明は3カ月連続。主原料である鉄スクラップの価格上昇は一服しているが、値上げで採算改善をめざす。同社の異形棒鋼の受注量/3-4月-前年水準を5割ほど上回ったが、5月は減る。※日経5-20/16P18
  4. 建材:産業資材/業界団体の統計をベ-スに判断した3月末の主要15品目のメ-カ-在庫状況-「過剰」と「やや過剰」が11品目と前月から1増。円高による輸出減などで合成樹脂が軒並み悪化、過剰感は薄らいでいない。合成樹脂/低密度ポリエチレンなど3月の輸出が前年実績を大きく下回った。鋼材/荷動き鈍く、3月は流通在庫増。※日経5-13/16P21
  5. 建材:産業資材/産業資材や燃料などの企業間取引価格をもとに算出した日経商品指数42種-3カ月連続上昇。原油相場上昇でガソリンや軽油など石油製品が値上がりし、指数を押し上げた。5月末値/158.665(1970年=100)、4月末を0.3%上回った。値上がりは6品目、4月(11品目)より減少。値下がりは非鉄など12品目。※日経6-1/16P23
  6. 建材:セメント/セメント協会情報-4月のセメントの国内販売量は3,297,000トンと前年同月比5.6%減った。前年実績を下回るのは10カ月連続。需要の約7割を占める生コンクリ-トの出荷量が落ち込んだ。輸出を含めた合計販売量/408万トンと3%減。輸出量/9.4%増の78.3万トン。4カ月連続で前年実績を上回った。シンガポ-ル向け/堅調。※日経5-27/16P21
  7. 建材:永大産業/2016年3月期連結-減収減益。売上高617億円(前期/638)、経常益20.63億円(同/24.92)、利益12.90億円(同/25.67)。17年3月期連結見通し/売上高650億円、経常益31.00億円、利益20.00億円。※日経5-10/16P16
  8. 建材:ニチアス/2016年3月期連結-経常増益。売上高1704億円(前期/1589)、経常益154.80億円(同/129.13)、利益66.69億円(同/75.32)。17年3月期連結見通し/売上高1750億円、経常益158.00億円、利益102.00億円。※日経5-11/16P16
  9. 建材:大建工業/2016年3月期連結-減収増益。売上高1681億円(前期/1688)、経常益52.81億円(同/46.48)、利益39.88億円(同/27.36)。17年3月期連結見通し/売上高1720億円、経常益63.00億円、利益40.00億円。※日経5-12/16P18
  10. 建材:ニチハ/2016年3月期連結-増収増益。売上高1113億円(前期/1067)、経常益82.12億円(同/74.21)、利益53.73億円(同/48.78)。17年3月期連結見通し/売上高1150億円、経常益91.00億円、利益58.00億円。※日経5-12/16P18
  11. 建材:文化シャッタ-/2016年3月期連結-経常増益。売上高1431億円(前期/1284)、経常益105.24億円(同/100.45)、利益63.49億円(同/64.92)。17年3月期連結見通し/売上高1510億円、経常益107.00億円、利益73.00億円。※日経5-13/16P17
  12. 建材:不二サッシ/2016年3月期連結-減収減益。売上高977億円(前期/990)、経常益22.33億円(同/26.43)、利益12.76億円(同/12.92)。17年3月期連結見通し/売上高970億円、経常益24.00億円、利益14.00億円。※日経5-13/16P17
  13. 建材:三和ホ-ルディングス/2016年3月期連結-増収増益。売上高3656億円(前期/3390)、経常益261.61億円(同/259.75)、利益146.27億円(同/128.57)。17年3月期連結見通し/売上高3670億円、経常益275.00億円、利益167.00億円。※日経5-14/16P19
  14. 建材:東洋シャッタ-/2016年3月期連結-減収減益。売上高185億円(前期/188)、経常益11.06億円(同/13.85)、利益2.80億円(同/8.49)。17年3月期連結見通し/売上高190億円、経常益9.00億円、利益6.20億円。※日経5-14/16P19
  15. 建材:住友大阪セメント/2016年3月期連結-減収増益。売上高2341億円(前期/2345)、経常益245.60億円(同/243.83)、利益161.10億円(同/133.37)。純利益増/石炭安で工場の操業コストが減少し、セメントの採算が改善。17年3月期連結見通し/売上高2360億円、経常益260.00億円、利益172.00億円。同社/海外進出なし。※日経5-13/16P15,17
  16. 建材:太平洋セメント/2016年3月期連結-減収減益。売上高8353億円(前期/8428)、経常益602.25億円(同/678.90)、利益364.04億円(同/441.14)。純利益減/国内事業は一部地域でセメント販売量が減少したのが響いた。国内外で苦戦。17年3月期連結見通し/売上高8240億円、経常益620.00億円、利益380.00億円。※日経5-13/16P15,17
  17. 建材:南海プライウッド/2016年3月期連結-最終赤字。売上高161億円(前期/152)、  経常益▲3.42億円(同/1.78)、利益▲3.41億円(同/0.93)。17年3月期連結見通し/売上高170億円、経常益4.50億円、利益1.80億円。※日経5-14/16P19
  18. 建材:ウッドワン/2016年3月期連結-経常黒字化。売上高655億円(前期/633)、経常益3.03億円(同/▲7.87)、利益0.62億円(同/7.71)。17年3月期連結見通し/売上高665億円、経常益11.00億円、利益7.00億円。※日経5-14/16P19
  19. 建材:名古屋木材/2016年3月期連結-増収増益。売上高45億円(前期/48)、経常益/0.09億円(同/0)、利益0.78億円(同/0.62)。17年3月期連結見通し/売上高51億円、経常益0.38億円、利益0.20億円。※日経5-14/16P19
  20. 建材:大日本木材防腐/2016年3月期連結-経常増益。売上高243億円(前期/246)、経常益5.67億円(同/4.51)、利益2.34億円(同/2.86)。17年3月期連結見通し/売上高253億円、経常益6.00億円、利益22.29億円。※日経5-14/16P19
  21. 建材:セブン工業/新社長-田中太郎氏(たなか・たろう)。1990年(平2年)東北大経卒、住友商事入社。15年木材資源事業部長付。埼玉県出身。49歳(6月24日就任。永吉喜昭社長は退任)。※日経5-20/16P12
  22. 建材/住設:LIXILグル-プ/2016年3月期に6年ぶりの連結最終赤字に転落。6月に社長に就任するモノタロウ会長の瀬戸欣也氏(55)/9日-立て続けにM&Aを進めた現社長の藤森義明氏(64)の手法を転換する考えを表明。1月/傘下の事業会社の社長に就任し、改革に着手中。巨艦の手直しにどんな手腕を発揮か。※日経5-10/16
  23. 建材/住設:LIXILグル-プ/2016年3月期連結-最終赤字。売上高18451億円(前期/16734)、経常益484.21億円(同/578.62)、利益▲186.64億円(同/220.12)。17年3月期連結見通し/売上高18800億円、経常益510.00億円、利益280.00億円。※日経5-10/16P16
  24. 住設:クリナップ/2016年3月期連結-減収減益。売上高1144億円(前期/1162)、経常益8.67億円(同/27.03)、利益3.40億円(同/8.83)。17年3月期連結見通し/売上高1190億円、経常益22.00億円、利益12.00億円。※日経5-11/16P16
  25. 住設:タカラスタンダ-ド/2016年3月期連結-経常減益。売上高1801億円(前期/1751)、経常益134.12億円(同/135.79)、利益89.01億円(同/82.32)。17年3月期連結見通し/売上高1860億円、経常益150.00億円、利益100.00億円。※日経5-14/16P19
  26. 住設:能美防災/2016年3月期連結-増収増益。売上高1006億円(前期/938)、経常益105.29億円(同/95.44)、利益66.33億円(同/56.35)。17年3月期連結見通し/売上高1010億円、経常益102.00億円、利益65.00億円。※日経5-11/16P16
  27. 住設:ホ-チキ/2016年3月期連結-増収増益。売上高719億円(前期/701)、経常益50.11億円(同/33.68)、利益25.01億円(同/20.60)。17年3月期連結見通し/売上高770億円、経常益51.00億円、利益34.00億円。※日経5-12/16P18
  28. 住設:ニフコ/2016年3月期連結-増収増益。売上高2656億円(前期/2254)、経常益263.74(同/206.26)、利益177.42億円(同/129.01)。17年3月期連結見通し/売上高2500億円、経常益265.00億円、利益165.00億円。※日経5-13/16P16
  29. 住設:ジャニス工業/2016年3月期単独-増収減益。売上高52億円(前期/50)、経常益1.13億円(同/2.05億円)、利益0.10億円(同/1.84)。17年3月期単独見通し/売上高57億円、経常益1.40億円、利益0.60億円。※日経5-13/16P17
  30. 住設:パナソニック/住宅向け照明機器をキッチンなど住宅設備と組み合わせて提案する販売手法を開始。別々だったマ-ケティング組織を統合/商品も共同開発。照明機器市場/価格競争が激しい。部屋全体のインテリアを提案して照明専業メ-カ-との違いを出す。2019年3月期に住宅向け照明事業の売上高を16年3月より2割引き上げる計画。※日経5-21/16P13
  31. 住設:衛生・洗面機器製造のアサヒ衛陶/香川県東かがわ市にある事業所に、8月末をメドに全製品の組立加工や物流業務を集約。現在、同県内では便器など衛生機器のみ手がける。本社を堺市から大阪市内に移すのに伴い、本社や関西圏の外注先が組み立てなどを担う洗面機器も一括して香川県内で取り扱い、効率化を目指す。※日経5-31/16P35
  32. 家具:岡村製作所/2016年3月期連結見込み/△営業益-前の期比3割増の135億円程度と07年3月期以来、9年ぶりに最高益更新。従来予想は23%増の127億円。企業の本社移転が増えオフィス家具の販売が好調。△売上高-1割増の2400億円程度。高さ調整可能な机などの高単価商品や、冷凍冷蔵ショ-ケ-スが売れた。※日経5-10/16P17
  33. 家具:岡村製作所/2016年3月期連結-増収増益。売上高2407億円(前期/2201)、経常益135.90億円(同/103.47)、利益90.67億円(同/64.22)。17年3月期連結見通し/売上高2500億円、経常益147.00億円、利益98.00億円。※日経5-12/16P18
  34. 家具:パラマウントベッドホ-ルディングス/2016年3月期連結-減収減益。売上高740億円(前期/752)、経常益98.30億円(同/115.53)、利益63.87億円(同/72.64)。17年3月期連結見通し/売上高770億円、経常益110.00億円、利益75.00億円。※日経5-12/16P18
  35. 家具:フランスベッドホ-ルディングス/2016年3月期連結-増収増益。売上高526億円(前期/519)、経常益25.66億円(同/17.45)、利益14.02億円(同/9.04)。17年3月期連結見通し/売上高544億円、経常益27.20億円、利益16.30億円。※日経5-14/16P19
  36. 家具:大塚家具/ホテルやオフィスの家具を手がける法人営業の拠点を全国に設置。現在東京だけに置いている専門部署を6月に大阪に設置。2017年には札幌や仙台、名古屋、福岡に広げる。法人客の増加を受け新設が続くホテルや高齢者住宅向けの需要を取り込む。各地で家具の販売から維持管理を一貫して対応できる体制を整える。※日経5-20/16P13
合板・木材関連
  1. 木材:製材品/木造住宅の梁に使う製材品の国内の卸価格が下落。主力の米松KD平角/東京地区で1立方m当たり55,000-56,000円で、3月比1000円(2%)安。為替の円高・ドル安傾向が進み、原料となる米産丸太の先安感が強まった。国内の製材大手が4月から1立方m当たり1000-2000円程度値下げの影響もある。※日経5-10/16P20
  2. 木材:製材品/木造住宅の梁などに使う米材製材品の卸値が一段安。輸入丸太を国内工場で加工した米松KD(人工乾燥)の平角材の東京地区の卸価格/5月中旬時点-1立方m53,000-54,000円、5月上旬より4%ほど安い(年初比/5%安)。為替の円高・ドル安傾向で、海外から輸入した製材品の卸価格の下落を受けた。※日経5-26/16P21
不動産・建築・ゼネコン関連
  1. 不動産:日経情報/オフィスビル賃貸料調査-2016年上期(3月下旬)の東京都心の新築オフィスビル(築後1年未満)の賃料を示す指数-2年連続で前年同期を上回った。リ-マン・ショック前の08年上期以来の高水準。大阪でも新築ビルの指数が前年同期を上回った。※日経5  -5/16P3,11
  2. 不動産:同上/東京都の新築ビルの指数(1985年2月=100)-160、前年同期比18.93ポイント上昇。企業が事業所を拡張する意欲が強く、1フロアの面積が広い物件の人気は高い。既存ビルの指数-138.97、同9.07ポイント高い。5年連続で前年同期を上回った。大阪/中心部のオフィス街にある新築ビルの指数-109.68、同57.16ポイント上昇。※同上
  3. 不動産:不動産大手の住友不動産、三井不動産、東急不動産ホ-ルディングスの3社/2017年3月期に営業最高益を更新しそうだ。東京都心でオフィスの賃料が上がり、マンションは高額物件の販売が伸びる。日銀のマイナス金利政策で市場金利が下がり、投資マネ-が不動産に向かいやすい点も追い風となる。※日経5-7/16P17
  4. 不動産:同上/2017年3月期連結営業利益見通し-△住友不動産は前期推定比3%増の1800億円。△三井不動産は1割ほど上回り2000億円強。△東急不動産HDは1割増の730億円前後。△三菱地所は08年3月期の最高益(1780億円)に迫る。※同上
  5. 不動産:三井不動産/2016年3月期連結-増収増益。売上高15679億円(前期/15290)、経常益1825.21億円(同/1633.73)、利益1177.22億円(同/1001.85)。17年3月期連結見通し/売上高17500億円、経常益1980.00億円、利益1250.00億円。純利益は6%増、過去最高になる。マンション販売戸数が増え、不動産売却益も拡大。※日経5-11/16P16,17
  6. 不動産:住友不動産/2021年度までに総額1兆7000億円を投じ、六本木や品川周辺など東京都内を中心に30棟のオフィスビルを開発する。マイナス金利の導入が資金調達に追い風で、ビル開発ペ-スを従来の2倍に引き上げる。ビル事業売上高/現在の4割増の4000億円になる見通し。ただ、20年前後/ビルが大量供給される見通し。※日経5-12/16P13
  7. 不動産:新日本建物/2016年3月期単独-増収増益。売上高96億円(前期/92)、経常益6.01億円(同/5.46)、利益5.50億円(同/5.27)。17年3月期単独見通し/売上高119億円、経常益7.10億円、利益7.00億円。※日経5-10/16P16
  8. 不動産:三菱地所/2016年3月期連結-減収増益。売上高10094億円(前期/11102)、経常益1448.51億円(同/1331.13)、利益834.26億円(同/733.38)。17年3月期連結見通し/売上高11020億円、経常益1500.00億円、利益860.00億円。純利益増/オフィス賃料の増加に加え、新規開発したビスが寄与。※日経5-12/16P18,19
  9. 不動産:NTT都市開発/2016年3月期連結-増収増益。売上高1830億円(前期/1520)、経常益338.32億円(同/203.95)、利益165.57億円(同/162.35)。17年3月期連結見通し/売上高1900億円、経常益280.00億円、利益170.00億円。※日経5-12/16P18
  10. 不動産:東急不動産ホ-ルディングス/2016年3月期連結-増収増益。売上高8150億円(前期/7731)、経常益563.79億円(同/516.75)、利益287.18億円(同/252.30)。17年3月期連結見通し/売上高8400億円、経常益610.00億円、利益315.00億円。※日経5-12/16P18
  11. 不動産:住友不動産/2016年3月期連結-増収増益。売上高549億円(前期/8068)、経常益1484.24億円(同/1390.55)、利益877.97億円(同/805.66)。17年3月期連結見通し/売上高8800億円、経常益1550.00億円、利益970.00億円。純利益増/4期連続で過去最高。新規オフィスビルが貢献するほか、マンション販売も好調に推移。※日経5-13/16P16,17
  12. 不動産:明和地所/2016年3月期連結-経常減益。売上高451億円(前期/422)、経常益26.21億円(同/27.33)、利益22.29億円(同/21.93)。17年3月期連結見通し/売上高510億円、経常益29.00億円、利益25.00億円。※日経5-14/16P18
  13. 不動産:不動産大手8社/2015年度末-保有する賃貸不動産の含み益が初めて7兆円を超えた。デ-タのある2009年以降で最高。日銀のマイナス金利導入などで不動産の取引価格が上昇傾向にあり、賃貸収入も高水準で推移するため。物件の売却が今後の利益を押し上げる可能性がある。実質的な1株当たりの純資産/増加。※日経5-19/16P17
  14. 不動産:オフィスビル/ザイマックス不動産総合研究所情報/オフィスビルの契約で入居時の一定期間の家賃を無料にするフリ-レントの期間が延びている。1-3月の東京23区の平均/3.2カ月と2015年10-12月に比べ0.3カ月延びた。フリ-レントを拡大して賃金水準を維持しようとする交渉が目立った。※日経5-10/16P20
  15. 不動産:オフィスビル/同上-1-3月/フリ-レント期間が6カ月以上だった割合は35.2%。10-12月比6.6ポイント上がった。30%を超えたのは14年7-9月以来。三鬼商事情報/3月の東京都心5区の空室率-4.34%と12年6月から低下しており「フリ-レントを交渉材料に使う投資家も多い」(ザイマック総研)。※同上
  16. 不動産:オフィスビル/三鬼商事情報-4月末の都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィスビルの平均募集賃料は前月比88円(0.49%)高い18,061円。募集賃料の上昇は28カ月連続。都心5区の平均募集賃料の18,000円超えは2010年6月以来。都心5区の空室率/4.23%と前月比0.11ポイント下がった。賃料上昇ペ-ス/鈍化か。※日経5-13/16P21
  17. 不動産:オフィスビル/米系不動産サ-ビス大手のCBRE情報-東京都心部のオフィスビルの投資利回りが低下、過去最低水準。安定した収益が見込めるとして投資用のビル売買が活発になり、取引価格も上昇しているが、企業の増床意欲を背景にオフィスビル賃料も上昇し、投資妙味が薄れている。背景/マイナス金利で資金調達しやすくなった。※日経5-20/16P18
  18. 不動産:オフィスビル/オフィス空室率-地方都市で低下。IT企業が地方都市で拠点開設や移転推進。政令市は、東京都心に比べオフィスの賃料が2-4割安く、人材も採用しやすいためだ。福岡市や札幌市のオフィス空室率/東京並みに低下。三幸エステ-ト情報/札幌市-フロア面積が660㎡超の大規模オフィスの空室率(5月)/2.94%(東京/2.95%)。※日経5-21/16P19
  19. 不動産:オフィスビル/日本不動産研究所情報-東京と大阪のオフィスビルの取引価格の上げ幅が世界的にみても突出している。アジアや欧米の主要都市の不動産価格の調査/前回調査(2015年10月1日時点)に比べた上昇率-東京が4.3%と首位、大阪が3.1%と2位。3位/北京2.7%、4位/ホ-チミン2.1%、ロンドン/2.1%上昇。※日経5-27/16P21
  20. 不動産:オフィスビル/三鬼商事情報-東京都心では足元のオフィス需要は堅調に推移。業績が改善した企業が移転・増床を求めているためだ。4月の都心5区のオフィス空室率/4.23%と需給の適正水準とされる5%を下回っている。ただ、今後は供給量の急増が見込まれる。国が容積率を緩和した特区/2018-20年は供給が集中。※日経6-1/16P15
  21. 不動産:オフィスビル/同上-森ビルの予測では2018-20年の期間の供給量は124万-139万㎡と従来より20万-40万㎡多い水準になる。このため、各社はテナントが誘致しやすい街づくりを競っている。※同上
  22. 建築:高知県/四万十町に建設していた新規就農希望者向けの研修宿泊施設「正大寮東館」落成。施工しやすく耐震性などにも優れたCLT(直交集成材)を使って建設した初の県の施設。建物/一部平屋の2階建て。部屋/計20室。建設費/2.7億円。全体で364立方mの木材使用量のうち、274立方mを県産スギのCLT使用。※高新5-21/16P
  23. ゼネコン:清水建設/2016年3月期連結-増収増益。売上高16649億円(前期/15678)、経常益955.01億円(同/562.46)、利益593.22億円(同/333.97)。17年3月期連結見通し/売上高15700億円、経常益960.00億円、利益650.00億円。純利益増/2期連続で過去最高を更新。利益率の改善が続く。※日経5-12/16P18,19
  24. ゼネコン:大成建設/2016年3月期連結-増収増益。売上高15458億円(前期/15732)、経常益1177.03億円(同/744.67)、利益770.45億円(同/381.77)。17年3月期連結見通し/売上高15400億円、経常益1000.00億円、利益700.00億円。※日経5-14/16P16
  25. ゼネコン:鹿島/2016年3月期連結-増収増益。売上高17427億円(前期/26936)、経常益1133.76億円(同/213.65)、利益723.23億円(同/151.39)。17年3月期連結見通し/売上高19000億円、経常益900.00億円、利益600.00億円。※日経5-14/16P16
  26. ゼネコン:大手ゼネコン4社/2016年度連結決算-全社が純利益が最高。東京都を中心に旺盛な建設需要を取り込み、工事の採算を示す完成工事利益率が改善。ただ、労務費や資材価格の上昇で17年3月期は業績の伸びが一服しそうだ。※日経5-14/16P17
  27. ゼネコン:大手ゼネコン4社/純利益-大成建設は前の期比2倍の770億円。24年ぶりの最高益。鹿島は723億円。清水建設は593億円。大林組は634億円。※同上。
塗料・素材・原油関連
  1. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/2日-上昇。取引の中心になる7月渡し/1バレル43.50ドル前後。先週4月28日の6月渡しと比較して0.60ドル前後上がった。※日経5-3/16P18
  2. 原油:日本の石油会社がサウジアラビアなどから長期契約で輸入する原油(DD原油)価格が一段と上昇。4月積みのサウジ産の代表油種「アラビアンライト」/1バレル38.48ドル、2015年11月積み(40.25ドル)以来の高水準。12年半ぶりの安値を付けた1月積みからの上げ幅は50%。中国などのガソリン需要が底堅く、供給過剰解消に向かうか。※日経5-3/16P18
  3. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/12日-続伸。取引の中心となる7月渡し/前日比2.20ドル高い1バレル44.50ドル前後で、6カ月ぶりの高値。米国内在庫/予想外の減少で供給過剰が解消に向かうとの見方が強まった。※日経5-13/16P21
  4. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/16日-上昇。取引の中心となっている7月渡し/前週末比0.50ドル高い1バレル45ドル前後。米ゴ-ルドマン・サックス/15日発表のリポ-トで、2016年後半の原油価格見通しを上方修正したことが強材料になった。※日経5-17/16P18
  5. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/18日-反落。取引の中心になる7月渡し/前日と比べ0.10ドル安い1バレル45.90ドル前後。米国の石油在庫統計の発表を控え、様子見姿勢が強かった。※日経5-19/16P21
  6. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/19日-続落。取引の中心となる7月渡し/前日と比べ1.00ドル安い1バレル44.90ドル前後。海外原油先物市場の時間外取引相場が下落した影響が出た。※日経5-20/16P18
  7. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/20日-反発。取引の中心になる7月渡し/前日と比べ1.10ドル高い1バレル46.00ドル前後。一時的な供給減少を背景に海外原油先物の時間外相場が堅調に推移したのを映した。※日経5-21/16P19
  8. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/24日-続落。取引の中心になる7月渡し/前日と比べ0.30ドル安い1バレル44.80ドル前後。海外原油先物の時間外相場が軟調に推移したのを映した。※日経5-25/16P20
  9. 原油:原油価格が上昇している。指標となるニュ-ヨ-ク市場のWTI先物は、日本時間26日の時間外取引で一時49ドル台後半をつけ、7カ月ぶりの高値圏で推移。※日経5-27/16P5
  10. 原油:米原油先物相場が1バレル50ドルに迫っている。日本時間で25日/1バレル49ドル台に乗せ、7カ月ぶりの高値を付けた。米原油在庫が大幅に減ったうえ、カナダの山火事などで生産が減少。短期的に需給が引き締まったとの観測が広がった。原油高が投資家のリスク許容度を高め、株式相場も上昇した。※日経5-26/16P2
  11. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/27日-反落。取引の中心になる7月渡し/前日比で0.80ドル安い1バレル45.90ドル。26日/ニュ-ヨ-ク原油先物が約7カ月ぶりに1バレル50ドル台に回復。その後、利益確定売りに押され値下がりした動きを反映した。※日経5-28/16P25
  12. 原油:国際指標であるWTI/26日-一時、約7カ月ぶりに1バレル50ドル台に乗せた。2月に付けた約13年ぶりの安値に比べ、約9割上昇。日本の輸入価格の指標になるドバイ原油も同様に値上がり基調で推移。原油価格の上昇が川下の石油製品に波及。ガソリン、軽油の店頭価格は値上がり続く。夏以降、石化製品にも波及予想。※日経5-28/16P25
  13. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/30日-小幅反発。取引の中心になる7月渡し/前週末比0.10ドル高い1バレル46.00ドル前後。米国が30日の祝日で連休となり、取引参加者が少ないこともあって、反発したが上げ幅は小幅にとどまった。※日経5-31/16P21
  14. 素材:ナフサ/石油化学製品の基礎原料のナフサのアジア地区のスポット価格が上昇。5月下旬時点で1トンあたり428ドル前後と、2月上旬に比べ5割高い。原油相場の上昇傾向を映した。ナフサ在庫/だぶつき気味。アジアでこの春、ナフサを使ってエチレンなど中間材料を生産する設備の定期修理が相次いだためだ。※日経5-26/16P21
  15. 素材:塩化ビニ-ル樹脂/水道管など建設資材に使う塩ビ樹脂の国内取引価格が下がっている。現在/1キロ143-155円程度と、2月に比べ5円(3%)前後安い。原料ナフサの2月までの値下がりを遅れて反映し、メ-カ-が出荷価格を引き下げた。内需は弱い。塩ビ工業・環境協会情報/2015年度の出荷量-前年度比1.5%減。※日経6-1/16P23
  16. 塗料:中国塗料/2016年3月期連結-増収増益。売上高1150億円(前期/1067)、経常益104.16億円(同/83.59)、利益65.02億円(同/47.48)。17年3月期連結見通し/売上高900億円、経常益70.00億円、利益40.00億円。※日経5-7/16P16
  17. 塗料:イサム塗料/2016年3月期連結-経常減益。売上高81億円(前期/82)、経常益8.90億円(同/9.13)、利益5.70億円(同/5.38)。17年3月期連結見通し/売上高82億円、経常益9.00億円、利益5.00億円。※日経5-11/16P17
  18. 塗料:日本特殊塗料/2016年3月期連結-増収増益。売上高438億円(前期/395)、経常益55.33億円(同/40.36)、利益39.66億円(同/30.29)。17年3月期連結見通し/売上高477億円、経常益53.00億円、利益40.00億円。※日経5-12/16P18
  19. 塗料:日本ペイントホ-ルディングス/2016年3月期連結-経常増益。売上高5357億円(前期/2605)、経常益746.06億円(同/492.71)、利益300.20億円(同/1814.77)。16年12月期連結見通し/売上高5000億円、経常益740.00億円、利益340.00億円。今期から決算期を3月期から12月期に変更。※日経5-13/16P17
  20. 塗料:ロックペイント/2016年3月期連結-経常増益。売上高245億円(前期/238)、経常益15.78億円(同/15.36)、利益9.45億円(同/10.17)。17年3月期連結見通し/売上高255億円、経常益16.00億円、利益9.70億円。※日経5-13/16P17
環境関連
  1. 太陽電池:太陽光パネルメ-カ-各社/家庭向けの営業に注力-地元に強い工事会社と組んで保守点検を倍増させたり、周辺機器とのセット商品を売り出したりする動きが相次ぐ。売電目的のメガソラ-からつくった電気の買い取り価格下落を受け、住宅用が主戦場になっている。パネル価格も下落傾向にあり、普及に弾みがつきそうだ。※日経5-7/16P11
  2. 太陽電池:シャ-プ/太陽光を電気に変換する効率が31.17%と世界最高水準の太陽電池モジュ-ルを開発した。光の吸収特性が異なる3種類の化合物を組み合わせる独自技術を採用。一般的な太陽電池に比べ価格は約100倍になるため、用途は人工衛星などに限られる。今後コストダウンを進め、車載用などにも用途を広げたい考えだ。※日経5-20/16P11
  3. 太陽電池:太陽光発電協会情報/2015年度の太陽光パネルの国内出荷量-前年度比23%減の714万kw。売電目的のメガソ-ラ-の投資が一巡したことが響き、8年ぶりに前年を割り込んだ。産業用/23%減の556万kw。住宅用/155万kwで22%減。リフォ-ムを伴う既築住宅向けの設置が落ち込んだ。※日経5-26/16P14
  4. バイオマス発電:産業ガス大手のエア・ウォ-タ-/2020年をめどに福島県で国内最大級の出力があるバイオマス発電所が稼働する。投資額/200億円前後のもよう、東日本大震災で被害を受けた子会社の敷地に新設。天候に左右されない安定した再生可能エネルギ-としてバイオマス発電事業を新たな収益源に育てる。※日経5-19/16P14
  5. 風力・地熱発電:風力発電など再生可能エネルギ-事業に参入する企業が増えている。住友林業/風力・地熱発電に参入するほか、すでに展開している木質バイオマス発電所も増やす。3年で約200億円を投じ、国内外の5カ所程度で新規の事業化を目指す。自社で保有・管理する山林も活用し再生エネ市場を深掘りする。※日経5-26/16P14
アジア関係/その他
  1. 海外:トルコ/関西ペイント-トルコの大手建築用塗料メ-カ-への資本参加に向け交渉を開始。現地の化学メ-カ-、ポリサンホ-ルディングスからグル-プ企業の株式の5割を今夏にも取得。出資額/100億円程度。トルコで自動車塗料を手がけており、成長市場の需要の伸びが見込める中東で建築用にも参入。ポリサンHD傘下・ポリサンボヤの株式を買いとる。※日経5-26/16P14
  2. アジア:中国/ニホンフラッシュ-中国でのマンション向け事業を拡大するため、内装工事と住器製造の2社を現地企業と合併で設立。両社とも本社を山東省に置き、出資額は計約6億円(両社とも55%出資/社長は日本側)。中国経済の先行きには不透明感もあるが、マンション内装分野は成長が見込めるとして事業展開を加速させる。※日経5-28/16P39
  3. アジア:中国/同上-合併会社設立により新たに床や壁、住器などの販売・施工を可能にし、マンションの内装一式を受注できる体制整備。内装工事会社/7月から営業開始予定。従業員は35人を予定。ドアや内装家具だけでなく、幅広い内装工事に対応。住器製造会社/11月から操業開始、従業員は約120人。当初/収納家具や流し台など製造。※同上
  4. アジア:中国/不動産市場は好調が続く。今年に入ってから全国の不動産開発投資は増加傾向が続き、1-4月期は前年同期比名目で7.2%増、伸び率は第1四半期を1ポイント上回る。1-4月期の分譲建物販売面積/前年同期比36.5%増の3億6012万㎡。4月末時点の分譲建物空室面積(売れ残り)/7億2609万㎡、3月末比826万㎡減。※京貿
  5. アジア:中国/個人向け住宅ロ-ンは10カ月連続で増加。人民銀行統計/3月末現在-不動産ロ-ン貸出残高は前年同期比22.2%増の22.51兆元(元=約17円)。伸び率/前月末比1.3ポイント、前年同月末比2.8ポイント上昇。うち不動産開発ロ-ン残高/15.4%増の7.02兆元、伸び率は前月末比0.1ポイント上昇。※京貿
  6. アジア:中国/同上-個人向け住宅ロ-ン残高は25.5%増の15.18兆元、伸び率は1.8ポイント上昇。第1四半期/不動産ロ-ン新規貸出額-1.5兆元、前年同期より5045億元増。うち不動産開発ロ-ンが4549億元。個人住宅ロ-ン/1兆元で、前年同期より4309億元増。※  同上
■トピックス
 マンション保険料上げ/損保各社-管理組合向け 入居者に負担転嫁も <日経4-1/16P5>
 個人の不動産投資/活発-高い利回り探る 海外REIT資金流入最高     <日経5-23/16P1,3>
  • 概要:個人による国内外の不動産への投資が拡大している。海外の不動産で運用する投資信託への資金流入は2016年1-4月に9000億円を超え同期間として過去最高。三菱地所が投資用マンション事業への参入を決めるなど個人マネ-を不動産に呼び込もうとする動きも活発。日銀のマイナス金利政策で金融商品の利回りが低下する中、比較的高い利回りを保つ不動産の存在感が高まっている。
  • 海外の不動産投資信託(REIT)で運用する投信への資金流入が増加:ドイチェ・アセット・マネジメント調査/購入から解約を引いた純流入額-1-4月は9017億円。前年同期比27%多い。5月も資金流入が続いており、年間で2兆円を超える可能性がある。
  • マイナス金利導入を受けて国内REITにも1月下旬から資金流入が加速:ただ相場が急上昇し、分配金をREIT価格で割った利回りが低下。足元では、高い利回りを保つ海外REITに個人マネ-が向かっている。利回り/国内の年3.3%に対し、世界平均は4.6%に達する。
  • 不動産や住宅大手が個人マネ-を取り込む動きも目立つ:△三菱地所/投資用ワンル-ムマンション事業に乗り出し、年200-300戸の開発を目指す。東京都千代田区、港区、品川などで7棟を開発する予定。第一弾/今秋に売り出す。1戸あたりの広さは25㎡程度で、価格は3000-4000万円。ワンル-ムマンション市場の投資利回りは数%程度とされ、運用目的や相続税対策などでの購入を見込んでいる。△住友林業/賃貸アパ-ト開発を強化する。専門の営業部隊を4月から東京や大阪など大都市に集約し、土地所有者にアパ-ト建設を働きかける。「マイナス金利下で資産運用が難しくなる中、立地条件の良い物件は安定した運用先として需要が高い」(同社役員)。△賃貸アパ-トの経営支援を手掛けるインベスタ-ズクラウド/4月から小口の不動産投資事業を始めた。同社が開発する賃貸アパ-トへの投資を1口10万円の少額でインタ-ネットで募る。
  • 過熱感も出始めている:不動産サ-ビスのCBRE情報/運用収益を物件価格で割った利回り-東京・大手町のオフィスビルで4月は3.7%と03年の調査開始以来の最低を更新。賃料収入に比べ物件価格が高騰していることを示し、将来の価格下落リスクを指摘する声もある。
 
 
■情報源:※日経=日本経済新聞 四国版 ※京貿=日本国際貿易促進協会京都総局
       ※国貿=国際貿易          ※高新=高知新聞