■住宅関連情報/2017年10月 ■             
<住宅、リフォ-ム、ロ-ン、建材・住設・家具・合板・木材、建築・ゼネコン・不動産、塗料・素材、環境、アジア>

住宅関連
  1. マンション動向:不動産経済研究所情報/首都圏のマンション市場動向調査-9月の発売戸数は前年同月比13%減の2978戸で3カ月ぶりに前年実績下回る。販価の上昇から郊外を中心に買い控え傾向が続いているほか、昨年の発売戸数の大幅増加の反動減が響いた。初月契約率/64.9%、今年1月以来の60%台の前半にとどまる。※日経10-17/17P16
  2. マンション動向:東京カンテイ情報/マンションの都心回帰が鮮明。居住できる土地(可住地)に占めるマンションの敷地割合/東京都区部-4.98%と10年間で1.02ポイント上昇、渋谷区は8.90%。大阪市北区-07年の4.18%から9月時点で5.77%。郊外/マンションの分譲が伸び悩む。東京都青梅市/敷地割合0.67%と10年間で0.07ポイントの上昇。※日経11-1/17P25
  3. 住宅着工動向:戸建て住宅大手7社/9月の受注状況(金額ベ-ス、速報値)-5社が前年実績を下回った。前年同月比のマイナス幅/大和ハウス工業-16%、ミサワホ-ム-7%、三井ホ-ムと旭化成ホ-ムズ-6%、住友林業-2%。積水ハウスとパナホ-ム/わずかに前年実績を上回った。※日経10-13/17P19
  4. 住宅着工動向:国土交通省情報/9月の新設住宅着工戸数-83,128戸、前年同月比2.9%減。減少は3カ月連続。うち貸家は同2.3%減の37,521戸、4カ月連続でマイナス。背景/金融庁の監督強化を受け、地銀が融資に慎重になっている。地域別での貸家着工/首都圏-1.0%減、中部圏-4.2%増、近畿圏-3.2%増。※日経11-1/17P5
  5. アパ-ト動向:アパ-トバブル終息?/アパ-トバブルに終息の兆しが強まっている。相続税対策や低金利を背景に貸家の新設着工は2年近く高い伸びが続いたが、このところ3カ月連続で減少。地方で空き室が埋まらず、一定期間の無料貸し出しを売り物にする物件さえある。人口減少加速/大幅な新規供給の継続は理にかなわない。※日経10-21/17P5
  6. アパ-ト動向:同上/貸出先に困っている地銀はアパ-ト融資に奔走、-金融庁の監視強化で流れに変化。貸家着工/6月まで19カ月連続で増加。16年度/全国に43万戸弱が供給され、前年度比の伸び率は2ケタ増で、バブルの様相。16年末の融資残高/前年比5%増の22兆円と過去最高。うち地銀が6割強。今年4-6月/前年同期比15%減。※同上
  7. アパ-ト動向:同上/三菱UFJリサ-チ&コンサルテイングの試算-貸家住宅は17年度に5.9%減、18年度も7.8%減を見込む。同社予測/「相続対策の需要が落ち込み、これからは減少傾向が続く」。貸家は人口減少が続く地域でも田んぼや空き地に建てられたが、この先はトレンドが変わる公算が大きい。※同上
  8. 住宅:住宅価格/健美家情報(自社登録物件の情報まとめ)-ワンル-ムなど投資用マンションの価格が下落に転じた。マンション価格/7-9月の全国平均で1室1456万円と、4-6月比6.1%低い。金融機関の融資姿勢が厳しくなり、購入のためのロ-ンを組みづらくなっている。価格下落/4四半期ぶり。投資利回り/7.71%と0.65オイント上昇。※日経10-11/17P23
  9. 住宅:住宅価格/9月の分譲マンションの平均賃料-首都圏は1㎡当たり2632円と8月比0.2%上昇。上昇は2カ月ぶり。各エリアで賃料は下落傾向にあるものの、賃料水準が高い東京の募集住戸の割合が高まった。※日経10-17/17P22
  10. 住宅:住宅価格/近畿圏-1765円と0.6%下落。中部圏-1623円と0.4%安。首都圏-東京23区は3287円と前月から0.2%下げ、直近1年間で最低の水準。横浜市は2273円と1.6%下がり、さいたま市も下落。千葉市は1499円と前月から1.3%上昇。※同上
  11. 住宅:住宅価格/アットホ-ム情報-9月の首都圏の新築戸建て住宅の平均成約価格は1戸当たり3410万円と8月比1.3%上昇。上昇は3カ月ぶり。埼玉県を除く主要エリアで価格が上昇。東京都区部/4744万円と5.1%上昇。城西や城南エリアの一部で高額物件の成約が増えた。神奈川県/3663万円と3.1%上昇。※日経10-24/17P23
  12. 住宅:住宅価格/東京カンテイ情報-9月の中古マンションの希望売り出し価格(70㎡換算)は首都圏の平均が3555万円と8月比0.3%下落。東京都区部/5292万円と0.9%下落したのが影響した。価格水準は依然として高い/選挙の関係で取引盛り上がらなかった。千葉市/1747万円と0.9%下落、横浜市も0.1%下げた。※日経10-24/17P23
  13. 住宅:住宅価格/同上-近畿圏は2113万円と0.1%上昇。中部圏/1753万円と1.8%上昇。※同上
  14. 住宅:賃貸不動産仲介のアンビション/投資用ワンル-ムマンション開発・販売のヴエリスタ・インベストメントを約35億円で買収する方針を固めた。株式交換も組み合わせ、10月中にも全株式を取得し完全子会社化する。※日経10-3/17P14 8)住宅:日本ユニシスと戸建て住宅会社のジブンハウス/10月上旬から仮想現実(VR)で住宅の見学ができるサ-ビスを提供する。依頼先の住宅会社の商品をVR化してまとめサイト上に掲載し、スマ-トフォンなどを通じてあたかも住宅展示場のように様々な住宅を無料で見学できる。※日経10-4/17P16
  15. 住宅:同上/バ-チャル住宅展示場サ-ビス「My Home Market(マイホ-ムマ-ケット)」では、地域密着型の工務店を中心に利用を促す。その場にいるような感覚で住宅内を360度見渡せる。住宅の見積もりシュミレ-ションも出せる。※同上
  16. 住宅:住宅メ-カ-/人工知能(AI)を搭載したAIスピ-カ-が日本にも本格登場-AIスピ-カ-を住宅の販促に使う動きが広がりつつある。分譲マンションの購入客向けに同スピ-カ-を使った住宅向けIoTサ-ビスの月額料金を一定期間負担したり、住宅展示場で未来の住宅を体験できるようにしたりする。LINE、グ-グル/発売。※日経10-6/17P15
  17. 住宅:大東建託/2017年9月中間期連結見込み-純利益は前年同期比10%増の550億円。従来予想は8%減の460億円。9月中間期として過去最高を更新。節税目的のアパ-ト建設が好調。売上高は6%増の7810億円と、従来予想を130億円上回った。営業利益は10%増の790億円と従来予想を145億円上回った。※日経10-13/17P19
  18. 住宅:大東建託/2017年9月中間期連結-増収増益。売上高7820億円(前年同期/7388)、経常益819.05億円(同/741.20)、利益560.06億円(同/501.80)。18年3月期連結見通し/売上高15850億円、経常益1280.00億円、利益860.00億円。※日経10-27/17P17
  19. 住宅:穴吹工務店/マンション入り口のオ-トロックや宅配ロッカ-などを顔認証だけで解錠するシステムを開発。設置済みのカメラに映った入居者らの顔を、登録済みの画像と照合して開く。システム名/「F-ace(フェイス)」-宅配ロッカ-大手のフルタイムシステムと共同開発。NECの技術を使い、共用部のエントランスやエレベ-タ-、宅配ロッカ-などでカギを出す手間がなくなる。※日経10-17/17P35
  20. 住宅:大和ハウス工業/不動産の信託事業に参入。賃貸住宅を保有して運用する新会社を設立「ハ-トワン信託」。17日から営業開始。賃貸住宅を所有者らに信託してもらい、設備を維持・修繕しながら長期運営する。不動産オ-ナ-に安定した収入源となる「丸抱え」運用を提案し、賃貸住宅の管理戸数の増加につなげる。※日経10-17/17P16
  21. 住宅:大和ハウス工業/自社が管理する全国の賃貸住宅(50万戸)で、高齢者の利用拡大を狙ったサ-ビスを開始。健康状態を確認する見守りや、賃料の連帯保証で賃貸住宅オ-ナ-の不安を低減し、1万人の利用を目指す。孤独死や家賃滞納のリスクから高齢者の入居は敬遠されやすいが、高齢化で需要は増えている。住宅各社の対応拡大。※10-20/17P16
  22. 住宅:同上/国立社会保障・人口問題研究所情報-65歳以上の単身世帯は2015年時点で600万世帯、35年までに762万世帯まで増える見通し。日本賃貸住宅管理協会調査/賃貸住宅・貸し手側の6割超が一人暮らしの入居に「拒否感がある」と回答。※同上
  23. 住宅:タカラレ-ベン/2017年9月中間期連結-減収増益。売上高322億円(前年同期/371)、経常益25.23億円(同/24.57)、利益16.24億円(同/15.49)。18年3月期連結見通し/売上高1100億円、経常益95.00億円、利益63.00億円。※日経10-24/17P19
  24. 住宅:フジ住宅/2017年9月中間期連結-増収減益。売上高488億円(前年同期/478)、経常益22.85億円(同/32.03)、利益15.38億円(同/21.86)。18年3月期連結見通し/売上高1060億円、経常益63.00億円、利益42.50億円。※日経10-28/17P14
  25. 住宅:積水ハウス/3-4階建て住宅に特化した新工法-20年ぶりに発表。建物を支える柱や梁の1本あたりの強度を高め、必要な本数を大幅に減らせるようにした。自社が販売する戸建て住宅などに11月から活用。同社/2020年度までに新工法を使った住宅などで約3000億円以上の売上高を目指す。※日経10-31/17P14
  26. 住宅:大京/2017年9月中間期連結-減収減益。売上高1336億円(前年同期/1466)、経常益13.73億円(同/63.32)、利益6.50億円(同/40.01)。18年3月期連結見通し/売上高3400億円、経常益180.00億円、利益120.00億円。※日経10-31/17P16
  27. 住宅:積水化学工業/2017年9月中間期連結-増収増益。売上高5341億円(前年同期/5178)、経常益486.03億円(同/400.15)、利益342.06億円(同/260.73)。18年3月期連結見通し/売上高11140億円、経常益1010.00億円、利益670.00億円。※日経10-31/17P17
  28. 住宅:ア-バンライフ/2017年9月中間期連結-減収増益。売上高15億円(前年同期/16)、経常益2.32億円(同/2.04)、利益2.34億円(同/1.64)。18年3月期連結見通し/売上高32億円、経常益4.30億円、利益4.80億円。※日経11-1/17P20
  29. 住宅:居住用賃貸物件/アットホ-ム情報-9月の居住用賃貸物件の成約件数は首都圏全体で18,586件と前年同月比5.4%増。増加は3カ月連続。埼玉県を除く主要エリアで成約が増えた。東京23区/8306件と6.4%増加。賃料が相対的に安いアパ-トだけでなく、マンションの成約も増えた。区部以外の東京都や神奈川県、千葉県も伸びた。※日経10-18/17P20
  30. 住宅:空き家/政府は改修費や家賃補助-賃貸住宅への入居を断られやすい単身高齢者や低所得者向けに、空き家や空き部屋を活用する新制度が25日スタ-ト。所有者が物件を登録/自治体が改修費用や家賃の一部を補助するなど、住まい確保につなげるのが狙い。政府/2020年度末までに全国で175,000戸の登録目指す。※日経10-16/17P14
  31. 住宅:空き家/新たな制度-4月に成立した改正住宅セ-フティ-ネット法に基づき、空き家などの所有者が賃貸住宅として都道府県や政令市、中核市に届ける。登録条件/①高齢者らの入居を拒まない②床面積25㎡以上(シェアハウスは専用部分9㎡以上)③耐震性がある-など。自治体/登録された物件の情報をホ-ムペ-ジなどで入居希望者に公開。※同上
  32. 住宅:中古住宅/地方銀行-各地の古民家再生ビジネスを本格化。狙い/ファンドや融資制度を設けて過疎化が進む地域にも企業や消費者を呼び込み、新たな融資先を開拓。ただ古民家は担保評価が難しく、収益計画に基づく将来性の見極めが求められる。政府/2020年までに200地域で古民家など活用したまちづくり目指す。※日経10-31/17P7
  33. 住宅:中古住宅/香川県内で、専門家や住宅診断を定期的に受けて修繕などを施した良質な中古住宅をブランド化し、流通を後押しする新たな取り組みが動き出す。県内の住宅会社や建築士などが立ち上げた新組織「さぬき安全あんしん住宅普及協議会」が主導。狙い/住宅市場を活性化し、急増する空き家対策を促進する。※日経11-1/17P39
  34. 米国:米商務省情報/9月の米住宅着工件数(季節調整済み/年率換算)-約112万戸と前月の改定値より4.7%減少。減少は3カ月連続で2016年9月以来1年ぶりの低水準。ダウ・ジョ-ンズまとめの市場予測(117万戸)を大きく下回った。前年同月比では6.1%増。主力の1戸建て/前月比4.6%減の829,000戸。※日経10-19/17P8
住宅リフォーム関連
  1. HC:コ-ナン商事/2017年8月中間期連結-初公開。売上高1612億円、経常益97.70億円、利益60.24億円。18年2月期連結見通し/売上高3138億円、経常益160.00億円、利益96.00億円。※日経10-11/17P19
  2. HC:コメリ/2017年9月中間期連結-増収増益。売上高1759億円(前年同期/1705)、経常益114.55億円(同/106.66)、利益76.02億円(同/69.10)。18年3月期連結見通し/売上高3490億円、経常益183.00億円、利益111.00億円。※日経11-1/17P20
  3. 住宅リフォ-ム:野村不動産/マンションの大規模修繕サ-ビスを本格展開。首都圏だけだった対象地域を2018年度から近畿圏に拡大。修繕費の増加や年金生活の高齢者人口の拡大で、負担コストを巡って管理組合が大規模修繕の住民合意形成ができない例が増加。グル-プの野村不動産パ-トナ-ズが「re・premium(リ・プレミアム)」ブランド立ち上げた。※日経10-19/17P15
  4. 住宅リフォ-ム:野村不動産/同上-60年間と長期で必要な修繕コストを約15%抑えることで、マンションの維持管理をしやすくする環境を整える。野村不動産のマンション「プラウド」が対象。屋上の防水工事を工夫するなど、従来は10年だった保証期間を15年に延長。マンション修繕サイクル/一般的に12年に1回だが、16-18年に伸ばすことができる。※同上
  5. 住宅リフォ-ム:大京/住宅リフォ-ムのイメ-ジを仮想現実(VR)で顧客に見せるサ-ビスを開始。図面で示すより顧客がリフォ-ム後の室内をイメ-ジしやすくなる。スマ-トフォンやタブレットで閲覧できるようにする。リフォ-ム子会社の大京リフォ-ム・デザインが全国で提供。サ-ビスは無料/画像作成には3営業日(顧客訪問で既存の状態も撮影、比較検討できる)。※日経10-21/17P13
住宅ロ-ン関連
  1. 住宅ロ-ン:三菱UFJ信託銀行/2018年4月から、住宅ロ-ン事業の新規融資をやめる。マイナス金利政策で経営環境に厳しさが増すなか、富裕層向けの資産運用や相続といったより強みを持つ分野に経営資源を傾けることにした。グル-プの三菱東京UFJの代理店として住宅ロ-ンは取り扱うが、自社での新規融資は撤退する。※日経10-30/17P1
  2. 住宅ロ-ン:みずほファイナンシャルグル-プ(FG)/2018年度にも一部地方(東北、中国、九州が候補で、エリアを広げる可能性がある)で新規の住宅ロ-ン業務から撤退する。低採算のサ-ビスをやめ、企業の事業継承など専門性の高い分野に特化する。背景/マイナス金利などによる収益環境悪化。住宅ロ-ン残高/17年3月末時点-約9.4兆円、管理継続。※日経11-1/17P1
  3. 住宅ロ-ン:三菱東京UFG銀行など大手銀行/11月に適用する住宅ロ-ン金利を据え置く。固定型10年の最優遇金利/三菱東京UFJ銀行-0.75%、三井住友信託銀行-0.70%で前月から横ばい。三井住友銀行-1.05%。※日経11-1/17P7
  4. 住宅ロ-ン:新生銀行/1日-適用金利が段階的に下がる住宅ロ-ンを発売。子供が生まれたり、親の介護が生じたりといった将来の出費の増加に備え、月々の返済額を減らしたい客の需要に応える。借入期間は21-35年の間で選べる。ロ-ン金利では他行と差別化しにくい。商品性を多様にし、新規顧客を開拓する。※日経11-1/17P7
  5. 住宅ロ-ン:住宅金融支援機構/愛媛県内の19市町と住宅ロ-ン「フラット35」について移住者や子育て世帯の金利を優遇する協定を結んだ。各自治体が設けている住宅取得に関係する助成制度の利用者を対象にフラット35の金利を当初5年間、通常より年0.25%引き下げる。同機構/2017年度、首記優遇制度を設けた。※日経11-1/17P39
建材・住設・家具関連
  1. 建材:建築とITを融合したスタ-トアップのトラス:メ-カ-横断で建材の性能を比較し選択できるクラウドサ-ビスを開発した。LIXILなど約60社の協力を得て、断熱性能や耐火構造などの様々な条件から絞り込み、設計内容に合った建材を検索できる。建材選択クラウド「truss(トラス)」。1年前から試験運用/10月からはシステムを刷新。※日経10-2/17P7
  2. 建材:屋根材を手掛ける川上板金工業(香川県)/台風や積雪に強い工場や倉庫向け屋根材を開発。金属製の折板屋根で、独自の加工技術によって溝のような形状の山高(高さ)を引き上げ強度を5割高めた(業界最高レベル)。屋根材1本あたりの働き幅(幅)も広げて屋根材同士の接合カ所を減らして、軽量化とコスト抑制を実現。※日経10-18/17P35
  3. 建材:ニホンフラッシュ/2017年9月中間期連結-増収増益。売上高86億円(前年同期/73)、経常益12.51億円(同/8.93)、利益8.96億円(同/6.31)。18年2月期連結見通し/売上高215億円、経常益31.70億円、利益23.10億円。※日経10-25/17P17
  4. 建材:アイカ工業/2017年9月中間期連結-増収増益。売上高780億円(前年同期/727)、経常益95.95億円(同/87.49)、利益57.26億円(同/52.42)。18年3月期連結見通し/売上高1590億円、経常益194.00億円、利益117.00億円。※日経10-27/17P17
  5. 建材:東洋シャッタ-/2017年9月中間期連結-増収減益。売上高85億円(前年同期/80)、経常益1.29億円(同/2.14)、利益0.66億円(同/1.25)。18年3月期連結見通し/売上高190億円、経常益3.30億円、利益1.90億円。※日経10-27/17P17
  6. 建材:三和ホ-ルディングス/2017年9月中間期連結-増収増益。売上高1731億円(前年同期/1604)、経常益87.98億円(同/72.07)、利益57.26億円(同/40.03)。18年3月期連結見通し/売上高3850億円、経常益297.00億円、利益192.00億円。※日経11-1/17P20
  7. 建材:東京製鉄/2017年9月中間期連結-増収増益。売上高785億円(前年同期/572)、経常益79.21億円(同/55.50)、利益72.93億円(同/52.10)。利益/前年同期比40%増。都市の再開発や五輪関連工事が本格化し、鋼材の需要が伸びた。18年3月期連結見通し/売上高1600億円、経常益130.00億円、利益120.00億円。※日経10-21/17P15
  8. 建材:セブン工業/2017年9月中間期単独-増収増益。売上高67億円(前年同期/64)、経常益1.53億円(同/0.54)、利益1.03億円(同/0.40)。18年3月期単独見通し/売上高140億円、経常益3.70億円、利益3.00億円。※日経11-1/17P20
  9. 建材:建設用鋼材/自動車や家電製品、建材に使う薄鋼板の主要3品種の8月末の在庫(メ-カ-、流通の合計)/4,114,000トンと前年同月比16万トン(4%)増。3カ月ぶりに前月を上回り、荷余り感が出ない目安とされる400万トンを上回った。月遅れ盆の休みに自動車メ-カ-などの工場が操業を停止したことが影響。※日経10-3/17P23
  10. 建材:建設用鋼材/造船や機械、建築に使う厚鋼板(厚板)の流通価格が一段と上昇。建築向けを中心に需要が出始め荷動きが活発化。メ-カ-の出荷価格引き上げを受けた鋼材問屋の転嫁値上げが進展。東京地区で指標の12mm厚の製品/1トン77,000円前後まで上昇。前月比3000円(4%)程度高い(2016年末比/15,000円高)。※日経10-3/17P23
  11. 建材:建設用鋼材/鉄鋼の接合部材に使う平鋼や鉄筋用の異形棒鋼が値上がりした。主要な原料の鉄スクラップや副資材の電極の価格上昇を受け、メ-カ-が打ち出した販売価格の引き上げが流通市場に浸透し始めた。※日経10-6/17P23
  12. 建材:建設用鋼材/平鋼-現在、1トン91,000円前後と前月比2000円(2%)高。9万円台に乗せるのは約3年ぶり。異形棒鋼/値上がり、1トン64,000万円前後と前月比2000円(3%)高。秋以降は建設向け需要が増すため、一段高となる可能性もある。※同上
  13. 建材:建設用鋼材/「ときわ会」まとめ-9月末時点のH形鋼在庫量は前月末比1%(2200トン)多い181,600トン。在庫の増加は4カ月ぶり。夏場の製鉄所の大型修繕で入庫が減った8月の反動が現れた。「需要は非常に強い状態が続いている」(新日鉄住金/建材販売事業部)。※日経10-13/17P23
  14. 建材:建設用鋼材/東京製鉄-11月契約分の鋼材販売価格を10月分と同値に据え置く。10月契約分まで2カ月連続で値上げ/流通市場の価格転嫁が進んでいるか見極めるとしている。2カ月の引き上げ幅/6000円、流通市場の上げ幅/3000円程度。販売価格/H形鋼-1トン81,000円、ホットコイル-同67,000円で据え置く。※日経10-17/17P22
  15. 建材:建設用鋼材/鋼材価格が上昇。問屋などを経由する流通市場(店売り)で、新日鉄住金など製鉄各社の値上げが徐々に浸透している。厚鋼板(厚板)/指標となる12mm厚(東京地区)-1トン78,500円前後。10月初めに比べ1500円(2%)高。約8年半ぶりの高値圏で年初からの上昇率は27%に達する。※日経10-25/17P21
  16. 建材:建設用鋼材/同上-H形鋼はメ-カ-値上げの転嫁が進む。10月中旬時点の市中価格は1トン78,000円と10月上旬から1000円(1%)上昇。薄鋼板(薄板、3.2mm厚)は月初に比べ1500円(2%)上昇し、1トン73,000円前後。堅調な需要に加え、新日鉄住金は店売り向けの引受量を減らしている。品薄感が出ている。※同上
  17. 建材:建材用インクジェット/リコ--建材向けの大判インクジェットプリンタ-事業に参入。アクリルやガラスなどに直接印刷できる大判プリンタ-を2018年初めから、欧米に加えシンガポ-ルやインドネシアなどアジア太平洋地域の一部で売り出す。主に印刷会社向けで日本での販売も検討。UVで固める独自インクを活用し、アクリル、ガラス、木材などに直接印刷できる。※日経10-7/17P12
  18. 建材:同上/こすっても絵柄などがはがれにくい。印刷速度/4色印刷の場合で1時間あたり最大100㎡と、同価格帯の競合製品に比べて2倍程度の速さを実現。価格/1台1500万円前後を想定。リコ-/オフィス向けインクジェットプリンタ-で培った技術を他の用途に展開する取り組みを進めている。※同上
  19. 建材:セルロ-ズ材/信越化学-土木・建築材料や医薬品向けで需要が拡大、世界2位のシェアを持つ「セルロ-ズ誘導体」という化合物を増産。日本とドイツの工場に約200億円を投じ生産能力を10%以上高める。排ガス対策用の触媒でも需要が増加、世界首位のダウ・デュポングル-プに対抗。セルロ-ズ誘導体/建材-海洋建設物のセメントや塗料に。※日経10-19/17P14
  20. 建材:石こうボ-ド/石膏ボ-ド工業会情報-1-9月の石こうボ-ドの国内出荷量は前年同期比2%増の3億7589万㎡。前年の実績を上回るのは3年ぶり。高層マンションの着工などが進む関東や、熊本地震からの復興が進む九州などが堅調。※日経10-21/17P18
  21. 建材:セメント/セメント協会情報-2017年度上半期(1-9月)のセメントの国内販売量は前年同期比3.3%増の20,714,182トン。上半期として前年実績を上回るのは4年ぶり。再開発工事が進む関東や公共工事が堅調な北海道・九州など幅広い地域で販売が伸びた。9月単月の国内販売量/前年同月比4.1%増の3,675,171トン。※日経10-27/17P20
  22. 建材:産業資材/企業活動に使う素材の流通価格の上昇が鮮明-鋼材は2017年初比で1-3割上昇。段ボ-ル原紙も1割高い。首都圏の再開発の本格化や中国景気が価格を押し上げた。日経商品指数42種(1970年=100)10月末値/180.695と前年同月比13.9%上昇、12カ月連続上昇。14年12月末値(183.036)以来の高水準。※日経11-1/17P25
  23. 建材:建材市場動向/首都圏の再開発や五輪関係工事の本格化で、都心に建材の需要が集中。鉄骨用の鋼材在庫の減少幅は全国平均を上回るほか、建設業の有効求人倍率も東京は5.48倍と全国平均(4.02倍)を大きく上回る。地方の大規模開発案件は少なく、都心との格差が広がっている。※日経10-29/17P7
  24. 住設:パナソニック/自社の家電と住設を組み合わせた「住空間」を提案する新コンセプトの製品を発売。まずはキッチン、お風呂、洗面所で12月から受注。2018年2月にはスピ-カ-が一体となった照明。4月には部屋の温度や湿度を一括管理する空調を売り出す。こうした製品で20年度に約350億円の売り上げを目指す。※日経10-20/17P15
  25. 住設:住友林業/地震や豪雨・洪水の被害状況の大きさを瞬時に割り出すセンサ-の実証実験を開始。2019年10月に商品化、21年3月までに自社販売の戸建て7700棟(年間)のうち首都圏で建てる約3割の住宅への標準搭載を目指す。センサ-装置/OKIに開発委託。関東圏の住宅展示場など6拠点のモデル棟に設置し性能調査。※日経10-21/17P12
  26. 住設:TOTO/2017年9月中間期連結-増収増益。売上高2813億円(前年同期/2711)、経常益239.69億円(同/194.93)、利益150.82億円(同/131.30)。18年3月期連結見通し/売上高6000億円、経常益560.00億円、利益380.00億円。純利益/従来予想を20億円上回る。8月発売の高級水洗便器「ネオレストNX」/販売好調。※日経10-31/17P17
  27. 住設:ホ-チキ/2017年9月中間期連結-増収減益。売上高330億円(前年同期/310)、経常益11.14億円(同/13.82)、利益7.51億円(同/10.13)。18年3月期連結見通し/売上高770億円、経常益56.00億円、利益41.00億円。※日経11-1/17P20
  28. 家具:パラマウントベッドホ-ルディングス/2017年9月中間期連結-増収増益。売上高347億円(前年同期/323)、経常益57.69億円(同/38.87)、利益39.75億円(同/26.84)。18年3月期連結見通し/売上高760億円、経常益125.00億円、利益85.00億円。※日経11-1/17P20
  29. 家具:フランスベッドホ-ルディングス/2017年9月中間期連結-増収増益。売上高254億円(前年同期/253)、経常益11.83億円(同/10.67)、利益7.51億円(同/5.85)。18年3月期連結見通し/売上高530億円、経常益27.00億円、利益18.00億円。※日経11-1/17P20
合板・木材関連
  1. 合板:輸入合板/マレ-シア最大の合板メ-カ-のシンヤングル-プ-コンクリ-ト型枠に使う南洋材合板の納期が約2カ月遅れると日本の商社に通達。環境規制による原木の伐採減少が理由で、日本への到着は12月までずれ込む見通し(9-10月積み全量)。競合するインドネシア産の供給も減少、国内の戸建て工事の遅れや流通価格上昇につながりそう。※日経10-3/17P23
  2. 合板:輸入合板/住宅の内装材や家具など幅広い用途に使う輸入普通合板の国内卸価格が一段と上昇した。東京地区で建材問屋が工務店に卸す価格(普通合板)/厚さ2.3mm-1枚560円(中心値)、1カ月前比20円(4%)高。厚さ4mm-715円、5.5mm-840円と、それぞれ1カ月前比1%上昇。高値続けば国産材へシフトか。※日経10-17/17P22
  3. 合板:国産合板/農林水産省-9月末の国産針葉樹合板の在庫は前年同月比8.5%多い105,326立方m。前年同月を上回るのは2カ月連続。生産量/262,876立方mと同4.1%増えた。※日経10-26/17P22
  4. 木材:輸入丸太/住宅部材となる北米産丸太の日本向け輸出価格-3カ月連続で上昇。年初比7%高。日本国内の丸太も10年ぶりの高値。カナダ西部の山火事の影響。米松丸太の指標品のIS級(直径30㎝以上)/1000スクリブナ-(約5.4立方m)910ドル(FAS=船側渡し)。9月積み比2%上昇。3年7カ月ぶりの高水準。※日経10-7/17P18
  5. 木材:輸入丸太/同上-屋根を支える部材に使う米材小径木(SLC級、直径20-28㎝)は同900ドルと9月積み比2%高。指標の米材丸太松の商社売値/現在-1農林石(約0.28立方m)7300-7400円(本船渡し)と2カ月連続で上昇。8月比9%高。米製材品の問屋卸価格/指標の米松KD平角-1立方m54,000-55,000円、8月比2%高。※同上
  6. 木材:輸入丸太/南洋材の主産地、マレ-シア東部サラワク州での環境規制で南洋材の原木や合板の輸入減が現実味を帯びてきた。日本政府が掲げる国産木材の振興策をテコに国産への代替が進むとの指摘は多い。だが、南洋材の合板は強度が高く、工事現場では不可欠(使用回数/国産5回、南洋材合板10回)。根深い問題がある。※日経10-11/17P23
  7. 木材:輸入丸太/住宅の内装や合板に使う南洋材丸太の10月積み対日輸出価格-小幅に上昇。指標となるマレ-シア・サラワク州メランティ・レギュラ-/1立方m325ドル前後(本船渡し)。9月積み比5ドル(2%)高。産地の伐採規制などで原木供給が減っており、原料の確保を優先した日本側が値上げを受け入れた。※日経10-19/17P20
  8. 木材:輸入丸太/同上-1-8月のマレ-シア産丸太の輸入量は65,717立方mで前年同期比37%減。日本木材輸入協会/「現地が雨期に入る前に伐採量が例年多いこの時期としては異例の低水準」。対日価格/上昇が顕著になった6月積みからの5カ月間で35ドル(12%)上昇。※同上
  9. 木材:輸入丸太/住宅の内装材などに使う南洋材のマレ-シア産丸太の国内卸価格が一段と上昇。指標品の価格(中心値)/現在-1ブレレント石(約0.28立方m)あたり12,400円。前月比300円(2%)上がり、6月末比550円(5%)上昇。マレ-シア産地での伐採規制などで原木供給が減少。対日輸出価格上昇/商社が国内価格に転嫁。※日経10-27/17P30
  10. 木材:製材品/住宅に梁や柱に使う製材品の流通価格上昇。指標の米松KD平角/1立方m当たり55,000-56,000円。9月比1000円(2%)高。北米産丸太の日本向け輸出価格は急上昇/商社や建材問屋が価格転嫁を急ぐ。集成材の平角/1立方m当たり59.000-60,000円と9月比1000円(2%)高。2015年1月以来の値上げ。※日経10-31/17P20
不動産・建築・ゼネコン関連
  1. 不動産:オフィスビル/三鬼商事情報-東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の9月末のオフィスビル空室率は3.17%。8月末比0.18ポイント低い。低下は2カ月ぶりで、今年の最低水準。新築の成約が順調、既存ビルも大型の契約があった。5区の9月の平均募集賃料/3.3㎡当たり18,995円と8月比0.20%上昇。上昇は45カ月連続。※日経10-13/17P23
  2. 不動産:野村不動産ホ-ルディングス/2017年9月中間期連結-経常増益。売上高2730億円(前年同期/7388)、経常益303.75億円(同/291.66)、利益201.15億円(同/201.16)。18年3月期連結見通し/売上高6460億円、経常益670.00億円、利益440.00億円。※日経10-27/17P17
  3. 不動産:住友不動産/2017年9月中間期連結見込み-経常利益は前年同期比1割増の1000億円強。同期間として2期連続で過去最高更新。新たに開業した大型オフィスビルの収益などが寄与。売上高は6%増。マンションの販売も好調/販売契約も順調、4-9月は半年ベ-スで過去最高の3500戸を契約。物件の売買仲介の収益も上向く。※日経10-31/17P16
  4. 不動産:不動産市場動向/みずほ信託銀行系の都市未来総合研究所情報-日本の不動産市場で海外投資家の存在感が高まっている。2017年度上期(4-9月)の購入額/前年同期比3.3倍の6572億円。上場不動産投資信託の購入額を上回り、デ-タを遡れる00年度以降で初めて海外勢が首位になった。海外勢の買い/当分続くと。※日経10-29/17P3
  5. 建築:東洋ゴム子会社の東洋ゴム化成品/免震ゴム性能偽装事件で、不正競争防止法違反罪に問われた裁判で、検察側は罰金1000万円を求刑した。検察側/論告で「偽装に事実を把握した後も場当たり的対応に終始し、漫然と製品の納入を続けた。免震ゴム全体の信頼が損なわれ、国民に大きな不安を生じさせた」と主張。※日経10-17/17P16
  6. 建築:千葉工業大学と大成建設/建物の骨組みとなる鉄筋を針金で固定する結束作業を担うロボットを開発。2種類のセンサ-を使い、交差する鉄筋の上を動いて作業をする。従来、10人で1日の作業がロボット1台ででき、省力化につながる。大成建設/2018年度から現場に導入予定で、業界に普及させる考えだ。※日経10-17/17P17
  7. 建築:住宅メ-カ-のライフデザイン・カバヤ(岡山市)/CLTパネルを使った建築事業でフランチャイズチェ-ン(FC)展開を始める。集合住宅や主に3-4階建ての店舗、事務所向けの建築を対象に加盟社を募集。独自の工法を用いることで鉄筋コンクリ-ト造りに比べて低コスト・短工期で済む点を売りに、4年後に20社にFC網を広げたい考え(既に1社契約)。※10-24/17P43
  8. ゼネコン:大成建設/2017年9月中間期連結見込み-純利益は前年同期比25%増の441億円。9%減益予想から一転、同期として3年連続で最高更新。新たに受注した好採算の追加工事が貢献。完成工事総利益率(個別ベ-ス)も同期間として過去最高。売上高は6%増の6850億円。経常利益は20%増の632億円。※日経10-28/17P14
  9. 施設:ホテル/不動産大手が都市部でホテル運営事業を相次ぎ拡大。インバウンドが拡大する中、オフィスビルに匹敵する収益が見込めるホテル事業に注力。野村不動産/グル-プ会社を通じて2018年秋に東京・東上野に自社ブランドのホテルを開く。10月/グル-プの野村不動産ホテルズを設立。三井不動産/20年度までに約5800室から1万室に拡大。※日経10-3/17P14
  10. 施設:ホテル/不動産サ-ビスのCBRE調査(17年7月)-不動産の期待利回りは地価が高い東京・大手町のオフィスの平均3.55%に対して東京主要5区の運営委託型ホテルの平均は4.75%と高い。東京では18年からのオフィス供給過剰が懸念されている。※同上
  11. 施設:ホテル/リゾ-トトラスト-高級ホテルを横浜市臨海部の再開発地区で2020年に開業。14年に買収したハワイの高級ホテルのブランドで展開。総事業費/458億円。宿泊料/10万円台以上で設定、海外の政府要人や訪日客の富裕層などの宿泊見込む。敷地内に会員制ホテルと一般向けホテルの2棟を建設。延べ床面積/約48,000㎡、14階建て。※日経10-17/17P16
  12. 内装:乃村工芸社/2017年8月中間期連結-減収増益。売上高529億円(前年同期/538)、経常益35.37億円(同/34.70)、利益26.84億円(同/22.42)。純利益増/協力会社見直しで、売上総利益率が改善。18年2月期連結見通し/売上高1200億円、経常益82.50億円、利益56.00億円。※日経10-6/17P19
塗料・素材・原油関連
  1. 原油:日本の石油会社がサウジアラビアなどから長期契約で輸入する原油(DD原油)の価格/3カ月連続で上昇。9月積みのサウジ産代表油種「アラビアンライト」/1バレル53.63ドル、前月積み比7.6%高く、7カ月ぶりの高値。だぶつき感が解消に向かうとの期待から、指標のドバイ原油が9月に値上がりしたことを映した。※日経10-3/17P23
  2. 原油:米国の原油輸出量が過去最高を更新。8月末に米南部を襲ったハリケ-ンの影響で、需要が減った米国の原油に割安感が生じたことが背景にある。米指標のWTI原油先物(期近物)/1バレル50ドル前後、6月末比9%高。欧州指標の北海ブレント原油/同期間に16%上昇、1バレル56ドル前後。価格差/1バレルあたり5ドルに拡大。※日経10-6/17P23
  3. 原油:OPEC加盟14カ国の9月生産量/前月比およそ9万バレル多い日量3275万バレルで、再び増加に転じた。8月に5カ月ぶりに減ったが、協調減産に加わらないことを認められているリビヤやナイジェリアが引き続き生産を増やしたことが影響し、価格の下支え効果を薄めている。2カ国でほぼ全体の増加分を占める形だ。※日経10-12/17P11
  4. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/13日-横ばい。取引の中心となる12月渡し/1バレル54.90ドル前後で推移。ニュ-ヨ-ク市場の原油先物が12日に下落。日本時間13日の時間外取引で買い戻された流れを映した。※日経10-14/17P18
  5. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/17日-横ばい。取引の中心となる12月渡し/前日と同水準の1バレル56.00ドルで推移。※日経10-17/17P16
  6. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/24日-反落。取引の中心となる12月渡し/1バレル55.60ドル前後と、前日比0.40ドル安い。ニュ-ヨ-ク市場の原油先物が日本時間24日の時間外取引で一時弱含んだことを映した。※日経10-25/17P21
  7. 原油:アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/30日-続伸。取引の中心となる12月渡し/1バレル58.10ドル前後と前週末比0.80ドル高。約2年4カ月ぶりの高値圏。東京商品取引所の原油先物も続伸。30日の清算値(期先)/1キロリットル40,610円と同540円(1%)高く、年初来高値を更新。※日経10-31/17P20
  8. 素材:ナフサ/アジア輸出市場でのスポット価格-下落。3日/1トン510ドルと前週の高値から6%安い。ハリケ-ン「ハ-ビ-」の影響で停止していた米製油所が再稼働し、供給への不安が解消。年内/アジアや米国でナフサからエチレンなどを造る工場の定期修理は行われない見通し。「ナフサ需要は堅調に推移し、年内に向け需給は引き締まる」(アメレックス)。※日経10-4/17P20
  9. 素材:コニシ/2017年9月中間期連結-増収増益。売上高602億円(前年同期/573)、経常益30.54億円(同/24.00)、利益19.20億円(同/15.99)。18年3月期連結見通し/売上高1300億円、経常益74.00億円、利益45.80億円。※日経11-1/17P20
  10. 塗料:神東塗料/2017年9月中間期連結-増収増益。売上高109億円(前年同期/106)、経常益5.00億円(同/4.25)、利益3.04億円(同/1.90)。18年3月期連結見通し/売上高218億円、経常益9.30億円、利益5.90億円。※日経11-1/17P20
  11. 塗料:中国塗料/2017年9月中間期連結-減収減益。売上高398億円(前年同期/420)、経常益24.65億円(同/28.13)、利益14.67億円(同/14.89)。18年3月期連結見通し/売上高800億円、経常益43.00億円、利益25.00億円。※日経11-1/17P20
環境関連
  1. 竹林北上問題:東北大や長野県環境保全研究所などの研究グル-プ/予測-温暖化で竹の生育に適した環境が拡大、里山の管理などに悪影響を与えるリスクがある。温暖化対策を取らず今世紀末までに平均温度が産業革命前より4度上昇した場合、東日本では竹が育ちやすい地域の割合が77-82%に拡大(980-2000年/35%)。※日経10-18/17P38
  2. 太陽電池:中国の太陽光パネル大手が日本市場に相次ぎ進出。再生可能エネルギ-の固定価格買い取り制度(FIT)の見直しで、メガソ-ラ-向けに低価格品が求められるようになり、商機があると判断。日本のパネル各社/一段と窮地に陥り、現地企業がほぼ一掃されたドイツと同じような境遇に立たされる。コスト/中国製は日本製の2/3程度。※日経10-29/17P7
アジア関係/その他
  1. アジア:タイ/住友林業-住宅事業で東南アジアに進出。まずはタイで高級分譲マンションの開発を始め、戸建て事業も展開する予定。部材の生産拠点のあるベトナムやインドネシアでの住宅事業の開始も視野に入れており、米国やオ-ストラリアに次ぐ海外事業の収益の柱に育てたい考え。タイ/現地の不動産開発企業などと合併会社を設立、約73億円出資。※日経10-6/17P17
  2. アジア:ミャンマ-/JFEスチ-ル-ミャンマ-で高級鋼板の生産に乗り出す。2020年に建材向け鋼板の生産拠点を設ける。投資額予測/約100億円。7%前後の経済成長が続くミャンマ-では外資系企業の工場進出や都市開発が本格化、高級鋼材の需要が伸びる見込み。現地生産で先手を打ち、ブランド力高め、高付加価値製品の市場拡大に備える。※日経10-29/17P14
  3. アジア:中国/国家統計局情報-2017年1-9月の全国の分譲住宅未販売面積は前年同期に比べて12.2%減り、在庫が減少を続けると同時に、一線都市の不動産に対する投資・投機的需要が強力に抑制された。※京貿
  4. アジア:中国/同上-1-9月の分譲住宅販売面積は前年同期比10.3%増の11億6006㎡で、伸び率は1-8月から2.4ポイント反落。うち住宅販売面積/7.6%増、オフィス建物販売面積/23.7%増。1-9月の全国の不動産開発投資/前年同期比8.1%増の8兆644億元(1元=17円)、伸び率は前年同期を2.3ポイント上回った。※同上
  5. アジア:中国/国家統計局情報-9月の主要70都市の新築住宅価格動向では、前月より下落した都市の数は18と8月と同じで、横ばいの都市は8と2増。前月より上昇した都市は44と8月より2減で、2016年1月以来の低水準。下落したのは北京、上海、広州、アモイなど昨年まで地価が高騰した大都市が多い。※日経10-24/17P11
  6. アジア:中国/人民銀行情報-第1-3四半期の不動産融資は伸び鈍化。9月末の人民元建て不動産融資残高/前年同月末比22.8%増の31.1兆元(1元=約17円)で、伸び率は前四半期末(6月末)を1.4ポイント下回った。9月末/個人住宅ロ-ン残高-前年同月末比26.2%増の21.1兆元で、伸び率は6月末を4.6ポイント下回った。※京貿
  7. アジア:中国/国家統計局情報-9月の一線都市の住宅販売価格は、新築分譲住宅価格と中古住宅価格は両方とも前月比0.2%下がった。二線都市/新築分譲住宅価格-0.2%上昇、中古住宅価格は0.3%上がり、上昇率は0.1ポイント反落。三線都市/新築分譲住宅価格は1.2%、中古住宅は0.3%上昇、上昇率はそれぞれ0.2、0.1ポイント反落。※京貿
  8. アジア:中国/北京市統計局情報-第1-3四半期の分譲建物販売面積は前年同期比49.2%減の564万8000㎡で、うち住宅が42.9%減の370万7000㎡だった。1-9月の分譲建物の新規着工面積/前年同期比35.2%減の1424万6000㎡で、うち住宅が29.3%減の636万9000㎡だった。※京貿
  9. アジア:中国/同上-1-9月の低所得者向け住宅の施工面積は前年同期比2%増の3792万4000㎡で、新築分譲建物の施工面積全体に占める割合は33%で、前年同期比3.2ポイント拡大。販売面積は19.2%増の126万9000㎡で、全体に占める割合が22.5%で、前年同期比12.9ポイント拡大。
■トピックス
 10-12月産業天気図/4業種が改善-新型iPhoneで活況/電子部品「晴れ」に<日経10-5/17P13,26,27>
  • 日経/まとめ-概要:主要30業種を対象にまとめた2017年10-12月期の産業天気図/電子部品・半導体、化学、鉄鋼・非鉄、プラント・造船の4業種が改善する。電子部品・半導体では米アップルの新型「iPhone」向け需要が高まっていることなどが後押しした。一方、外食などは低価格居酒屋に広がる値上げの影響で業況が悪化する可能性がありそうだ。→主要30業種の天気図/10-12月産業景気予測<( )内は前期実績比の業種数の増減で、▲は減少、-は横ばい>。「晴れ」7(2)、「薄日」9(▲2)、「曇り」9(-)、「小雨」4(-)、「雨」1(-)。住宅関連関連産業は次の通り。
  • マンション・住宅/「曇り」→「曇り」:マンション横ばい/首都圏の新築マンション販売は郊外物件が苦戦する一方で、都心や駅近物件が堅調で市況は横ばいが続く。家計に余裕のある購買層に支えられ都心の高額物件も引き続き堅調に推移する。価格が相対的に安い近畿圏は好調を維持。首都圏の戸建てはマンションに比べて割安感のある好立地の物件がけん引しそうだ。
  • 建設・セメント/「晴れ」→「晴れ」:五輪関係が本格化/公共工事が堅調で、国内の建設受注は伸びる。東京五輪関連の工事も本格化してきたほか、2020年以降に完成する大型案件の発注も増えてきた。資材価格は一部に上昇する動きがあるが、作業員の人件費負担も繁忙感が高まる17年末には増加するとの見方もある。セメントは内需は微増で、海外輸出の拡大が続く。
  • 鉄鋼・非鉄/「曇り」→「薄日」:鋼材輸出価格が上昇/世界の粗鋼生産の半分を占める中国の鋼材市況は5年ぶりの高水準で、日本の鋼材の輸出価格も上昇を続けている。急騰した原料価格の鋼材製品への転嫁が進み、新日鉄住金やJFEスチ-ルなど国内鉄鋼メ-カ-の業績が急回復。非鉄も自動車の軽量化の流れを受け、アルミの需要が堅調に推移する。
  • 石油/「薄日」→「曇り」:石油需給が改善基調/第2次エネルギ-供給構造高度化法への対応で、3月末で元売り各社が供給能力を約1割削減。4月にはJXエネルギ-と東燃ゼネラル石油が経営統合するなど、需給環境は改善基調に転じている。ただ、灯油需要などが伸びる冬場の商戦期を迎え、石油製品全体の在庫水準が高まり、需給が悪化する懸念も。
  • 化学/「薄日」→「晴れ」:化学品需要が堅調/世界の経済成長に連動して化学品需要は堅調。エチレン設備の稼働率は好不況の目安になる90%超が続く、原油価格も安定し、事業環境は良好に推移。機能化学ではリチウムイオン電池や有機EL向け材料の出荷増が続く。今秋以降に懸念されていた米国のシェ-ル由来ケミカルの影響は限定的になる見通し。
  • 産業・工作機械/「晴れ」→「晴れ」:半導体や車向け好調/工作機械業界は活況が続きそう。中国向けは新型「iPhone」発売に伴うスマ-トフォン製造向けの需要増は収束が見込まれるものの、品目の高度化に伴い高性能な日本メ-カ-の工作機械への需要増は続きそうだ。日米欧の先進各国も半導体や自動車関連の好調が持続。産業のIoT化も需要を下支えする。
■情報源:※日経=日本経済新聞 四国版 ※国貿=日本国際貿易促進協会京都総局
※国貿=国際貿易 ※高新=高知新聞