■住宅関連情報/2019年11月 ■             
<住宅、リフォ-ム、ロ-ン、建材・住設・家具・合板・木材、建築・ゼネコン・不動産、塗料・素材、環境、アジア>

住宅関連
  1. 住宅着工動向:国土交通省情報/10月の新設住宅着工戸数-77,123戸、前年同月比7.4%減。持ち家と貸家の着工減少が影響。QUICKまとめの市場予測の中央値(7.6%減)より下げ幅は縮小。季節調整済みの年率換算値/前月比2.0%減。※日経QUICKニュ-ス11-29/19 14:51
  2. 住宅着工動向:同上/内訳-持ち家は5.6%減の24,495戸と3カ月連続の減。消費増税後で住宅購入の需要が減少。貸家は16.5%減の29,417戸と14カ月連続減。金融機関による融資条件の厳格化で、民間資金による貸家の着工数が29カ月連続で減少したことが響いた。公的資金による貸家の着工数も減少。※同上
  3. 住宅着工動向:同上/内訳-分譲住宅は7.0%増の22,896戸と、5カ月連続で増加。大型物件の着工でマンションが16.2%増の9998戸。1戸建て住宅も12,726戸で「マンションに比べて割安なことから供給も伸びている」(国交省)という。※同上
  4. マンション動向:マンション管理/マンションの管理会社などが管理の品質を評価する指標作りに乗り出している。管理状況の良し悪しを資産価値に反映/中古マンション売買の活性化などにつなげる狙い。首都圏の新築マンションの販売価格が高止まりで、中古人気は高まっている。策定した管理指標が普及すれば、購入時の目安になる可能性がある。※日経11-10/19P2
  5. マンション動向:マンション価格/東京カンテイ情報-10月の分譲マンションの平均募集賃料は東京23区で前月比1.1%上昇の1㎡あたり3716円、調査開始以来の過去最高。東京都全体/1.6%高い3547円、2カ月ぶりにプラス。千葉県/先月に続いて上昇。神奈川県/0.5%安、4カ月連続の下落。※日経11-15/19P23
  6. マンション動向:同上/近畿圏-1.4%安の1982円。中部圏-0.4%高い1678円。※同上
  7. 住宅:大和ハウス工業/賃貸アパ-トと戸建て住宅に不適切な柱や基礎を使っていた問題を受けて、法令順守や品質保証を推進する社長直轄部門を設置。品質保証の機能を技術本部から独立させ、設計や工事の監理を強化する。不適正な部材を使っていないか自動で確認できる設計システムも2021年10月に導入、再発防止を徹底する。※日経11-2/19P10
  8. 住宅/同上-不適切な基礎や柱を使っていた約3900棟の住宅全棟で、必要な改修工事を終了し、第三者機関による構造上の安全性が確認できたと1日発表。対応費用/概算額を19年3月期決算に計上済み。今期への影響はない。※同上
  9. 住宅:大和ハウス工業/海外不動産に投資する非上場の不動産投資信託(私募リ-ト)を立ち上げた。米国の賃貸住宅など約360億円の資産規模でスタ-トし、3年後に1000億円規模に増やす計画。マイナス金利政策が続くなか、安定した利回りを期待できる不動産は機関投資家から資金を集めやすい。※日経11-8/19P14
  10. 住宅:同上/米国やアジアで開発した物件をリ-トに売却して投資を早期に回収し、海外での事業拡大を目指す。「大和ハウスグロ-バルリ-ト投資法人」を組成。海外に投資する私募リ-トは国内初。上場リ-トを含めても珍しい。メガバンクや地方銀行、事業会社など20社から資金を調達した。分配金利回りは約4%を想定。※同上
  11. 住宅:同上/2020年3月期~22年3月期に海外の不動産開発に1500億円を投じる。22年3月期の海外売上高を19年3月期より4割多い4000億円に増やす計画。※同上
  12. 住宅:大和ハウス工業/2019年9月中間期連結-増収増益。売上高21793億円(前年同期/19833)、経常益2079.10億円(同/1917.41)、利益1473.90億円(同/1314.81)。20年3月期連結見通し/売上高43500億円、経常益3780.00億円、利益2530.00億円。※日経11-8/19P12
  13. 住宅:大和ハウス工業/社内取締役に定年制を導入した。原則として代表取締役は69歳。それ以外は67歳を上限とする。世代交代を促し、人材育成につなげる。経営の監督機能を高めるため、社外取締役も増員する方針。現在81歳の樋口武男会長は継投。同社/不祥事が相次ぎで発覚。経営体制を見直し、ガバナンスを強化する。※日経11-9/19P11
  14. 住宅:細田工務店/2019年9月中間期連結-赤字。売上高87億円(前年同期/94)、経常益▲2.58億円(同/▲2.12)、利益▲2.66億円(同/▲2.17)。20年3月期連結見通し/売上高203億円、経常益2.15億円、利益1.65億円。※日経11-6/19P17
  15. 住宅:ミサワホ-ム/2019年9月中間期連結-増収増益。売上高2093億円(前年同期/1886)、経常益52.50億円(同/29.21)、利益30.62億円(同/25.45)。→2019年12月30日上場廃止。※日経11-7/19P19
  16. 住宅:日本ハウズイング/2019年9月中間期連結-増収増益。売上高598億円(前年同期/493)、経常益32.50億円(同/16.21)、利益17.35億円(同/9.39)。20年3月期連結見通し/売上高1176億円、経常益58.30億円、利益37.50億円。※日経11-7/19P19
  17. 住宅:コスモスイニシア/2019年9月中間期連結-増収増益。売上高431億円(前年同期/419)、経常益23.32億円(同/17.51)、利益19.47億円(同/18.54)。20年3月期連結見通し/売上高1100億円、経常益52.00億円、利益43.00億円。※日経11-8/19P18
  18. 住宅:住友林業/2019年9月中間期連結-減収増益。売上高5297億円(前年同期/5928)、経常益256.89億円(同/187.29)、利益125.91億円(同/106.35)。20年3月期連結見通し/売上高11170億円、経常益570.00億円、利益300.00億円。※日経11-9/19P12
  19. 住宅:長谷工コ-ポレ-ション/2019年9月中間期連結-減収減益。売上高4142億円(前年同期/4410)、経常益434.44億円(同/463.72)、利益301.68(同/463.76)。20年3月期連結見通し/売上高8600億円、経常益850.00億円、利益600.00億円。※日経11-9/19P12
  20. 住宅:スタ-ツコ-ポレ-ション/2019年9月中間期連結-減収減益。売上高917億円(前年同期/962)、経常益100.14億円(同/110.25)、利益67.39億円(同/70.60)。20年3月期連結見通し/売上高2060億円、経常益235.00億円、利益154.00億円。※日経11-12/19P16
  21. 住宅:エムジ-ホ-ム/2019年9月中間期連結-増収増益。売上高59億円(前年同期/39)、経常益5.36億円(同/3.76)、利益4.99億円(同/2.99)。20年3月期連結見通し/売上高116億円、経常益8.45億円、利益7.00億円。※日経11-13/19P16
  22. 住宅:飯田グル-プホ-ルディングス/2019年9月中間期連結-増収減益。売上高6570億円(前年同期/6283)、経常益451.26億円(同/465.68)、利益304.54億円(同/319.14)。20年3月期連結見通し/売上高13700億円、経常益960.00億円、利益655.00億円。※日経11-15/19P18
  23. 住宅:北洲(住宅メ-カ-/宮城県富谷市)/約40年ぶりとなる注文住宅の新ブランド「USUKO(ウスコ)」を立ち上げた。2階建て約100㎡で、価格は約1800万円からとした。仕様の見直しや設計の合理化で、従来のブランドより価格を4割下げた。11月1日、仙台市にモデルハウスを開業。営業エリア/当面-宮城、岩手県で、順次拡大。※日経11-18/19P7
  24. 住宅:オ-プンハウス/2019年3月中間期連結-増収増益。売上高5403億円(前年同期/3907)、経常益549.26億円(同/460.52)、利益394.05億円(同/318.06)。20年3月期連結見通し/売上高6000億円、経常益630.00億円、利益441.00億円。※日経11-15/19P18
  25. 住宅:穴吹ハウジングサ-ビス(不動産管理/不動産開発の穴吹興産の親会社)/最先端技術を取り入れたマンション生活を提案する拠点を川崎市に開設。人工知能が部屋の設備を自動制御するなど、近未来の暮らしを紹介する。マンションの管理会社の競争激化、提案力を磨いて管理業務の受託につなげる。※日経11-28/19P39
  26. 住宅:同上/川崎市に7階建ての「マンション未来学習館 あなぶきPMアカデミ-TOKYO」を開設した。延べ床面積/2230㎡で、10年後に普及が予想される最先端技術に囲まれた暮らしを提案。拠点/研修にも活用。狙い/グル-プ会社にマンション修繕工事会社を抱えており、老朽化したマンションを修繕する時に、最新技術を売り込むチャンスととらえる。※同上
  27. 住宅:同上/国土交通省情報-18年度の国内マンション着工戸数は17年度比10.5%増の119,683戸と3年ぶりに増えたが、20万戸超の06年度までとは競争環境が違う。管理物件を獲得するには付加価値の高いサ-ビスが必要。穴吹ハウジングサ-ビス/マンション管理戸数-7月末時点で125,000戸、これを24年には20万戸に増やすことを目指す。※同上
  28. 住宅:関電不動産開発、三菱地所レジデンスなど4社の企業グル-プ/JR神戸線大久保駅の南側、日本たばこ産業(JT)工場跡地で手がける再開発事業で、住宅や共用施設を建設。明石市がJTから購入した土地58,000㎡のうち36,000㎡にマンションや戸建て住宅など計780戸強を整備する計画。2020年春着工、入居は23年ごろ。※日経11-30/19P35
  29. 住宅:レオパレス21/施工不良問題に揺れるレオパレス21の業績悪化に歯止めがかからない。2020年3月期連結見通し/最終損益-250億円程度の赤字(前期/686億円の赤字)。2期連続の赤字。入居率の低下による主力の賃貸事業の不振が続いている上、空室が増えた場合にオ-ナ-に補償する損失についての引当金を計上する。※日経11-7/19P16
  30. 住宅:レオパレス21/2019年9月中間期連結見込み-最終損益は214億円の赤字。従来予想の58億円の赤字から赤字幅が拡大。入居率の低下で主力の賃貸事業が低迷。売上高は2215億円と前年同期比13%減。営業損益は172億円の赤字(同71億円の黒字)と従来予想よりも赤字幅が124億円拡大。特別損失/100億円計上。※日経11-8/19P19
  31. 住宅:同上/2020年3月期連結見通し-最終損益は273億円の赤字(前期/686億円の赤字)。従来予想は1億円の黒字。※同上
  32. 住宅:レオパレス21/2019年9月中間期連結-赤字。売上高2215億円(前年同期/2554)、経常益▲164.97億円(同/71.59)、利益▲244.35億円(同/▲58.19)。20年3月期連結見通し/売上高4473億円、経常益▲278.00億円、利益▲304.00億円。※日経11-8/19P9,14
  33. 住宅:同上/主力のアパ-ト賃貸事業の10月の入居率-79.49%。オ-ナ-への支払いが家賃収入を上回る「逆ざや」のメドとなる80%の入居率を約9年ぶりに下回った。物件融資と改修工事のため入居者の募集を停止してる物件が多いためだ。9月末の現金預金/688億円と、6月末(713億円)からの減少を最小限にとどめた。売却/現金化。※同上
  34. 住宅:レオパレス21/サブリ-スするアパ-トの入居率/10月-9年ぶりに80%を下回った。入居者からの家賃収入とオ-ナ-への支払いで「逆ざや」が発生する水準。資金繰りに影響。同社/「虎の子」の自社保有物件を手放して資金を確保しているが、高値で売れそうな物件は少ない。10月の入居率/79.49%、前月から0.58ポイント下落。※日経11-27/19P17
  35. 住宅:中古住宅/10月の中古マンションの平均希望売り出し価格(70㎡換算)-首都圏は前月比1.2%安の3682万円。下落は4カ月ぶり。都心6区(千代田、中央、港、新宿、渋谷、文京)/前月比0.5%下がって8027万円。東京都/2.7%安の5023万円。埼玉、千葉県/上昇、神奈川県/下落。※日経11-23/19P16
  36. 住宅:中古住宅/同上-近畿圏は2369万円で0.1%上昇。中部圏は3.2%安い1925万円。※同上
住宅リフォーム関連
住宅ロ-ン関連
建材・住設・家具関連
  1. 建材:建設用鋼材/国内の薄鋼板の主要3品種(熱延、冷延、表面処理)の9月末の在庫量(メ-カ-と流通の合計、速報値)-4,435,000トン、8月末比132,000トン(2.9%)減少。メ-カ-の受注・生産調整効果が出たか。過去10年の平均では9月は盆休みの多い8月より約2万トン減。9月末メ-カ-在庫量/1,999,000トン、8月末より152,000トン減。※日経11-2/19P16
  2. 建材:建設用鋼材/鋼板の国内流通市場を「3つの価格」が揺さぶり始めた。同じ製品分野でも価格の高い順/「高炉品→電炉品→輸入品」の値差が広がってきた。需要家の間では価格差を踏まえて調達品を変更する試みも出始め、商社や問屋が販売戦略に苦慮している。※日経11-7/19P24
  3. 建材:建設用鋼材/厚鋼の汎用品(厚さ9-25mm品)の問屋仲買価格-現在、電炉品が1トン9万円弱、電炉品が8万円台中盤、輸入品が8万円前後。半年前に比べ高炉品がやや強含みで推移して2000円~3000円ほど上昇。電炉品は横ばいからやや下落、輸入品は2000円ほど下落。同じ鋼板でもメ-カ-によって価格差はある。価格差拡大傾向。※同上
  4. 建材:建設用鋼材/薄板も同様に「高炉品と海外品の価格差は従来1トン4000円~5000円だったが、この半年から1年ほどで10,000円程度に広がった」(鉄鋼商社)。理由は2つ/①高炉と電炉で価格スタンスが異なる。高炉は値上げ、電炉に一部は値下げに動く。②輸入品の増加。国内取引/日本材中心だが、安値の輸入品に増加余地が。※同上
  5. 建材:建設用鋼材/自動車や家電、建築などに使う薄鋼板の流通価格が軒並み一段と下落。投資意欲の減退で機械産業を中心に広がる需要の停滞不安が自動車など他の産業にも広がりつつあり、先安観が強まった。在庫の荷余り感も解消できていない。海外市況の悪化も国内相場の下押し材料になっている。※日経11-12/19P26
  6. 建材:建設用鋼材/熱延鋼板、冷延鋼板、電気亜鉛めっき鋼板の3品種。東京地区/商社や問屋が取引する熱延鋼板(厚さ1.6mm)価格-1トン82,000円前後、冷延鋼板(同)-86,000円前後。今夏比1000円程度(約1%)下落。電気亜鉛めっき鋼板-熱延物、冷延物ともに2000円程度(約2%)安。在庫量/450万トンと約10年ぶりの高水準。※同上
  7. 建材:建設用鋼材/「ときわ会」情報-10月末時点のH形鋼在庫量は9月末比8900トン(4.7%)減の152,400トン。前月比減は5カ月連続、10カ月ぶりに18万トン台まで減少。10月入荷量/前月比1.3%減の73,100トン。出荷量/1.5%増の82,000トン。日本製鉄/11月契約分の一般流通(店売り)向け価格は10月契約分を据え置く。※日経11-13/19P20
  8. 建材:建設用鋼材/東京製鉄-12月契約分の鋼材価格を11月契約と同値に据え置く。据え置きは2カ月連続。契約価格/H形鋼-1トン83,000円、熱延コイル-1トン67,000円、厚鋼板-1トン77,000円。世界経済の先行きには不透明感が強いものの、足元で海外市況に下げ止まりの機運もあり、今後の市況を見極めることにした。※日経11-19/19P22
  9. 建材:熱延コイル/自動車や機械などの母材となる熱延コイルの国際価格が一段と下落。東アジア地区の輸出市場の価格/1トン500ドル割れ、3年ぶりの安値圏。米中貿易摩擦の長期化や中国景気減速などが背景。自動車生産が世界で低迷し始め、先行きも不透明。中国輸出の工業製品向けの需要が鈍い日本の取引価格にも下押し圧力。※日経11-6/19P21
  10. 建材:ステンレス鋼板/国内流通価格が上昇-原料のニッケルの価格の上昇を踏まえた。ニッケルを原料に使うステンレス鋼板の指標品種(SUS304)の流通価格(2mm品)/現在-1トン365,000円前後で、前月比3%高。ニッケルの国際価格/この半年で約2割高い水準に上昇。メ-カ-がニッケル系鋼板の出荷価格に反映、商社や問屋も流通価格に転嫁。※日経11-7/19P24
  11. 建材:庵治石/髙松の特産品で主に墓石の用途だった庵治石の用途を広げようと、石材加工の三好石材は造園分野への販路拡大に乗り出した。戦国時代の城の石積み技術を持った建設会社と講習会を企画、庵治石を使った庭や公園づくりなどの魅力を伝える。安価な輸入品の流入で墓石の需要が落ち込む。販路拡大の一環。※日経11-7/19P35
  12. 建材:セメント/セメント協会情報-10月のセメントの国内販売量は3,700,765トンで、前年同月比7.6%減。全国11地区のうち8地区が前年割れ。「東北」、東京や神奈川などの「関東1区」、茨城や栃木などの「関東2区」は前年比2ケタ減。台風19号で出荷が鈍った影響が出た。※日経11-29/19P24
  13. 建材:産業資材/景気に敏感な資材や燃料の企業間取引価格をもとに算出した日経商品指数42種(1970年=100)の11月末値-177,232、前年同月比5.291ポイント(2.9%)低下。前年同月比での低下は12カ月連続。世界的に景気が減速するなかで日本の輸出も鈍化。消費増税後の内需も力強さは乏しく、紙・板紙や鋼材など低下。※日経11-30/19P18
  14. 建材:日本板硝子/建築向けと自動車向けを合わせた汎用ガラス事業の2020年3月期の営業利益-前期比2割減の320億円程度の見通し。建築向け/中国系などの低価格の競合におされて販売数量が振るわない。建築向けガラスの営業利益/前期比2割減の200億円弱。欧州や東南アジアを中心に中国勢との価格競争激化。※日経11-21/19P19
  15. 建材:ニチアス/2019年9月中間期連結-減収減益。売上高1010億円(前年同期/1065)、経常益100.38億円(同/122.08)、利益70.40億円(同/82.85)。20年3月期連結見通し/売上高2080億円、経常益212.00億円、利益145.00億円。※日経11-6/19P17
  16. 建材:ニチハ/2019年9月中間期連結-増収増益。売上高606億円(前年同期/565)、経常益61.59億円(同/57.20)、利益48.49億円(同/42.02)。20年3月期連結見通し/売上高1271億円、経常益143.00億円、利益107.00億円。※日経11-8/19P18
  17. 建材:文化シャッタ-/2019年9月中間期連結-増収増益。売上高835億円(前年同期/728)、経常益26.74億円(同/17.36)、利益15.70億円(同/9.34)。20年3月期連結見通し/売上高1900億円、経常益115.00億円、利益76.00億円。※日経11-7/19P19
  18. 建材:不二サッシ/2019年9月中間期連結-最終赤字。売上高422億円(前年同期/403)、経常益▲9.64億円(同/▲10.66)、利益▲11.02(同/▲13.86)。20年3月期連結見通し/売上高1000億円、経常益11.00億円、利益8.00億円。※日経11-7/19P19
  19. 建材:住友大阪セメント/2019年9月中間期連結-経常減益。売上高1198億円(前年同期/1209)、経常益68.56億円(同/75.41)、利益45.55億円(同/23.59)。20年3月期連結見通し/売上高2500億円、経常益178.00億円、利益120.00億円。※日経11-8/19P18
  20. 建材:永大産業/2019年9月中間期連結-赤字。売上高276億円(前年同期/305)、経常益▲7.77億円(同/0.81)、利益▲9.88億円(同/▲7.15)。20年3月期連結見通し/売上高625億円、経常益1.00億円、利益0.50億円。※日経11-8/19P14
  21. 建材:ウッドワン/2019年9月中間期連結-最終黒字。売上高324億円(前年同期/306)、経常益4.64億円(同/▲2.30)、利益2.72億円(同/▲2.86)。20年3月期連結見通し/売上高638億円、経常益10.00億円、利益6.00億円。※日経11-8/19P14
  22. 建材:大建工業/2019年9月中間期連結-経常増益。売上高975億円(前年同期/872)、経常益41.97億円(同/36.60)、利益20.87億円(同/24.46)。20年3月期連結見通し/売上高2020億円、経常益94.00億円、利益50.00億円。※日経11-8/19P14
  23. 建材:南海プライウッド/2019年9月中間期連結-増収増益。売上高97億円(前年同期/92)、経常益8.90億円(同/8.31)、利益5.14億円(同/5.13)。20年3月期連結見通し/売上高200億円、経常益19.50億円、利益13.50億円。※日経11-12/19P16
  24. 建材:名古屋木材/2019年9月中間期連結-減収増益。売上高23億円(前年同期/24)、経常益0.87億円(同/0.18)、利益0.80億円(同/0.13)。20年3月期連結見通し/売上高47億円、経常益0.94億円、利益0.83億円。※日経11-15/19P18
  25. 建材/住設:LIXILグル-プ/早期退職者を募集。対象/2020年6月25日時点で同社と国内の一部子会社の50歳以上の勤続10年以上の計約6900人の正社員。募集人員は定めていない。特別退職金を支給するなどし、20年1-3月期に費用を計上。20年3月期の連結業績予想への影響/応募者数や金額が確定次第公表。※日経11-26/19P15
  26. 住設:タカラスタンダ-ド/2019年9月中間期連結-増収増益。売上高1010億円(前年同期/929)、経常益85.74億円(同/57.34)、利益58.68億円(同/37.94)。20年3月期連結見通し/売上高1963億円、経常益127.00億円、利益85.00億円。※日経11-6/19P17
  27. 住設:クリナップ/2019年9月中間期連結-最終黒字。売上高547億円(前年同期/498)、経常益22.56億円(同/▲10.95)、利益15.72億円(同/▲12.86)。20年3月期連結見通し/売上高1080億円、経常益25.00億円、利益15.00億円。※日経11-8/19P18
  28. 住設:住宅設備大手6社/2019年9月中間期連結-TOTOを除く5社が最終増益。クリナップ/純利益15.72億円で、黒字化。LIXILグル-プ/同231億円(国際会計基準。前年同期は86億円の赤字)。タカラスタンダ-ド/同58億円と前年同期比55%増。三和ホ-ルディングスや文化シャッタ-/住宅向けの軽量シャッタ-が好調だった。※日経11-8/19P17
  29. 住設:同上/TOTO-同127億円で前年同期比7%減。中国のトイレ事業の減益が響いた。ただ、国内事業営業利益は61%増の130億円と過去最高だった。住設6社の純利益/合計-514億円。「駆け込み需要が大きくけん引した」(クリナップ、TOTO)。※同上
  30. 住設:ジャニス工業/2019年9月中間期連結-赤字。売上高25億円(前年同期/24)、経常益▲0.09億円(同/▲0.79)、利益▲0.13億円(同/▲0.83)。20年3月期連結見通し/売上高54億円、経常益0.60億円、利益0.40億円。※日経11-12/19P16
  31. 住設:能美防災/2019年9月中間期連結-増収増益。売上高500億円(前年同期/433)、経常益56.53億円(同/20.47)、利益36.37億円(同/11.33)。20年3月期連結見通し/売上高1140億円、経常益122.00億円、利益80.00億円。※日経11-8/19P18
  32. 住設:リンナイ/2019年9月中間期連結-減収減益。売上高1603億円(前年同期/1627)、経常益138.49億円(同/141.45)、利益79.90億円(同/88.02)。20年3月期連結見通し/売上高3560億円、経常益340.00億円、利益210.00億円。※日経11-8/19P18
合板・木材関連
  1. 合板:輸入合板/値下がり続きの輸入合板の価格が下げ止まった。国内需要の不振を背景に商社が輸入量を減らしているうえ、マレ-シアの合板大手が値上げを表明したためだ。東京地区の問屋卸価格(厚さ12mm、中心値)/現在-型枠用が1枚1340円。構造用が同1370円。春以降下がっていたが、10月以降は横ばいで推移。※日経11-9/19P19
  2. 合板:同上/商社-合板輸入を減らしており、需給に引き締まり感が出ている。9月の輸入量/186,812立方mと前年同月比10%減。前年割れは11カ月連続。構造用は品薄感が強まっている。マレ-シアの合板大手シンヤン/12月の対日価格を11月比5%引き上げた。背景/丸太の伐採量の減少で丸太の値上がりと、輸出採算の改善。※同上
  3. 合板:国産合板/住宅の壁に使うスギなどの国産針葉樹合板の生産量が過去最高を更新。2018年の生産量/309万立方mと10年間で1.5倍に増加。東南アジアの広葉樹を使う南洋材合板の供給が減る一方、木造住宅で耐震性を高めるなど用途が拡大。国の国産木材の利用振興策もあって非住宅向けも拡大、国産材へのシフト加速。※日経11-16/19P16
  4. 合板:国産合板/農林水産省情報-国産針葉樹合板の18年の生産量は308万8139万立方mと17年比0.8%増。3年連続で過去最高を更新。19年も1-9月で前年同期比2.2%多い236万4092立方mで、最高ペ-スが続いている。国産針葉樹合板の生産増の背景/主力だった輸入合板の減少が大きく響いている。※同上
  5. 合板:国産合板/貿易統計情報-合板の18年の総輸入量は292万3056立方mだった。11年の366万立方mをピ-クに減少傾向が続き、11年比では20%少ない水準まで落ち込んだ。この結果、国産針葉樹合板の生産量は16年に輸入量を上回り、その後もシェアを伸ばしている。※同上
  6. 合板:国産合板/課題-長期的には人口減で新設住宅の需要は減る。今後は新たな需要を開拓していく必要がある。国産合板メ-カ-が狙うのが、唯一輸入合板が9割のシェアを持つコンクリ-ト型枠用合板だ。南洋材を使った輸入合板は水分に触れても狂いが少なく、耐久性に優れている。国内合板メ-カ-/技術改良を重ねシェア獲得を目指す。※同上
  7. 合板:国産合板/農林水産省情報-10月の国産針葉樹合板の在庫量は128,674立方mと前月比5.7%減少。減少は2カ月連続。非住宅や分譲住宅向け需要底堅いことが背景。出荷量/294,407立方mと過去最高を記録、2カ月連続で増加。生産量/286,140立方mで、6.0%増。大手メ-カ-/「出荷は好調で、年明けも続くだろう」と。※日経11-26/19P20
  8. 木材:ロシア木材/ロシアが輸出拡大策-商品取引所を使い、鉄スクラップや木材の輸出拡大に乗り出す。主に需要が拡大するアジア市場に向け、国内最大のサンクトペテルブルク商品・原料取引所(SPIMEX)で外資などが商品買い付け、輸送や税関手続きを円滑にできる一貫体制を設ける。2020年開始を目指す。※日経11-5/19P5
  9. 木材:ロシア木材/同上-取引と価格形成の透明性を進め、国際市場で一定の影響力を確保する狙い。ロシア/旧ソ連時代から木材の輸出国。インタファクス通信情報/2018年の木材の輸出総額-110億ドル(約1兆2000億円)超、前年の約90億ドルを大きく上回った。最近丸太が減り、角材を含む製材や合板など付加価値の高い製品を増やす傾向。※同上
  10. 木材:製材品/木造住宅の梁や柱に使う製材品の流通価格が一段と下落。指標となる米松KD平角(4m×10.5㎝×30㎝)の東京地区での問屋卸価格/1立方mあたり54,000~55,000円と前月比2000円(1.5%)安。8月に続く値下がりで、2017年10月以来の安値。背景/競合する欧州産主体の集成平角の値下がり。※日経11-22/19P28
不動産・建築・ゼネコン関連
  1. 不動産:日経/オフィスビル賃貸調査-2019年下期の東京の新築ビルの賃料を示す指数は3年続けて前年同期を上回り、リ-マン・ショック前の水準に迫る。IT企業をはじめオフィスの需要は強く、空室率は歴史的な低さだ。ただ米中貿易摩擦による企業業績の悪化が、賃料上昇を抑える可能性もある。※日経11-2/19P16
  2. 不動産:同上/賃貸料から算出した賃貸料指数(1985年2月=100)/東京の新築ビル(築1年未満)-192.28。前年同期比で23.89ポイントの大幅な上昇。直近のピ-クだったリ-マン・ショック前の07年下期の水準(195.58)に次ぐ。既存ビル(築後1年以上)-153.59で、前年同月を8年連続で上回る。※同上
  3. 不動産:三鬼商事情報/都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の9月の空室率-1.64%で過去最低。2018年11月以降は1%台の底ばい状態が続く。賃料-前月より71円高い21,855円(3.3㎡あたり)となり、69カ月連続で上昇。※同上
  4. 不動産:三井不動産/2019年9月中間期連結-経常増益。売上高8887億円(前年同期/8607)、経常益1078.29億円(同/1065.29)。利益663.24億円(同/685.50)。20年3月期連結見通し/売上高20130億円、経常益2590.00億円、利益1750.00億円。※日経11-8/19P18
  5. 不動産:三菱地所/2019年9月中間期連結-減収減益。売上高5352億円(前年同期/5772)、経常益810.83億円(同/940.07)、利益480.83億円(同/618.12)。20年3月期連結見通し/売上高13600億円、経常益2070.00億円、利益1370.00億円。日経11-8/19P18
  6. 不動産:大手不動産2社/三井不動産と三菱地所-2019年9月中間期連結比較。営業利益/三井不動産-前年同期比6%増、三菱地所-14%減。物件売却時期のズレなどから9月中間期では明暗が分かれた。主力のオフィスビル賃貸はともに好調続く。20年3月期通期見通し/2社そろって純利益が過去最高となる見通しを維持。※日経11-8/19P19
  7. 不動産:東急不動産ホ-ルディングス/2019年9月中間期連結-増収減益。売上高4125億円(前年同期/4025)、経常益260.57億円(同/277.58)、利益143.95億円(同/166.64)。20年3月期連結見通し/売上高9300億円、経常益710.00億円、利益390.00。※日経11-9/19P12
  8. 不動産:住友不動産/2019年9月中間期連結-増収増益。売上高5794億円(前年同期/5410)、経常益1318.48億円(同/1185.63)、利益932.24億円(同/800.25)。20年3月期連結見通し/売上高10200億円、経常益2200.00億円、利益1400.00億円。※日経11-13/19P16
  9. 不動産:住友不動産/商業施設の運営に乗り出す。2020年4月に東京・有明に都内最大面積の複合開発した街づくり、約200店が入る大型商業施設開設。オフィスや住宅に次ぐ収益の柱の1つにする。店舗運営はネット通販市場の拡大で逆風が吹く。さらに三井不動産などが先行、後発の住友不動産は難しいかじ取りを迫られそう。※日経11-28/19P16
  10. 不動産:米不動産投資顧問ラサ-ル・インベストメント・マネ-ジメント/日本の不動産を投資対象とする機関投資家向けファンドの運用を始める。当初の資産規模は約1000億円で、2024年までに3000億円まで増やす計画。日本の不動産市場は世界有数の規模で、透明性も高いとされる。低金利に悩む国内外の投資家の運用ニ-ズに応える。※日経11-19/19P9
  11. 不動産:日本不動産研究所情報/世界主要都市(14都市)の不動産調査-10月時点のマンション価格の上昇率は、最大が大阪。前回調査時(2019年4月)比3.3%上昇、初めて首位。国内外の富裕層らの高価格の物件取得の動きがけん引した。東京/上昇率は0.3%にとどまった。香港/最下位。賃料の変動率/大阪は0.3%で6位。※日経11-28/19P26
  12. 不動産:政府・与党/海外の不動産への投資を通じた節税をできないようにする方針。今は高額の海外物件への投資で出る赤字と国内の所得を合計して税負担を減らせるが、この合算を認めないことにする。海外の不動産への投資は富裕層に多い節税策で、ほかの納税者との間で公平でない仕組みと判断。21年分以降に適用。※日経11-27/19P5
  13. ゼネコン:大成建設/2019年9月中間期連結-増収増益。売上高7664億円(前年同期/7046)、経常益624.60億円(同/502.63)、利益448.79億円(同/352.26)。20年3月期連結見通し/売上高17400億円、経常益1560.00億円、利益1090.00億円。純利益/前期比3%減。従来予想は9%減の1030億円。土木事業の採算改善など。※日経11-9/19P12,15
  14. ゼネコン:大林組/2019年9月中間期連結-増収増益。売上高9652億円(前年同期/9371)、経常益767.51億円(同/697.42)、利益568.13億円(同/488.27)。純利益/前年同期比16%増。同期間として過去最高。大型工事が順調に推移。20年3月期連結見通し/売上高20300億円、経常益1565.00億円、利益1100.00億円。※日経11-12/19P17
  15. ゼネコン:清水建設/2019年9月中間期連結-増収増益。売上高8348億円(前年同期/7296)、経常益652.72億円(同/519.46)、利益476.94億円(同/365.61)。20年3月期連結見通し/売上高17600億円、経常益1350.00億円、利益950.00億円。※日経11-13/19P16
  16. ゼネコン:鹿島/2019年9月中間期連結-増収減益。売上高9471億円(前年同期/8977)、経常益650.69億円(同/721.25)、利益498.10億円(同/545.23)。20年3月期連結見通し/売上高20000億円、経常益1300.00億円、利益950.00億円。※日経11-13/19P16
  17. 施設:住友不動産やプリンスホテル/五輪を見据えて、東京湾岸エリアでホテル開発がラッシュを迎えている。住友不動産やプリンスホテル、ホテルオ-クラなどが手がけ、主要ホテルだけでも10軒5000室の開発計画。3月の羽田空港国際線の増便に伴う訪日外国人の増加に備えるほか、東京ディズニ-リゾ-トへのアクセスの良さなどもアピ-ルして宿泊需要を取り込む。※日経11-5/19P5
塗料・素材・原油関連
  1. 原油:米国産原油/原油市場で米国産の割安感が薄れている。アジアや欧州の指標原油に対して5ドルほど安い水準、価格差はこの6カ月で半分に縮まった。米国指標のWTI/日本時間18日現在-1バレル57ドル台で推移。欧州指標の北海ブレント原油/同63ドル台、両者の価格差は5-6ドルほど。5月ごろは10ドルを超えていた。※日経11-19/19P22
  2. 原油:米国産原油/10月の貿易統計情報-米国からの原油輸入が9月に続いてゼロ。2カ月連続で輸入実績がなかったのは2018年5月以来。米国/シェ-ルオイルの増産が続くものの、パイプラインの整備が進んだことで欧州への輸出が増え、需給が締まっている。中東産などに対する割安感が薄れ、日本からの引き合いが鈍化。※日経11-27/19P20
  3. 原油:アジアの指標となる中東産ドバイ原油のスポット価格/約2カ月ぶりの高値を付けた。取引の中心となる1月渡し/1バレル63.40ドル前後と前日比1.40ドル(2%)上昇。月初からの上げ幅/8%に達した。原油価格上昇の背景/石油輸出機構と非加盟国との会合で、協調減産を2020年3月から6月まで延長する案が検討中と。※日経11-23/19P16
  4. 原油:原油市場で勢力図の変化が進んでいる。米エネルギ-情報局情報-米国の9月の石油輸出量が輸入量を上回った。最大に産油国の米国(18年に世界生産量の首位に/45年ぶり)が「純輸出国」に転じ、世界は中東への依存を減らしている。米国の9月の原油・石油関連製品の輸出量/輸入量を1日当たり89,000バレル上回った。※日経12-1/19P3
  5. 素材:塩化ビニ-ル樹脂/パイプや建材などに使う塩ビのアジア向けの12月積み輸出価格/2カ月連続で下落。日本の大手がインドに輸出する価格/1トン910~920ドルと、前月比10~20ドル下落。中国向けは10ドル安の同830ドル。インドの需要/鈍化。日本メ-カ-に先だって決まる台湾大手の輸出価格も同程度の下げ幅で決まった。※日経11-23/19P16
  6. 素材:ナフサ/石油化学製品の基礎原料であるナフサのスポット価格が上昇。26日/アジア市場-1トン566ドル前後、直近の安値を付けた10月初めに比べ18%高く、約半年ぶりの高値。9月にサウジアラビアの石油施設が攻撃された後、同国の供給が回復していない。加えて、石化原料の需要が液化石油ガスからシフトし、需給引き締る。※日経11-27/19P20
  7. 塗料:日本特殊塗料/2019年9月中間期連結-経常減益。売上高287億円(前年同期/286)、経常益20.49億円(同/21.25)、利益13.30億円(同/12.89)。20年3月期連結見通し/売上高617億円、経常益48.50億円、利益30.00億円。※日経11-7/19P19
  8. 塗料:ロックペイント/2019年9月中間期連結-増収増益。売上高126億円(前年同期/120)、経常益9.84億円(同/8.13)、利益6.82億円(同/6.01)。20年3月期連結見通し/売上高245億円、経常益17.00億円、利益12.00億円。※日経11-7/19P19
  9. 塗料:大日本塗料/2019年9月中間期連結-増収減益。売上高368億円(前年同期/363)、経常益28.72億円(同/29.02)、利益17.76億円(同/17.89)。20年3月期連結見通し/売上高750億円、経常益66.00億円、利益40.00億円。※日経11-9/19P12
  10. 塗料:関西ペイント/2019年9月中間期連結-減収減益。売上高2085億円(前年同期/2155)、経常益187.90億円(同/191.74)、利益98.01億円(同/116.31)。20年3月期連結見通し/売上高4400億円、経常益415.00億円、利益225.00億円。※日経11-9/19P12
  11. 塗料:アサヒペン/2019年9月中間期連結-増収増益。売上高73億円(前年同期/71)、経常益4.63億円(同/4.10)、利益3.18億円(同/2.63)。20年3月期連結見通し/売上高141億円、経常益8.00億円、利益5.50億円。※日経11-9/19P12
環境関連
  1. バイオマス発電:日経調査情報/木材などの生物資源を燃やして電気をつくるバイオマス発電所の国内の発電容量が2023年度末に約770万kwと、18年度末の1.9倍になる。19年度からの5年間で計370万kw程度増える見込み。今後5年間で新規に稼働する可能性のある発電所は製紙やセメント会社のものが目立つ。※日経11-22/19P13
  2. バイオマス発電:同上/18年度末の稼働している再生エネの発電容量-住宅用の太陽光が1000万kw、事業向けの大規模太陽光が4000万kw、風力は約370万kw。バイオマス発電/順調に増加してきた。19年以降は年50万~100万kwのペ-スで増える見通し。今後5年間で新規に稼働する可能性のある発電所は、製紙やセメント会社が主役に。※同上
アジア関係/その他
  1. 海外:米国/オリックス-12月にも米国の不動産業者向けロ-ン会社のハント・リアルエステ-ト・キャピタル(1972年設立、ニュ-ヨ-クに本社を置き全米に25の拠点を構える。集合住宅向けに強みを持つ)を買収し、100%子会社化。取得額/数百億円とみられる。※日経11-5/19P3
  2. 海外:米国/同上-米国では不動産価格の高騰などで持ち家比率が低下しており、今後も成長が見込めると判断。米国で傘下にある別の同業会社と連携して米市場での金融事業を強化する。※同上
  3. 海外:米国/伊藤忠商事-米国の金属フェンス製造・販売大手のジャミソン・マニュファクチャリング(テキサス洲/住宅向けフェンスでは全米トップクラス、年間売上高は約250億円)を買収した。買収額/非公開。ジャミソン社の全株式を取得。伊藤忠/フェンスの製造・販売会社のマスタ-ハルコを完全子会社化するなど建材事業強化。米国のフェンス製販事業/1000億円超へ。※日経11-13/19P12
  4. アジア:中国/国家統計局情報-2019年10月の主要70都市の新築住宅価格動向。前月比で下落した都市/17、9月比5増。下落都市の数/17年9月以来、2年1カ月ぶりの高水準。上昇した都市の数/3少ない50、横ばいは2少ない3。地方政府による不動産売買や住宅ロ-ンへの規制が効いているようだ。※日経11-16/19P9
  5. アジア:中国/国家統計局情報-10月の70大中都市の分譲住宅販売価格変動状況①1,2,3線都市の新築・中古住宅販売価格の前月比上昇幅はやや縮小②2,3線都市の新築・中古住宅販売価格の前年同月比上昇幅は縮小、1線都市の上昇幅はやや拡大。※京貿
  6. アジア:台湾/大和ハウス工業-ホテルオ-クラと組んで台湾南部の高雄市に高級ホテルを開発。分譲マンションの複合開発で総事業費は約260億円。「ホテル・ニッコ-」ブランドで2023年11月の開業目指す。高雄市/観光客が増える一方、高級ホテル不足。同市湾岸部の再開発地区に21階建てホテルと29階建てマンションを建設。ホテル運営/オ-クラニッコ-マネジメントに委託。※日経11-29/19P17
  7. その他:設備投資/日経の2019年度設備投資動向調査情報-10月末時点の全産業の設備投資額-19年度当初計画比1.3%減(30兆3020億円)になる見通し。米中貿易戦争の長期化などで世界経済の先行き不透明感が強まり、製造業を中心に投資を絞る動きが広がった。18年度比では8.6%増と依然として高い水準。※日経12-1/19P1,7
■トピックス
  マンション高値/「駅近」人気が支え-首都圏新築/売れ行きは鈍く 大手シェア集中/地価も 高く                         <日経11-9/19P17>
  • 不動産経済研究所/18日発表-概要:首都圏の新築マンションの価格が過去最高に近づいている。1~10月の平均価格/前年同期より4.2%高い6089万円になった。一方で売れ行きは鈍い。月間契約率は2.8ポイント低い64.1%に低下している。それなのになぜ、価格は上がるのだろうか。
  • 価格が上がっている理由:同研究所情報/首都圏の過去最高の価格-1990年の6123万円。理由/①ホテルなどと建設地を奪い合うほど土地が少なくなり、コストがかかってより上がりやすくなっている。②需要サイトの要因として、共働きなどによって世帯あたりの収入が1000万円を超える「パワ-カップル」が増加。③供給サイトの要因としては、販  売会社が大幅に減ってきたという事情がある。
  • 購入世帯の状況:18年に首都圏の新築マンションを買った世帯の平均収入/960万円で、過去最高。1000万円以上の割合は37%で、5年前に比べ15ポイント増。18年にマンションを買った世帯のうち、共働きの割合は66%。これも過去最高、5年前よりも9ポイント高い。低金利が続き返済する余力が高まっていることも購入を後押ししている。パワ-カップル/共働き世帯が多いため、通勤しやすい都心や駅近のマンションに対する需要が強い。
  • 駅近需要の実態:長谷工総合研究所情報/首都圏の19年1-6月の新築マンション発売戸数のうち、最寄り駅から徒歩5分以内の比率は15年に比べて約10ポイント高まり、50%に迫る。売却するときに資産価値が下がりにくい利点もある。
  • マンション販売会社の動向:企業数/ピ-クの01年-429社、現在-110社程度。金融危機で倒産が相次いだ。不動産大手7社の「メジャ-7」/発売戸数のシェア-07年に22%だったが、18年は46%。7社/住友不動産、三井不動産、三菱地所、野村不動産、東急不動産、東京建物、大京。大手/マンション以外にオフィスビル、ホテルや物流施設などを積極的に手がけるようになり、以前よりも経営が多様化し体力がある。大手は、マンションの値引きでイメ-ジを悪くするよりも「販売期間が長くなってコストが多少増えても価格を高  く維持する方がいいと考えている」(三井住友トラスト基礎研究所)。各社とも値引きによる販売増加という経営とは一線を画し、我慢比べの局面となっている。
  • 不動産会社/強気だが-状況の変化はあるか?:マンションを販売する不動産会社の側には、グロ-バルにみると東京の物件はまだ割安との読みもある。日本不動産研究所情報(5月発表)/東京都港区元麻布にある高級マンションの価格を100とした場合、各都市の高級マンションを指数にすると香港が212.8、ロンドンが197.4、ニュ-ヨ-クが105.3。・マネ-流入/これまで中国などの富裕層が投資目的で高僧マンションを買う動きが、東京都 心で目立っていた。足元では以前ほどの勢いはみられないが、今後もマネ-の流入が続くとの見方がある。・業界/価格が高いまま維持できると期待している。物件に付加価値をつけるための独自の取り組みもみられる。だが、需要がこのまま維持されるかどうかは分からない。すでに異常値といえるデ-タもある。東京カンテイ情報/「年収倍率」(新築マンション価格が年収の何倍か)-17年時点  の東京ですでに13倍。00年の7倍を底に上昇しており、1990年の18倍に近づいた。今後も価格が上がり続ければ、支払い余力を超えて需要がしぼんでいく。
  • 我慢比べ/どこまでできるか:値引きしないという我慢比べは7社がそろって耐えるとは限らない。景気の悪化などで1社でも積極的な値下げに動き出す可能性はある。売れ行きが鈍くても価格が高いというねじれ均衡は、いつまで持つか、微妙な状況だ。
  
■情報源:※日経=日本経済新聞 四国版 ※京貿=日本国際貿易促進協会京都総局
       ※国貿=国際貿易          ※高新=高知新聞