■住宅関連情報/2025年11月 ■        過去の住宅情報
<住宅、リフォ-ム、ロ-ン、建材・住設・家具・合板・木材、建築・ゼネコン・不動産、塗料・素材、環境、アジア>

住宅関連
  1. 住宅着工動向:国土交通省情報/2025年10月の新設住宅着工戸数-前年同月比3.2%増の7万1871戸と7カ月ぶりに対前年比で増加。季節調整後の年率換算値/前月比10.2%増の80万3000戸と2カ月連続の増加。※国土交通省11-28/25配信
  2. 住宅着工動向:同上/種別-★持ち家は前年同月比8.2%減の1万8081戸と7カ月連続の減少、★貸家は同4.2%増の3万771戸と7カ月ぶりの増加。★分譲住宅は同14.8%増の2万2480戸と7カ月ぶりに増加。分譲住宅のうちマンションが同31.8%増の1万1650戸、一戸建て住宅は同0.5%増の1万564戸とそれぞれ7カ月ぶりの増加。※同上
  3. 住宅:住宅価格/東京カンテイ情報-10月の新築小規模戸建て住宅の平均希望売り出し価格は東京23区で前月比2.9%高い8667万円。調査を始めた2014年4月以降の最高値を2カ月連続で更新。前年同月比/17.5%上昇。8月(4.4%高)、9月(10.6%高)と比べて拡大した。※日経11-11/25P23
  4. 住宅:住宅価格/同上-けん引したのは都心6区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)だ。面積が広い高級物件の供給が相次ぎ相場を押し上げた。平均価格/1億7997万円で、前年同月比62.6%高。調査/敷地面積が50㎡以上100㎡未満の新築木造戸建て(土地付き)で、最寄り駅まで徒歩30分以内またはバスで20分以内の物件が対象。※同上
  5. 住宅:住宅価格/同上-同じ23区でも都心から離れると上昇率は相対的に緩やかだ。城南・城西6区(品川・世田谷など)/前年同期比23.2%高の1億972万円、城北・城東11区/6.6%高の6671万円。都心6区との価格差が広がった。マンション価格高騰を受け、新築戸建ての需要が高まっている。※同上
  6. 住宅:住宅価格/同上-首都圏(1都3県)の平均価格は前月比0.7%高い5974万円。主要都市の動向/川崎市-8.7%高い6019万円、さいたま市-5.4%高い5216万円と値上がりした。一方で、横浜市/12.7%低い4638万円、相模原市/8.2%低い4013万円、千葉市/2.1%低い4106万円。※同上
  7. 住宅:分譲マンション賃料/東京23区の10月の分譲マンション賃料は前月比1.2%上昇し1㎡あたり5866円。調査を始めた2004年1月以降の最高値を2カ月ぶりに更新。前年同月比では14.1%高。23区への人口流入に加え、住宅価格の高騰を受けて購入を断念した層が増え賃貸需要が旺盛だ。※日経11-18/25P22
  8. 住宅:分譲マンション賃料/同上-分譲マンション賃料は住戸を持ち主が貸し出す際に設定。東京カンテイ/専有面積30㎡未満の住戸や事務所・店舗を除くファミリ-タイプを対象に、月額の平均賃料を集計。※同上
  9. 住宅:分譲マンション賃料/同上-首都圏(1都3県)は前月比1.2%高い3889円と3カ月ぶりに上昇。東京23区がけん引した。他の主要都市は下落/横浜市-1.3%下落の2800円、さいたま市-1.6%下落の2512円、千葉市-.0.8%下落の1989円。借り手の資金余力の差が現れているという。※同上
  10. 住宅:賃貸マンション家賃/アットホ-ム情報-10月の東京23区の賃貸マンション平均募集賃料は★単身者向け(専有面積30㎡以下)で前月比0.2%高の10万4594円。調査を開始した2015年1月以降の最高値を17カ月連続で更新。旺盛な需要を背景に、オ-ナ-の強気の家賃設定が続いている。前年同月比は10.6%上昇。※日経11-27/25P23
  11. 住宅:賃貸マンション家賃/同上-全国で家賃が高騰している。調査を実施している13エリアのうち11エリアで前年同月を上回った。最も上昇率が高かったのは福岡市で13.9%高い6万744円。初めて名古屋市(6万435円)を超えた。※同上
  12. 住宅:東京都/手ごろな家賃で住める「アフォ-ダブル住宅」を供給する総額200億円以上の官民ファンドの運営事業者候補に、野村不動産、三菱UFJ信託銀行などを選定した。2026年度から順次、相場の2割安程度の家賃で約300戸を供給する。賃料が上昇するなか、子育て世代が都内に住める環境づくりを目指す。※日経11-7/25P1
  13. 住宅:東京都/手ごろな家賃で住める「アフォ-ダブル住宅」を供給する官民ファンドの運営事業者候補に、野村不動産などの4グル-プを選んだと正式発表。都心の賃料が上昇するなか、相場の2割安程度の家賃で供給する。子育て世代などが優先して入居できるようにし、住みやすい環境作りを目指す。※日経11-8/25P38
  14. 住宅:コスモスイニシア/2025年9月中間期連結-増収増益。売上高648億円(前年同期/626)、経常益60.55億円(同/52.72)、利益41.14億円(同/35.04)。26年3月期連結見通し/売上高1520億円、経常益96.00億円、利益65.00億円。※日経11-8/25P19
  15. 住宅:スタ-ツコ-ポレ-ション/2025年9月中間期連結-経常増益。売上高1185億円(前年同期/1088)、経常益165.49億円(同/148.57)、利益108.36億円(同/120.27)。26年3月期連結見通し/売上高2500億円、経常益245.00億円、利益235.00億円。※日経11-11/25P20
  16. 住宅:明和地所/2025年9月中間期連結-増収増益。売上高589億円(前年同期/248)、経常益69.90億円(同/21.62)、利益48.29億円(同/16.44)。26年3月期連結見通し/売上高840億円、経常益43.00億円、利益29.00億円。※日経11-11/25P20
  17. 住宅:飯田グル-プホ-ルディングス/2025年9月中間期連結-減収増益。売上高6850億円(前年同期/6871)、経常益360.69億円(同/341.82)、経常益249.18億円(236.53)。26年3月期連結見通し/売上高15300億円、経常益855.00億円、利益580.00億円。※日経11-12/25P18
  18. 住宅:サンヨ-ホ-ムズ/2025年9月中間期連結-赤字。売上高190億円(前年同期/158)、経常益▲1.50億円(同/▲7.47)、利益▲1.42億円(同/5.41)。26年3月期連結見通し/売上高610億円、経常益18.00億円、利益12.00億円。※日経11-12/25P18
  19. 住宅:長谷工コ-ポレ-ション/2025年9月中間期連結-増収増益。売上高5954億円(前年同期/5587)、経常益393.41億円(同/362.73)、利益242.15億円(同/193.73)。26年3月期連結見通し/売上高12400億円、経常益900.00億円、利益580.00億円。※日経1-13/25P18
  20. 住宅:レオパレス21/2025年9月中間期連結-経常増益。売上高2220億円(前年同期/2161)、経常益190.27億円(同/167.29)、利益46.78億円(同/105.96)。26年3月期連結見通し/売上高4441億円、経常益900.00億円、利益580.00億円。※日経11-15/25P18
  21. 住宅:大和ハウス工業/2025年9月中間期連結-減収減益。売上高26309億円(前年同期/26526)、経常益2053.41億円(同/2209.58)、利益1377.18億円(同/1563.42)。26年3月期連結見通し/売上高56000億円、経常益4610.00億円、利益2900.00億円。純利益は前期比13%増。海外売上高/初めて1兆円に達する。※日経11-14/25P18,20
  22. 住宅:マンション相続/政府の税制調査会-専門家会合で、不動産を活用した相続税の節税策について議論。国税庁/賃貸マンションを一棟丸ごと購入したり、商業ビルを小口化したりする事例で節税効果が大きいと指摘した。今後、政府が乗り出す可能性がある。国税庁/不動産の評価は毎年発表する路線価などを基準としている。※日経11-14/25P5
  23. 住宅:マンション相続/同上-路線価は足元の売買市場の価格動向を反映しにくく、地価が上昇している都市部などでは実勢価格よりも低くなる傾向がある。現金よりも不動産で相続した方が税負担を減らせるため、節税目的で不動産を購入する富裕層が多いという。※同上
  24. 住宅:マンション相続/政府・与党-投資用不動産の相続を巡る節税策の防止に乗り出す。他人に貸し出すことを目的に購入したマンションやオフィスなどの相続税を算定する際の物件の評価方法を改める。相続の直前に買われた物件では、現行の路線価格でなく購入時の価格に基づいて評価し、税負担を引き上げる。政府/改正案提示。※日経11-27/25P1
  25. 住宅:マンション転売/不動産協会-マンションの投機的な取引を防ぐため、引き渡し前の転売禁止を柱とする対応方針をまとめた。転売行為が発覚した場合、解約解除や手付金没収に踏み切る。都心のマンション価格高騰は投資家や外国人による短期転売が一因との批判が出る。協会は主要な加盟社に通知済で、近く公表する。※日経11-19/25P2
  26. 住宅:マンション転売/国土交通省情報-東京23区の新築マンションのうち、購入後1年以内の「短期売買」の割合が2024年1-6月の購入分で全体の9.3%に上がった。海外からの取得比率は25年1-6月に3.5%だった。価格高騰が指摘されるなか、国土交通省は業界団体と連携して投機的な取引の抑制を進める狙いだ。※日経11-21/25P5
  27. 住宅:マンション転売/同上-都心6区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)の短期売買は24年1-6月の購入分では12.2%に上がった。東京都全体は8.5%だった。※同上
  28. 住宅:マンション転売/国土交通省公表-東京23区の大規模な新築マンションで、短期間で転売される割合が上昇している。2024年1-6月/全体の9.9%が1年以内に転売されていた。この割合は23年の4.15から2倍に膨らんだ。タワ-マンションなどで投機的な売り買いがみられることから、業界団体も対応策を急ぐ。※日経11-26/25P2
  29. 住宅:マンション転売/同上-23区の大規模物件で専有面積40㎡以上の部屋について購入後1年以内の売買の調査情報。24年1-6月/575件で比率は約1割に達した。都心になるほど短期売買は活発だった。※同上
  30. 住宅:マンション転売/同上-全ての新築物件を対象にした調査では24年1-6月に東京23区で9.3%が短期売買だった。都心6区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷)に限ると12.2%と高い。※同上
  31. 住宅:マンション転売/同上-海外に住む人が新築マンションを取得した比率は25年1-6月に東京23区で3.5%。比率は低いものの、国土交通省は状況を注視する。→不動産協会/25日-投機目的の売買に歯止めをかける対策を正式発表。一般公募で販売する物件で引き渡し前の売却活動を禁止するなどを発表した。※同上
  32. 住宅:中古住宅/東京カンテイ情報-10月の中古マンションの平均希望売り出し価格(70㎡あたり)は東京23区で前月比1.4%高の1億1183万円。前月比での上昇は1年半連続。新築の購入を諦めた層などの需要が価格を押し上げている。前年同月比では34.6%上昇し、デ-タが確認できる1997年1月以降の最高値を更新した。※日経11-21/25P23
  33. 住宅:中古住宅/同上-調査は事務所や店舗用を除いた専有面積が30㎡以上のファミリ-タイプの物件を対象としている。→都内では、中古でも「億ション」が珍しくなくなっている。23区のうち11区で平均価格が1億円以上だった。10月/台東区-前月比2.6%高の1億4万円で、初めて大台を超えた。前年同月比33.4%上昇。※同上
  34. 住宅:中古住宅/同上-首都圏(1都3県)の主要都市の動向。横浜市/前月比0.3%高の4426万円、さいたま市/0.2%高の3890万円、千葉市/1.5%安の2636万円。いずれの市も前年同月比では上昇しているが、価格は23区の1/2以下と安い。※同上
住宅リフォーム関連
  1. HC:ナフコ/2025年9月中間期連結-減収増益。売上高909億円(前年同期/966)、経常益17.10億円(同/9.04)、利益8.13億円(同/3.46)。26年3月期連結見通し/売上高1730億円、経常益27.63億円、利益12.60億円。※日経11-8/25P16
住宅ロ-ン関連
  1. 住宅ロ-ン:国土交通省/5年ごとの住生活基本計画で、住宅ロ-ン減税の適用基準として準拠してきた居住面積の目安を「40㎡程度」に引き下げる。現状の「最低50㎡」を改定する。狭いマンションや戸建てにもロ-ン減税を適用できるようにする。資材高などによる住宅価格の高騰を踏まえ、家計の負担軽減を狙う。※日経11-13/25P1,3
  2. 住宅ロ-ン:同上/計画-10年間の住宅政策の方向性を定める。2035年度までの計画を25年度中に閣議決定する。計画は住宅ロ-ン減税のほか、不動産取引税や登録免許税、住宅購入に関連した贈与の際の非課税措置の対象を左右しうる。※同上
建材・住設・家具関連
  1. 建材:文化シャッタ-/2025年9月中間期連結-増収増益。売上高1052億円(前年同期/1022)、経常益43.16億円(同/39.55)、利益27.46億円(同/22.08)。26年3月期連結見通し/売上高2400億円、経常益165.00億円、利益115.00億円。※日経11-6/25P25
  2. 建材:不二サッシ/2025年9月中間期連結-最終黒字化。売上高482億円(前年同期/476)、経常益4.15億円(同/0.55)、利益4.39億円(同/▲1.10)。26年3月期連結見通し/売上高1020億円、経常益27.50億円、利益21.50億円。※日経11-6/25P25
  3. 建材:アイカ工業/2025年9月中間期連結-増収増益。売上高1213億円(前年同期/1201)、経常益146.71億円(同/142.30)、利益94.24億円(同/88.55)。26年3月期連結見通し/売上高2650億円、経常益300.00億円、利益183.00億円。※日経11-6/25P25
  4. 建材:ニチハ/2025年9月中間期連結-減収増益。売上高710億円(前年同期/730)、経常益37.01億円(同/32.35)、利益24.67億円(同/18.29)。26年3月期連結見通し/売上高1450億円、経常益103.00億円、利益30.00億円。※日経11-8/25P19
  5. 建材:ニチアス/2025年9月中間期連結-減収減益。売上高1227億円(前年同期/1266)、経常益183.61億円(同/206.32)、利益127.37億円(同/144.57)。26年3月期連結見通し/売上高2540億円、経常益365.00億円、利益258.00億円。※日経11-12/25P18
  6. 建材:永大産業/2025年9月中間期連結-赤字。売上高352億円(前年同期/340)、経常益▲2.14億円(同/▲7.00)、利益▲0.81億円(同/▲4.26)。26年3月期連結見通し/売上高745億円、経常益6.00億円、利益5.00億円。※日経11--11/25P20
  7. 建材:南海プライウッド/2025年9月中間期連結-黒字化。売上高125億円(前年同期/117)、経常益16.07億円(同/▲2.17)、利益9.72億円(同/▲4.04)。26年3月期連結見通し/売上高260億円、経常益20.00億円、利益10.00億円。※日経11-13/25P18
  8. 建材:ニホンフラッシュ/2025年9月中間期連結-減収増益。売上高102億円(前年同期/104)、経常益5.57億円(同/4.29)、利益3.37億円(同/2.55)。26年3月期連結見通し/売上高260億円、経常益19.30億円、利益12.40億円。※日経11-15/25P18
  9. 建材:住友大阪セメント/2025年9月中間期連結-減収増益。売上高1057億円(前年同期/1086)、経常益42.33億円(同/21.24)、利益55.90億円(同/9.43)。26年3月期連結見通し/売上高2252億円、経常益136.00億円、利益100.00億円。※日経11-12/25P18
  10. 建材:太平洋セメント/2025年9月中間期連結-減収減益。売上高4381億円(前年同期/4436)、経常益329.46億円(同/353.71)、利益244.85億円(同/301.92)。26年3月期連結見通し/売上高9060億円、経常益680.00億円、利益450.00億円。※日経11-12/25P18
  11. 建材:伊藤忠商事グル-プの住宅資材大手のDAIKEN/岡山市内に音響実験棟を設けた。無響室や残響室を備え、吸音や遮音に優れた建材の開発などに生かす。音の広がりを建材や工法ごとに測定するほか、オフィスや住居の設計段階でシュミレ-ションすることで快適な住環境の提案につなげる。実験棟/「音環境ラボラトリ-(音ラボ)」。※日経11-18/25P35
  12. 建材:鋼板/薄鋼板主要3品種(熱延、冷延、表面処理)の9月末のメ-カ-・流通在庫(速報値)-403万1000トンと8月末から3万トン(0.7%)減。減少は2カ月ぶり。8月に大きく在庫が増えた反動が出た。8月/お盆の連休で出荷が低調で、薄鋼板在庫は前月末比4%増。※日経11-7/25P23
  13. 建材:鋼板/製造業や建設業で幅広く使う鋼板の国内流通価格が下がっている。熱延鋼板/足元で10月末よりも9%値下がりし、2021年6月以来4年5カ月ぶりの安値をつけた。熱延鋼板の東京地区での流通価格/1.6mm品-現状で1トン10万2500円前後。24年以降値下がりが続く。※日経11-12/25P22
  14. 建材:鋼板/同上-冷延鋼板は同12万6500円前後と前月比7%安で、同じく21年6月以来の低水準だ。※同上
  15. 建材:建設用鋼材/「ときわ会」情報-10月末のH形鋼在庫は18万8600トンと前月から4900トン(2.5%)減少。減少は5カ月連続で、2022年11月末以来2年11月ぶりの低水準。9月より営業日数が増え出荷が伸びた一方で流通業者が慎重な仕入れを続け、在庫が減っている。※日経11-20/25P25
  16. 建材:建設用鋼材/同上-10月の出荷量は7万1300トンで前月より5.6%多かった。在庫率/2.63カ月で、23年11月以来の低さだ。日本製鉄/9月契約でH形鋼の一般流通(店売り)向け価格を引き上げている。11月契約の価格は据え置いた。※同上
  17. 建材:ステンレス/日本製鉄-11月契約分のステンレス冷延薄鋼板の一般流通(店売り)向け価格を引き上げる。値上げ幅/1トンあたり5000円で、ニッケル系で約1%、クロム系では約2%に相当。原料価格の上昇や外国為替市場での円安進行を反映。厚中板の価格も同様に1トンあたり5000円(約1%)上げる。※日経11-12/25P22
  18. 建材:産業資材/景気に敏感な素材、燃料などの国内企業間取引価格をもとに算出する日経商品指数42種(1970年=100)の11月末値-269.754と、前月末から0.04%上昇。上昇は6カ月連続。外国為替市場で円安・ドル高が進み、銅や金などの円建て価格が上昇。半面、需要に弱さから鋼材や化学が値下がりした。※日経11-29/25P17
  19. 建材:鉄鋼輸出/日本の鉄鋼輸出がしぼんでいる。4-9月の輸出量/合計1508万トン-前年同期比6.1%減、同時期として25年ぶりの低水準。中国の安値攻勢への警戒から各国が自国産業保護に走り、日本の鉄鋼製品も売り先を失いつつある。主要な販路である輸出の減少は日本の鉄鋼メ-カ-の収益を圧迫する。※日経11-12/25P22
  20. 建材:生コン/全国生コンクリ-ト工業組合連合会情報-2025年4-9月期の全国生コン出荷量は前年同期比7.5%減の3051万2095立方m。4-9月としては連合会として記録に残る1975年以降で過去最低。働き方改革で、建設現場での作業時間が減ったことが出荷量の減少につながった。※日経11-8/25P23
  21. 住設:タカラスタンダ-ド/2025年9月中間期連結-増収増益。売上高1231億円(前年同期/1159)、経常益90.11億円(同/61.38)、利益69.49億円(同/38.83)。26年3月期連結見通し/売上高2500億円、経常益178.00億円、利益130..0億円。※日経11-7/25P22
  22. 住設:クリナップ/2025年9月中間期連結-増収増益。売上高954億円(前年同期/635)、経常益16.63億円(同/6.16)、利益10.05億円(同/2.56)。26年3月期連結見通し/売上高1345億円、経常益30.00億円、利益18.50億円。※日経11-8/25P19
  23. 住設:ジャニス工業/2025年9月中間期連結-赤字。売上高23億円(前年同期/22)、経常益▲0.83億円(同/▲0.68)、利益▲0.89億円(同/▲0.67)。26年3月期連結見通し/売上高48億円、経常益0.30億円、利益0.10億円。※日経11-12/25P18
  24. 住設:ホ-チキ/2025年9月中間期連結-増収増益。売上高485億円(前年同期/455)、経常益43.75億円(同/33.63)、利益30.15億円(同/22.84)。26年3月期連結見通し/売上高1009億円、経常益100.00億円、利益72.00億円。※日経11-7/25P23
  25. 住設:能美防災/2025年9月中間期連結-増収減益。売上高570億円(前年同期/545)、経常益32.65億円(同/7.94)、利益21.02億円(25.39)。26年3月期連結見通し/売上高1406億円、経常益169.00億円、利益116.00億円。※日経11-11/25P20
  26. 家具:オカムラ/2025年9月中間期連結-増収減益。売上高1527億円(前年同期/1456)、経常益77.03億円(同/81.62)、利益74.07億円(同/79.71)。26年3月期連結見通し/売上高3300億円、経常益260.00億円、利益220.00億円。※日経11-8/25P19
  27. 家具:ドリ-ムベッド/2025年9月中間期連結-増収増益。売上高56億円(前年同期/53)、経常益3.32億円(同/2.78)、利益2.21億円(同/1.85)。26年3月期連結見通し/売上高119億円、経常益6.40億円、利益4.40億円。※日経11-8/25P19
  28. 家具:ニトリホ-ルディングス/2025年9月中間期連結-減収減益。売上高4391億円(前年同期/4471)、経常益603.60億円(同/640.82)、利益417.41億円(同/454.08)。純利益/前年同期比8%減。ECサイトに顧客を奪われ、客足が落ち込んだ。26年3月期連結見通し/売上高9880億円、経常益1370.00億円、利益940.00億円。※日経11-14/25P15,18
  29. 家具:同上/商品部門を再編して似鳥会長をトップに据える。開発力を磨き、年間の投入商品数を従来から倍増させて巻き返す。※同上
合板・木材関連
不動産・建築・ゼネコン関連
  1. 不動産:オフィスビル/三鬼商事情報-10月の東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)のオフィス空室率は前月比0.09ポイント低い2.59。港区/5年4カ月ぶりに3%を下回った。前年同月比では1.89ポイント下がった。人材獲得のためにオフィス環境を向上させたいと考える企業が増えている。※日経11-7/25P25
  2. 不動産:オフィスビル/同上-業績が好調で人員拡大を見据えて面積を確保する企業も多い。空室面積/前月比で約6800坪減少。空室の不足感が強まっている。区別/千代田-前月比0.04ポイント高い1.65%、中央-0.28ポイント低い3.37%、港-0.13ポイント低い2.94%、新宿-0.05ポイント低い3.03%、渋谷-0.05ポイント低い2.04%。※同上
  3. 不動産:オフィスビル/賃貸オフィスビルの仲介などを手掛けるスリ-スタ-情報-前のテナントがオフィス家具や内装を残して退却した「居抜きオフィス」が東京で増えている。2025年1-9月の登録件数/1726件-18年通年の20倍に増加。借り手が初期費用の削減や入居までの期間短縮を求めるようになったことが背景にある。※日経11-11/25P23
  4. 不動産:日本不動産研究所情報/世界の主要都市の不動産相場に関する調査。大阪のマンション価格/2025年10月時点-半年前に比べ3.4%上昇。調査対象のなかで最大の伸びとなった。人件費や建材費などの上昇に加え、大規模開発や「万博効果」などを背景とした高額物件の需要の高まりが相場を押し上げた。※日経11-9/25P17
  5. 不動産:同上/大阪に次ぎニュ-ヨ-ク(2.9%)、3番目にムンバイ(2.3%)が大きかった。東京は4月時点の上昇率を維持したが6番目(1.4%)だった。→大阪の市況をけん引するのが中心部の高額物件(三菱地所レジデンス、三井不動産レジデンシャル、東急不動産など大手の物件)だ。1年間での上昇率は5.0%になった。※同上
  6. 不動産:三菱地所/2025年9月中間期連結-増収増益。売上高7432億円(前年同期/6410)、経常益826.45億円(同/794.42)、利益580.71億円(同/500.21)。26年3月期連結見通し/売上高18500億円、経常益2700.00億円、利益1950.00億円。※日経11-11/25P20
  7. 不動産:住友不動産/2025年9月中間期連結-減収増益。売上高5322億円(前年同期/5395)、経常益1639.06億円(同/1561.68)、利益1183.40億円(同/1094.60)。26年3月期連結見通し/売上高10500億円、経常益2850.00億円、利益2100.00億円。※日経11-12/25P18
  8. 不動産:三井不動産/2025年9月中間期連結-増収増益。売上高13534億円(前年同期/11624)、経常益1835.87億円(同/1373.22)、利益1521.53億円(同/883.22)。26年3月期連結見通し/売上高27000億円、経常益2950.00億円、利益2650.00億円。純利益/前期比3%増。従来予想から50億円上方修正。※日経11-8/25P17,19
  9. 不動産:東急不動産ホ-ルディングス/2025年9月中間期連結-増収増益。売上高5912億円(前年同期/5032)、経常益695.93億円(同/448.29)、利益521.63億円(同/250.62)。26年3月期連結見通し/売上高13000億円、経常益1390.00億円、利益900.00億円。純利益は前期比16%増。従来予想から50億円引き上げた。※日経11-8/25P16,18
  10. 不動産:東京建物/2025年12月期連結見込み-純利益は前期比12%減の580億円。従来予想を30億円引き上げる。保有物件の売却益増加やオフィスビルの賃料引き上げの進展を反映した。営業利益/16%増の925億円と従来予想から65億円上振れする。売上高/1%増の4700億円と、従来予想から330億円上振れする。※日経
  11. ゼネコン:大林組/2025年9月中間期連結-減収増益。売上高11612億円(前年同期/12228)、経常益845.47億円(同/491.07)、利益779.67億円(同/545.79)。26年3月期連結見通し/売上高25700億円、経常益1720.00億円、利益1490.00億円。純利益/前期比3%増。従来予想の31%減から一転して増益となる。※日経11-6/25P23,25
  12. ゼネコン:清水建設/2025年9月中間期連結-増収増益。売上高8970億円(前年同期/8373)、経常益401.12億円(同/186.85)、利益461.55億円(同/106.76)。26年3月期連結見通し/売上高19100億円、経常益730.00億円、利益750.00億円。※日経11-8/25P16
  13. ゼネコン:大成建設/2025年9月中間期連結-減収増益。売上高9078億円(前年同期/9522)、経常益839.08億円(同/497.48)、利益636.42億円(同/448.49)。26年3月期連結見通し/売上高20900億円、経常益1520.00億円、利益1370.00億円。※日経11-12/25P18
  14. ゼネコン:鹿島/2025年9月中間期連結-増収増益。売上高13729億円(前年同期/13216)、経常益1053.77億円(同/489.58)、利益773.28億円(同/351.47)。26年3月期連結見通し/売上高30000億円、経常益2000.00億円、利益1550.00億円。※日経11-12/25P18
  15. ゼネコン:大成建設と鹿島/両社ともに終盤に差し掛かる工事が多く利益率の高い追加工事を獲得し、採算が改善する。2026年3月期連結見通し/大成建設-純利益が減益としていた従来予想から一転、最高益になる。鹿島-過去最高の純利益を見込む従来予想を上方修正。大林組-従来予想から一転増益を見込む。※日経11-12/25P17
  16. 建築:建設物価調査会情報/10月の東京地区の建築費指数(速報値、2015年=100)-★マンション(鉄筋コンクリ-ト造)は140.8と前月からわずかに上昇し、過去最高を更新。銅の国際相場が上昇したことで電線・ケ-ブル類が値上がりし、全体の建築費を押し上げた。※日経11-11/25P23
  17. 建築:同上/マンション以外の指数も全て前月から小幅に上がり最高値をつけた。★オフィスビル(鉄骨造)/138.8、★工場(同)/137.4、★住宅(木造)/144.0。※同上
塗料・素材・原油関連
  1. 原油:日本がサウジアラビアから輸入する原油(DD原油)の価格/2カ月ぶりに下落。代表油種「アラビアンライト」の10月積み/1バレル67.22ドル、5月積み以来5カ月ぶりの安値。9月積み比5.99ドル(8.2%)安。背景/中東やウクライナ情勢の緊張の一時的緩和。代表油種、軽質、中質、重質の全4油種で10月の輸入価格/前月比-約8%下落。※日経11-5/25P26
  2. 塗料:大日本塗料/2025年9月中間期連結-増収減益。売上高459億円(前年同期/361)、経常益21.24億円(同/27.64)、利益14.05億円(同/27.16)。26年3月期連結見通し/売上高920億円、経常益43.00億円、利益29.00億円。※日経11-8/25P16
  3. 塗料:関西ペイント/2025年9月中間期連結-減収増益。売上高2892億円(前年同期/2940)、経常益286.06億円(同/259.96)、利益161.87億円(156.85)。26年3月期連結見通し/売上高5900億円、経常益550.00億円、利益340.00億円。※日経11-8/25P16
  4. 塗料:アサヒペン/2025年9月中間期連結-減収減益。売上高80億円(前年同期/91)、経常益3.54億円(同/5.30)、利益3.83億円(同/4.41)。26年3月期連結見通し/売上高160億円、経常益7.00億円、利益6.00億円。※日経11-8/26P16
  5. 塗料:日本特殊塗料/2025年9月中間期連結-経常減益。売上高303億円(前年同期/325)、経常益28.25億円(同/29.80)、利益25.95億円(同/21.14)。26年3月期連結見通し/売上高605億円、経常益56.50億円、利益48.00億円。※日経11-13/25P15
  6. 塗料:神東塗料/2025年9月中間期連結-経常増益。売上高106億円(前年同期/101)、経常益2.42億円(同/2.27)、利益0.50億円(同/1.65)。26年3月期連結見通し/売上高200億円、経常益3.50億円、利益1.00億円。※日経11-7/25P23
  7. 塗料:イサム塗料/2025年9月中間期連結-増益。売上高40億円(前年同期/40)、経常益4.61億円(同/356)、利益3.21億円(同/2.47)。26年3月期連結見通し/売上高83億円、経常益7.78億円、利益5.60億円。※日経11-7/25P23
環境関連
アジア関係/その他
  1. アジア:中国/国家統計局の2025年1-9月の経済統計情報-GDP速報値は前年同期比5.2%増の101兆5036億元。不動産開発投資/13.9%減。新築分譲住宅の販売面積/5.5%減の6億5835万㎡、販売額/7.9%減の6兆3040億元にとどまった。9月末の都市部調査失業率/5.2%。※国貿10-28/25P1
  2. アジア:中国/中国の大手銀行や地銀による不動産売却が広がり始めた。今夏から売却が相次ぎ、住宅やオフィスの売り出しは計7万戸に上がる。融資先から担保として受け取った物件を換金して不良債権の処理に充てる。不動産市況をさらに冷え込ませかねない。※日経11-25/25P3
  3. 海外:米国/住宅市場が振るわない。需要の鈍化によって販売価格は上昇の勢いを失い、住宅大手の株価も低迷。住宅市場の先行きを示す木材の先物相場は、方針が揺れたトランプ関税に絡んで乱高下してきたが、関心が需要動向に移り足元では軟調に推移する。木材先物/11月上旬-8月下旬の直近高値(521ドル)比23%安。※日経11-11/25P11
■トピックス  
  パナソニックホ-ルディングス(HD)/住設事業売却-YKKに年度内 構造改革前進
                             <日経11-18/25P1,15>
  • パナソニックHD/17日発表-概要:住宅設備子会社をYKKに売却する。2025年から本格的に進めている事業構造改革の一環で、利益率の低い事業を売却しグル-プ全体の収益力を底上げする。→完全子会社で住宅設備事業を手掛けるパナソニックハウジングソリュ-ションズ株の80%を26年3月末までにYKKに譲渡する。残り20%は保有を続ける。譲渡額は非公表だが、パナソニックハウジングの企業価値を2276億円と算定している。パナソニックHDは26年3月期にも営業利益を600億円押し上げると見込む。
  • パナソニックハウジング:樹脂製のトイレ「アラウ-ノ」やキッチン、バスル-ムなどの水回り製品から、ドアや床、雨どいなど幅広い商材を扱う。25年3月期の売上高/4795億円で、連結従業員は25年3月末時点で1万939人。→パナソニックHD/パナソニックハウジングを競争力や立地に課題があり見極めが必要な事業と位置づけていた。25年から進めている構造改革のなかで、事業売却を公表するのは初めてとなる。
  • YKK:住宅設備子会社のYKKAPを傘下に持つ。YKKAP/24年度に5616億円だった連結売上高を30年度以降に1兆円規模に成長させる目標を掲げている。今回の買収により、多様なリフォ-ム需要を取り込む狙いがある。
  • パナソニックHDの戦略の頓挫:パナソニックハウジングは旧松下電工(後のパナソニック電工)の事業の一部を引き継いだ会社。パナソニックグル-プは、松下電工との統合や11年の三洋電機買収などで企業規模が肥大化し、コングロマリットディスカウント(事業多角化による企業価値の毀損)が課題となっている。構造改革はこの解消が主眼だ。→松下電工との統合は住宅メ-カ-のパナホ-ム(現パナソニックホ-ムズ)も含めたグル-プ全体で、住宅から中の設備、家電までパナソニックブランドで提供する狙いだった。パナソニックホ-ムズもトヨタ自動車との共同出資会社の傘下に入っており、今回のパナソニックハウジングの売却はこうした戦略の頓挫を意味する。ただ、課題事業や再建事業の多くはまだ方向性が明らかになっていない(稼ぐ形みえず)。 108-98
 
■情報源:※日経=日本経済新聞 四国版 ※京貿=国際貿易促進協会京都総局
※国貿=国際貿易 ※高新=高知新聞