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■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
□□★                  <2006年6月号>      No.0014
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㈱アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建
材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング
を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。

 

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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容
(1)中国情報
  中国国内販売
(2)住宅関連情報
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し
    て発信します。
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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
中国レポート
 
中国国内販売
 
 皆様、一ヶ月が過ぎるのは早く(歳のせいかもしれませんが)、先月のこのレポートの締
め切りに間に合わせるべく中国出張中に書いたばかりなのに、今回も中山市出張中に
6月分のレポートの催促の連絡が有りました。計画性に乏しい私としては何をレポートす
るかを考えながらとりあえず書き出していますが、今朝の精一機械でのミーティングで議題
になった事を整理してレポートしたいと思います。
 
私どもの中国合弁企業精一機械も操業開始して1年が経とうとしていますが、なんとか
日本向けの設備受注を柱に、工場の設備関係の整備や技術者・作業者の養成等を
進めてきて、なんとか会社として機能し始めた所ですが、私どもの思いも寄らない問題が
次々と出てきて、問題解決を私ども日本人と中国人の経営陣がそれぞれの経験と思い
こみで解決する様は、不真面目と受け取られるかもしれませんが、私としては一つの楽し
みとして定着して来ています。
 
この半年余りに、中国向けの床板塗装設備に関してロールコーター・UV照射装置・サン
ダー等の販売をどのような形態で進めるかで、議論を重ねてきました。
現実問題として日本で蓄積された経験と技術力を基に、精一機械で新たに製造された
各機械の単体の性能としては、現在中国で多く使用されている中国製・台湾製の機械
に比較して、確実に上位に位置しており、価格面においても若干高い設定になるのです
が、全体評価としては買いたいとの引き合いが多く出てきています。 しかしながら、なか
なか現実問題としての販売に結びついていきません。
 
もともと、中国国内においてはこのような機械設備の性質と、中国のこの業界での現状を
考えれば単品機械としての販売は難しく、一つのラインとして、一般に言う塗装システム
としての販売になるのですが、私どもが日本で経験してきた塗装システムが直ぐに中国で
受け入れられるはずもなく、逆に現状の中国で使用されているシステムに私どもの機械を
合わせようとすると、いろいろな問題が発生してきました。
 
特にロールコーターの様な単純な構造の機械に対しても、使用される塗料・生産される
基材が日本のそれとは、違う次元で行われているような感じがするぐらい種々の問題があ
らわにされてきました。ある程度の時間経過において、中国では中国なりに生産された床
板が塗装されて販売されており、無垢材のフローリングに関してはUV塗装に関しても技
術的に確立されているわけでも無いのですが、それなりに押しつけられたヨーロッパ・台湾
の塗装システムをベースに、各製造メーカーが試行錯誤の上現在のシステムを作り上げ
て来ています。
 
私どもから見れば、おかしいと思われる所は多く有り、私どものシステムをそのまま受け入
れてもらえば問題は起こらないと考えられるのですが、ここでは後発メーカーですからそこま
で押しつけるには多くの幸運と時間が必要となるようです。
 
精一機械としても、機械を売るための努力をしながら各機械を現状のシステムにどう適合
させるかを試行錯誤を繰り返してきました。
たとえば、無溶剤UV塗装をする場合において、一般に塗膜の欠陥は使用塗料の温度・
粘度・塗布量管理が重要なポイントとなるのですが、そこまできちっとやっているメーカーは
少なく、私どもから見ればとりあえず塗れていればと言う感じなのかなと思えば、それぞれの
作業現場では、粘度調整剤・コーティングロールのゴムの材質・ブレードの材質から、仕上
げレベルに対する使用機械の選択等かなりオリジナルから換えて努力しているのが見えて
きます。
このように、一定レベルで生産されて販売されている商品の行程を又新たなシステムで導
入するのは、説明と簡単なサンプル作成ではユーザーとして直ぐには踏み切れるはずもな
く、精一機械としても販売の糸口を確実につかんで行くのに相当苦労しているのが現実で
す。
 
このような問題をどのように解決して進んでいくかは、後日良い結果として又レポート出来
ることを期待してください。
 
                                                                    2006年06月10日
                                                                                 車田 修
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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2006年5月

目次
1.住宅関連
2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連


尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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