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■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
□□★                  <2015年 9月号>      No.0125
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(株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建
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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容
(1)不安定な中国市場
(2)住宅関連情報  
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し
    て発信します。
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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

中国レポート

 

不安定な中国市場

 

 名古屋もやっと猛暑日から解放され、気温的には過ごしやすくなってきていますが、最近

雨の日が多くまるで梅雨時期のような感じになっています。中山市は日中まだ35℃近くま

で気温が上がる日が多く、今月末まではクーラーから解放されないと思います。

 

 8月の最終週に吉林省長春に行ってきました、20℃から25℃の快適な気温と湿度の

時期で、中国の東北地区においては一番良い季節なのでしょうが、10月に入ると急激に

気温が下がり始め、長い冬の季節に突入していくようです。

 

 日本の景気は一向に良くなる傾向が見えてきませんが、このレベルで大きな問題があると

は言えず、企業の内部留保金が増えている傾向もあり、気持ちの持ちようが消費活動活

性化の大きなポイントであると考え、一般市民の消費活動を活性化できる政策が企業の

設備投資につながっていくものだと思いますが、あまりに多くの経済関係のデーターを元に経

営判断をしていく傾向が企業の設備投資意欲を萎えさせ、消費活動を活性化させるため

の商品作りや開発にブレーキをかけてしまっているのではないかと思います。

 

 少なくとも日本の国内における最近の報道は、戦後70年の関係もあるのでしょうが、経

済の活性化を促すような報道よりも、安全保障問題や中国の抗日記念行事や沖縄基

地問題が中心となり、政治色が濃い問題の為なのか、それらの報道も各新聞社や報道機

関の思惑や報道姿勢により、まったく正反対な見解を示す報道が目立ち、それぞれの家庭

が採っている新聞や日常的に見るテレビの報道に関しても、政治問題や国際問題だけでは

なく経済問題に関しても、それらの報道がそのまま正しいことと判断してしまい、一般市民の

客観的な判断を阻害する傾向があるのではないかと危惧しています。

 

 逆に、中国における、報道規制に関して自由がなく真実が曲げられていると批判されてい

ますが、一般の多くの中国人はそれらの報道がほとんど真実とはかけ離れている事を理解し

ており、現実の自分たちの生活に大きく影響しない問題は無視されて、抗日記念事業に関

してもほとんど関心がない人のほうが多く、インターネットによる情報があふれている現状もあ

り、地方の低所得者層や低学歴層は別として、ある程度の知識人は自分で考え独自の

判断をする傾向が見られ、案外日本人より客観的な判断ができているのではないかと思わ

れます。

 

 中国の消費活動も落ち込む傾向にあり、地方都市や中間層以下における潜在的な物欲

が今後の経済を支えていく方向であり、人口におけるそれらの経済規模はまだまだ大きいと考

えられていますが、現状においてはまだまだ沿岸部の一部の高中所得者層が経済活動の中

心となっており、中間層以下の所得水準の底上げや地方の活性化が進められていますが、

時間的にはまだまだかかりそうで、それらの内需を本格的に掘り起こすまでに海外の投資家の

影響を受け始めている株の暴落や、不透明な金融政策が大きな経済問題へと発展してい

かなければよいと考えています。 

 

 現在の中国の経済自体が政治的な思惑によりその動向が左右されるシステムである以上、

今後の中国市場での不安定要因はまだまだ多く存在することになり、過去10年から15年の

急激な成長をベースに市場を考えた企業活動は無理となり、拡大路線よりも生産効率・品

質重視・顧客サービスの徹底を基本とした経営体質の構築が最重要ポイントになると考えてい

ます。又、消費地を中国の内需に頼りすぎず、海外の成長する国々にもスポットを当てた企

業戦略が必要になるのではないかと思います。

 

 

                                      2015年09月10日

                                             車田 修

 

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2015年8月

目次
1.住宅関連
2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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