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■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報

□□★                  <2020年10月号>     No.0186

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 (株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建

材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング

を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。

 

 

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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容

1人の海外往来の行方

 

(2)住宅関連情報  
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し

    て発信します。

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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中国レポート

 

人の海外往来の行方

 

10月に入って真夏からエレベーターで下るように季節が変わってきていますが、高齢になる

ほど時間経過が早く感じるせいもあるのでしょうか、今年も後3か月を切ってきました。人間

の営みに大きな変化が有っても季節の変化は、毎年ほぼ同じように推移して夏の終わりを

告げるツクツクボウシの鳴き声が聞こえ、夜になると都会の少ない雑草の中から鈴虫やコオ

ロギの鳴き声が聞こえてきますが、少しの温度低下でその鳴き声も聞こえなくなってきていま

す。

 

コロナに始まってコロナで終わる1年となるのでしょうか、現在各種のGO-TOキャンペーン

が繰り広げられ、経済の活性化の後押しを政府はしていますが、自粛生活が半年以上と

なる事での企業の体力低下の影響がそろそろ表面化してくる時期だと思います。人的接触

の自粛が始まった当初は、各企業の先の見通しが不透明等の理由により就職内定の取り

消しに始まり、パートと派遣社員の解雇、中小飲食業・旅行関係の倒産と廃業が報道で

取り上げられていましたが、ここにきて航空業界をはじめとして大手企業の人員整理が始ま

ろうとしています。

 

中国国内は中国政府のコロナウイルス蔓延の終息宣言があったこともあり、一般市民の

日常は完全に通常に戻っているようですが、未だに海外との人的交流には多くの制限がか

けられています。私も8か月近く中国への出張は止まったままの状態となっていますが、ネック

となっているのは、ビザ申請や事務手続き等はべつとして、中国についてからのPCR検査が

陰性でも2週間のホテルでの実質監禁がある事と、日本と中国間の航空便が少なく特に

名古屋便は皆無である事です。日本に帰国してからの規制も2週間の自宅待機等は緩

和されそうですが、交通機関が使えないとかまだまだビジネスでの往来も実質難しい状態が

続いています。

 

日本においては、中国をはじめ海外との何らかのビジネス上の繋がりがある企業が大半を

占めている事もあり、少なくとも中国・東南アジア地区への往来がある程度戻らない事に

は、現実の経済の減衰を止める事はできないのではないかと思います。日本国内において

も各業界の製造業に関する設備投資は実質止まった状態が継続しており、世界中が同じ

ような気運である事は間違いないと思いますので、各国政府は少なくともビジネスでの往来

に関する規制緩和をもっと積極的に進める必要があると感じています。

 

世界のコロナウイルスによる死者数は9月28日に100万人を超え、未だ増加傾向にと

なっていますが、主要20か国(G20)においては死者数の増加傾向は横ばい状態となってき

ています。東南アジア地区とヨーロッパ・アメリカ地区においては人口当たりの死者数が大きく

差が開いており、何らかの人種の差か地域における過去の抗体の影響があると言われてい

ますが、下記に10月7日現在の人口100万人当たりの死者数の累計のデーターがありま

す。

 

人口100万人当たりの死者数(107日現在)

 

   東南アジア地区

ベトナム

0.36

日本

12.67

タイ

0.85

パキスタン

29.53

中国

3.29

オーストラリア

35.06

シンガポール

4.62

インドネシア

41.58

ミャンマー

8.16

フィリピン

53.29

韓国

8.23

インド

75.76

 

  ヨーロッパ・アメリカ地区

フランス

495.8

イギリス

625.2

イタリア

595.9

アメリカ

637.2

メキシコ

618.3

ブラジル

693.9

 

日本における感染対策が上手くいったかどうかは別として、この数字を見る限り各国の人

口数や国土の広さ、地域における人口密度も大きな影響を与えていると思いますが、アジ

ア地区とヨーロッパ・アメリカ地区との差は、感染症対策の結果だけとは言えない数値が見え

てきております。少なくとも日本を含めた東南アジア地区においては、感染対策と経済対策

の両立というより、経済対策をより強化する方向にもっていかなければ、失業や経営破綻に

よる自殺者が感染による死者数よりはるかに多くなる可能性も考えられるのではないかと思

います。

 

 より早く企業の経済活動を元に戻すためにも、地域限定でも良いので、ある一定のレベル

で感染を抑え込んでいる国に関しては、各国協力して人の往来を活性化する方向に早め

に進んでもらえばと望んでいます。

 

                                      2020年10月10日

                                                                                                  車田 修

 

     

 

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2020年9月

目次
1.住宅関連

2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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