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■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報

□□★                  <2021年2月号>     No.0190

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 (株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建

材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング

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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容

12021年の中国・ベトナム・台湾経済

 

(2)住宅関連情報  
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し

    て発信します。

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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

中国レポート

 

2021年の中国・ベトナム・台湾経済

 

 日本では2月に入って気温の上下動が大きくなり、徐々に春に向かって季節は変わってい

く様相ですが、1月8日から埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の区域、1月14日から

栃木県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県が追加された、新型コロナ

ウイルス感染に対する緊急事態宣言は2月7日までの期限を、栃木県以外は3月7日ま

で延長する事を日本政府は決めましたが、日本経済はどこまで落ち込んでいくのかわからな

い状態になりつつあります。

 

 感染者数は緊急事態発令後減少を初めましたが、GO-TOトラベルやイートを中止した

影響で減少したと考えるのが時期的にも一致していると思いますし、まだまだ安心できる領

域には程遠いようです。最終的にはワクチンに頼る以外収束領域に持っていくのは難しいの

かもしれません。

 

 世界は1月20日にアメリカのバイデン新大統領が就任し、昨年までとは大きく政策が変

わる可能性が出てきています。2月1日ミャンマーにおいて、アウン・サン・スー・チー国家顧問

や与党の幹部が、去年の総選挙をめぐりミャンマー軍に相次いで拘束され、軍は非常事態

宣言を出して政権を掌握したと発表しました。なぜこの時期にとは思いますが、何か大きな

力が働いているのでしょうか。

 

 2021年の日本経済がどのようになるのか見通しが立つ状態ではありませんが、中国とベ

トナムの社会主義国家は、それぞれの体制は違いますが国家権力による素早い対応によっ

て、いち早く新型コロナウイルスを収束状態までもっていき、経済に関しても一部を除いて回

復傾向となっております。

 

 民主主義国の台湾においては、2019年から情報が入っており、2020年の早い段階で

水際対策とITを駆使した情報公開と規制を徹底して行い、今年1月22日現在で感染

者累計は881人、累計死亡者数は7人と人口当たりの死者数も世界で最も少ない人数

となっています。

 

台湾の経済としては個人消費の回復が弱いのと、外国人観光客が2019年から86%

減少している事もあり、2020年のGDP成長率は昨年比2.58%となっていますが、半導

体やPC周辺機器の輸出が好調で、アメリカの中国にかけた制裁関税の影響もあり、中国

で生産していた台湾企業が台湾回帰する現象が加速しているようです。2021年の経済

成長率は3.68%位になると報告されています。

 

ベトナムにおいても、コロナ感染対策は水際での検疫強化と入国規制を他国よりも比較

的早く実施され、国内での感染者が10人に達した2020年3月末には全国でのロックダウ

ンを強行し、医療と食料関係以外は全て止める政策を行いました。その結果4月にはほぼ

感染者がいなくなり、5月には全面的に経済・社会活動を再開しています。

 

その後単発的に感染者が出て、集団クラスターが発生しているようですが、発生場所の

封鎖やPCR検査の徹底による対策を実施しているようです。2021年2月3日までの累計

の感染者数は1891人、死亡者数は35人とかなり少ない数字となっています。基本的に

は早期の水際対策が隣の中国からの感染拡大を防いだことになると思います。

 

ベトナムの経済は国内的には1か月のロックダウンで済まして、経済活動を再開しました

が、海外との交流をほぼ完全に止めた影響は大きく、成長率は2019年が7.02%に対し

て、2020年は飲食&旅行業界は△9.8%と大きく落ち込みましたが、製造・建設・小売

業界は5%前後の成長を見せ、全体では2.8%の成長を保ち、台湾よりも高い成長率を

達成しています。2021年は7.8%と予想されており、世界トップの成長率となっています。

 

中国は2020年1月23日に武漢市のロックダウンを実施し、その後主要都市の封鎖と

中国独特のコミュニティー単位(各企業やマンション、部落単位)の共産党による管理体制

をフル活用した、感染対策の実施により3月には抑え込みに成功し4月以降一部の都市

を除いて、経済・社会活動を再開しています。1月~2月には1日当たり300人以上の感

染者が出ていましたが、4月には100人前後、5月以降は2桁に収束し気温が下がり始め

た11月以降は100人前後で推移しています。死亡者数の累計は1月20日現在で480

7人となっています。

 

中国の経済は2020年1月~3月のGDP成長率が△6.8%でしたが、4月~6月の

成長率は3.2%に急回復し、7月~9月は4.9%、10月~12月は6.0%と順調に回復

してきています。輸出に関しては、米国・欧州・日本もコロナ感染から回復していない状態

なので、思うように回復していませんが、内需がかなり強く高所得者を中心とした個人の貯

蓄が大きい事で堅調に回復しているとの事です。2021年のGDP成長率は8%になるとの

予想もあるようですが、かなり大きすぎるような気がします。

 

各国の政府の製作が感染拡大と経済の回復基調に、大きな影響を与えている事が解

りますが、アジア地区での感染者数は欧米地区に比べてかなり少ない状況下ですが、日本

はどこで間違えたのか、何もしなかったのか・・・・・世界全体が終息しない限り真の経済回

復が継続する事は無いと思います。

 

    2021年02月10日

                        車田 修

 

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2021年1月

目次
1.住宅関連

2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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