■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報

□□★                  <2021年3月号>     No.0191

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★★

 

 (株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建

材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング

を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。

 

 

* + * * + * * + * * + * * + * * + * * + * * + * *+ *


アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容

1SDGs持続可能な開発目標

 

(2)住宅関連情報  
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し

    て発信します。

* + * * + * * + * * + * * + * * + * * + * * + * *+ *

  
・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

中国レポート

 

SDGs持続可能な開発目標

 

 3月に入って名古屋では日中の気温が10℃を超える日々が続いており、春の陽気になっ

てきています。平年に比べて今月は高い気温となる予報ですが、雨が多く気圧の変化が大

きいようです。コロナ禍が1年を超えやっとワクチン接種も始まってきていますが、ワクチン接種

の効果により終息方向に向かって、日本中が一息つけるのは順調にいっても今年いっぱい

かかりそうです。

 

 1年間中国への渡航が自由にできない状態が続いており、ベトナム東南アジアも難しい状

態なのですが、ワクチン効果で少しでも早く行動制限が緩和されることを期待しています。

中国の現在の状況も渡航ができない状態なので、目で見たり肌で感じる事はできません

が、直接入ってくる情報によれば経済は順調に回復しており、普通の生活に戻っているよう

です。但し、少しでも感染者が出た地域によっては行動制限が強化されている所もあるよう

です。

 

海外からの入国に関しては、事前に提出した行動計画書通りで公共交通機関を使用

せず、自宅又はホテルと取引先の会社訪問等に関してのみ行動するという条件で、入国後

14日間のホテル隔離が免除されるという、中国の中央政府と日本政府が交わしたビジネ

ストラックの協定(現在は日本の関東地区に出されている緊急事態宣言のため、一時休

止中)も、地方政府の判断で無視されているところもあり、書類を整えて入国しても強制隔

離をさせられた例もあるようです。

 

地域によっては、規定では入国時の隔離が14日間になっていますが、プラス7日と決め

ている地域もあるようです。これらは入国時のPCR検査で陰性で、14日後に隔離から解

放された後に発症した例があり、広東省では隔離後のイギリス人が変異ウイルスだったとの

報道もありましたので、対策が強化されているとの話です。ワクチン接種に関しては、やはり

医療従事者から優先的に今年2月ころから接種が進められているようですが、一般市民に

いきわたるのは今年いっぱいかかるようです。

 

中国関連の情報ではありませんが、最近SDGs(Sustainable Development Goals)持続

可能な開発目標という言葉をよく聞くようになってきていると思います。これは、2001年に策

定されたミレニアム開発目標MDGs)の後継として,20159月の国連サミットで加盟国

の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030

年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットか

ら構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

 

MDGsミレニアム開発目標は2015年までに達成すべき8つの目標を掲げ,達成期限と

なる2015年までに一定の成果をあげました。8つの目標とは、目標1:極度の貧困と飢餓

の撲滅、目標2:初等教育の完全普及の達成、目標3:ジェンダー平等推進と女性の地

位向上、目標4:乳幼児死亡率の削減、目標5:妊産婦の健康の改善、目標6HIV

エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延の防止、目標7:環境の持続可能性確保、目標8

開発のためのグローバルなパートナーシップの推進です。

 

その内容は後継となるSDGsに引きつがれています。17の目標とは、

1.貧困をなくそう             10.人や国の不平等をなくそう 

2.飢餓をなくそう             11.住み続けられるまちづくりを

3.全ての人に健康と福祉を  12.つくる責任つかう責任

4.質の高い教育をみんなに       13.気候変動に具体的な対策を

5.ジェンダー平等を実現しよう      14.海の豊かさを守ろう

6.安全な水とトイレを世界中に     15.陸の豊かさをまもろう 

7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 16.平和と公平を全ての人に

8.働きがいも経済成長も   17.パートナーシップで目標を達成しよう 

9.産業と技術革新の基盤を作ろう       

 

 日本においても2016年から取り組みを始め、国内及び国際協力の基に多くの取り組み

を推進してきましたが、2020年からは3030年までの達成目標に対して、行動の10年とし

て決定されたアクションプランに基づいて「誰一人取り残さない」社会の実現に向けた取組を

一層加速していくことに対して、マスコミでも具体的な取組等が報道されるようになっていて

います。

 

 新型コロナウイルスの影響が、この取り組みにどのような影響を与えるのか、はっきりしませ

んが、2020年までの達成状況が報告されています。上位10か国は全て欧州諸国が占め

ており、日本は15位です。日本の人口は10位ですが、人口の多い中国・インド・アメリカな

どの人口数9位までの国はいずれも35位以下となっている事も指摘されています。

 

 日本の取り組みも欧州に比べて少し遅れているようですが、アメリカは今年大統領が変わ

ったことで取り組みが強化されると思います。中国に関しては政治的な体制から目標項目

によっては大きな格差がでる可能性が高いと考えられていますが、世界的にこのような目標

に向かって各国が積極的に取り組み、国際協力が真に達成されていく事を願っています。

最終的には各個人の意識と行動が目標達成には欠かせないのでしょう。

 

                                       2021年03月10日

                                                                                                    車田 修

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2021年2月

目次
1.住宅関連

2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

不要の方は、お手数をお掛け致しますが配信不要とご記入頂きメールでお知らせ下さい。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
   発行:株式会社アドペック  http://www.adpec.co.jp/
   〒450-0002 名古屋市中村区名駅4-14-8
           名駅あさひビル5F 501号
   TEL052-533-4111・FAX 052-586-0444
   問い合わせ:info@adpec.co.jp
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇