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■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報

□□★                  <2023年10月号>     No.0222

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 (株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建

材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング 

を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。

 

 

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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容

1中国国慶節と国際線再開率

(2)住宅関連情報 今月の住宅関連情報へのリンク 
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し

    て発信します。

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中国レポート

 

中国国慶節と国際線再開率

 

名古屋地区は9月末まで、最高気温が30℃を超える真夏日が続いて、夜寝る時もク

ーラーが必要となっていました。10月に入っても25℃を超える夏日が続いていますが、徐々

に気温はさがってきており、朝夕は過ごしやすい気候になってきました。中国中山市は10

半ば過ぎまで、天気が良ければ最高気温30℃超えが続き、朝夕も25℃前後の蒸し暑い

天気が多く、11月にならないと過ごしやすい季節にはなりません。

 

今年の台風の発生数は今までで13個とかなり少ないようですが、日本に接近した台風

8個あり、平年にくらべて数は少ないものの、接近する割合は平年を上回る62%となって

おり、発生すれば日本に近づきやすいようです。10月以降の台風発生数は例年に比べて

少ないとは言われていますが、秋雨前線が太平洋側に停滞することが多いため、台風が発

生すれば大雨になることが予想され、今年は季節の進み方が遅いため、台風シーズンは長

引くかもしれません。

 

中華人民共和国国慶節、は、中華人民共和国の祝日の一つで、101日と定められ

ています。

国慶節の制定は、19499月に中国人民政治協商会議において101日を国慶

節と定めたことに由来します。これは、1949101日に天安門広場にて中華人民共

和国の建国式典(開国大典)が行われ、毛沢東により中華人民共和国の成立が宣言さ

れたことにちなむものです。

 

今年は中秋節(929日・旧暦815日)と国慶節(101日)に合わせて929

日から106日までの8連休となっており、中国交通運輸省は連休期間中に延べ20

5000万人が公共交通機関や自家用車で移動すると見込んでいます。海外への渡航もゼ

ロコロナ政策が終了してから初めての国慶節の連休とあって、多くの人が出かけました。福

島第一原発処理水の海洋放出に関して、中国は日本産水産物の輸入停止を実施して

いる関係等で、日本への団体旅行のキャンセイルが増えているとの報道もありましたが、中

IT大手の百度などが予約状況などから割り出した海外旅行先予測では、日本がトップ

になっているようです。

 

中秋節は旧暦の815日で、今年は929日となっていますが、日本では中秋の名

月の十五夜と言われており、今の日本では、実施している家庭は少ないかもしれませんが、

以前は多くの家庭のお月見の風習として、穀物の収穫の感謝を表したお団子、ススキを飾

り満月の夜を楽しんでいました。中国では、中秋節に月餅を食べます。どこも欠けていない

満月は家族円満、その形に似た丸い月餅は一家団らんの象徴として好んで食べられまし

た。多くの企業では客先にこの月餅を持って挨拶に行く風習がいまだに続いています。月餅

を食べる習慣はマレーシアやベトナムにもあります。

 

今年の中国では、中秋節と国慶節が繋がった関係で、8日間の大型連休となり、多くの

人が国内外に旅行に出かけるようです。中間層・富裕層の一部のひとが海外旅行に出か

けますが、多くの人は帰省する人が多く、中間層もほとんどの人が国内旅行に出かけるよう

です。低迷する経済に対して、国内消費を大きく押し上げるほどの勢いはないと言われてい

ます。

 

中国各地から日本に向かう航空機は、29日から2日までほぼ満席状態になっているよう

ですが、中国と日本間の現在の旅客機便数は、コロナ前の2019年の約13%にとどまって

います。今年の7月の中国からの訪日数は313,300人、8月は364,100人となっており、9

月と10月は国慶節連休の影響である程度増えると思いますが、予想では2019年の月平

均値のまだ半分以下となっており、インバウンドの復興はまだまだ先の事のようです。

 

現在日本と海外を結ぶ航空便数は、2019年と比較すると国別のばらつきが大きいので

すが、60%までしか回復していないようです。IATA(国際航空運送協会)の発表によると海

外旅行者数は2024年には92%まで回復し、2025年には101%まで回復すると予測して

います。ただし欧米の回復速度は速く、2023年にも全面回復が見込まれているのに対し、

アジア、アフリカ、中東は少し遅れる予測になっています。

 

日本の国際定期便、国別便数の2019年夏と2023年夏の比較では、両方とも韓国が

一位なのですが、1278.5便から889.5便に減少しています。やはり中国便と香港便の減少

数が多く、中国便は1,182便が151便に、香港便は435.5便が240便にそれぞれ減少し

ています。米国便は現在2位となっており、523便が424.5便と約81%まで回復してきてい

ます。全体としては2019年比57%にとどまっています。

 

中部セントレア空港においては、20204月から国際線が全面運休となり、6月に一部

路線の再開が行われたのですが、その後なかなか再開路線が増えず、2022年後半から少

しずつ再開路線が増えてきていますが、成田・羽田・関空に比べて思ったより回復が遅いの

が現実です。国際便は20201月に過去最高の週486便を記録していますが、現在は

136便となっておりピーク時の30%にも達していません。JALの国際線に関してはホノル

ル便が週3便、天津便が週2便と毎日運航されていないのが現実で、JALの運営する桜ラ

ウンジは2020326日から臨時休業が続いています。

 

成田・羽田・関空の再開率が順調に上がっているのに対して、セントレアは半分くらいし

か戻っていない状況です。通関や荷物検査も短時間で終わり利用者にとってはベストコンデ

ィションなのですが、便数が増えて航空券の価格も従来並みに下がることを願っています。

 

  2023年10月10日

                   車田 修

 

 

(2)住宅関連情報

 

2022年9月

目次
1.住宅関連

2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連

今月の住宅関連情報へのリンク

尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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