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■■□     アドペックレポート/住宅&関連市場情報
□□★                  <2009年11月号>      No.0055
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㈱アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資、木質系・窯業系建
材の加工・塗装設備のライン設計から施工管理・試運転立ち上げまでのエンジニアリング
を専門に行う企業です。詳細はホームページをご参照下さい。
 
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アドペックグループの活動状況報告並びに、住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容
(1)中国情報  

    日本品質の崩壊

(2)住宅関連情報
  住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し
    て発信します。
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・・・・・(1)中国情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中国レポート

日本品質の崩壊 

  今年も残り2ヶ月になりましたが、日本中の中小企業は一部を除いてなんとか生き残り

をかけて努力している状態が続いていますが、年が明ければ景気が回復する兆候も見ら

れないようで、来年もさらに厳しい現実に立ち向かわなければならないようです。

 中国精一機械は、中国の着実な景気回復の現れが実感できるように受注がかなり増

えてきており、来年も着実に売り上げUPが期待できそうです。

 我々もある程度中国国内と海外に需要を求めざるおえない状況になってきており、精一

機械と一体となって現状を乗り切る努力をしており、少しずつ方向性は出てきていますが

まだまだ努力していかなければいけない状況です。

 精一機械での品質も日に日に良い方向に改善されてきており、日本での製作品と同等

の品質に近くなってきていますし、物によってはコスト面から日本品質より良いものになって

いるものもあります。

 現在、精一機械が中国国内に販売しているロールコーターやUV照射装置やサンダーは

価格面において中国国内の同業メーカーの約2倍~3倍なのですが、最近は性能と品質

が認められてきており、現時点においても機械性能・耐久性・使いやすさ・品質面において

中国トップの座を獲得しつつあります。

 精一の劉総経理の話では、中国で一番良い品質と性能を持った商品を提供しているの

は精一機械である思っているが、中国で一番利益率の少ないメーカーも精一機械であると、

しかしながらこれからも利益追求は必要だが、メーカーとして中国において世界一の品質と

性能を第一に考えて開発と物づくりを進めて行きたい。・・・。

 この話を聞いていて、私自身も最近考えていた方向と同じなので安心するとともに、日本

においては全てとは言えないのですが、一部の自動車や家電等の大手メーカーを中心に

最近の10年間は特に、利益追求第一主義に考えた経営が行われている状況において、

コマーシャルのうたい文句とはちょっと違うんじゃないかと思われるような品質・寿命・性能・安

全性を他社との比較において許される範囲で、コスト面を優先した商品が多くなってきてい

るように感じるのは私だけじゃないと思います。

 以前は日本のメーカーもアメリカやヨーロッパの商品に対して追いつけ追い越せで、より品

質の良い物を作る努力をして、世界において日本製品は壊れなくて寿命が長く品質面で

は最も良いと言う、ゆるぎない地位を築き上げたはずなのですが・・・・・。

 これらの問題は日本国内にいてはあまり気がつかない状況かもしれませんが、中国に居た

りその他の海外でのその地域の人達の話を聞いていて、初めて感じる事なのかもしれません。

 現状においては中国ローカルメーカーの製造する多くの製品の品質は、あまり良くない部

類に入るかもしれませんが、世界中のメーカーが中国で物を作り始め、中国国内で販売・

開発競争をしている現状において、10年前と現在とは明らかに日本メーカーの商品に対

する中国の人々の評価が変わってきているのは確かです。

 ヨーロッパ特にドイツ・イタリアメーカーとの比較や最近の中国家電メーカーとの比較におい

ても未だに一般的には日本メーカーの商品は高い評価を受けてはいますが、価格が高いだ

けで中国メーカーの物とあまり変わらないとか、ヨーロッパメーカーの物との比較では安全性と

操作性・品質面に関しては高い評価を得られないとかの話が聞かれ始めているのも現実で

す。

 メーカーとは何を目標にするのかをじっくり考え直さなければならないのではと、大げさな事

と思いながら中小企業から出発して、利益追求で大量生産を目指す世界一か、利益は

ほどほどで良いから高品質と品質に見合った価格を追求しての世界一かを・・・。

 精一機械もできるできないは別問題として、メーカーとして世界一を目指している事は確

かで、私たちから見れば、未だいろいろな部分において未完成な感覚を持っていますが(技

術者から見れば、いつまでたっても満足しないかもしれません・・・)最近、精一機械自体が

日本側から提供している技術に満足していない状況が出始めており、特に特殊な用途に

対して、日本からの基本仕様では対応できない問題の解決を着々と進めて改善している

現状があることは確かです。

 世界一の性能・品質・安全性・操作性を目指して、使う人の身になって考えたこだわり

のある物作りを追求して欲しいと考えています。

                                         20091110

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・・・・・(2)住宅関連情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2009年10月

目次
1.住宅関連
2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連



尚、上記内容を詳しく情報が知りたい方は、ご連絡下さい。

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