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■■□ アドペックレポート/住宅&関連市場情報
□□★ <2026年3月号> No.0251
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(株)アドペックは、日本を代表する木工機械メーカー数社などが出資
木質系・窯業系建
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アドペックグループの活動状況報告並びに
住宅関連情報を発信させて頂きます。
内容
(1)ベトナム都市部の交通渋滞
(2)住宅関連情報 今月の住宅関連情報へのリンク
住宅・建材・家具・不動産等についての公開記事を中心に1ヶ月分をリストア ップ し
て発信します。
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中国レポート
ベトナム都市部の交通渋滞
2月の後半は名古屋地区も順調に暖かくなってきたと思っている中、月末から10日間
ほど中国広東省・ベトナムハノイに出張して、帰ってきたら真冬に近い気温となってしまって
いました。今後桜のつぼみの報道も増える中、下旬まであまり気温は上がらないようですが、
季節は着実に春へと向かっています。イランに対するイスラエルとアメリカによる攻撃は、その
報復としてイスラエルの他にクウエート・UAE・カタール・バーレーンにある米軍基地や関連施
設への攻撃を行っています。イランによるホルムズ海峡の閉鎖が行われている関係で、ここを
通る船舶の70%近くが減少したとされています。中国も含めた各国への影響が懸念されて
いる事から、今後の動向を見極める必要があるようです。
今回は1年ぶりにベトナムハノイに出張しましたが、相変わらずのオートバイの洪水と排ガ
スによる汚染空気がよりひどくなってきている現状を見て、今後どのようにベトナムがこの状況
を変えていくのかが気になったので、少し調べてみました。私が最初にハノイを訪問した15年
位前は、自家用車の数は少なくタクシーが私たちの交通手段の唯一な方法でした。当時
からオートバイは多く走っていたような気がしますが、活気はありましたがもう少し時間がのん
びり過ぎていくような街の雰囲気があったような気がします。
それから5年後には新しい空港と道路ができ、ベトナムの高度成長が始まっていました。そ
の後の10年間に一次コロナでの小休止はありましたが、急速な経済成長に伴い、都市部
においては交通量が急増し、高速道路の整備も進んでいますが、ハノイやホーチミンなどの
大都市では、オートバイが圧倒的多数を占める独特の交通携帯が存在し、そこに乗用車
の増加が加わったことで深刻な交通渋滞が発生している。
ベトナムの都市交通の最大の特徴は、オートバイの圧倒的な普及にあります。例えば首
都ハノイでは約800万人の人口に対して約790万台の車両が存在し、そのうち約660万
台がオートバイです。オートバイが主流となった理由としては、自動車に比べて圧倒的に安く
維持費も低い事、狭い道路事情や複雑な市街地での移動の容易さと、小規模商店や個
人ビジネスが多く配送に便利な事が挙げられており、このためベトナムでは「オートバイが生
活インフラ」とも言える状態となっています。
一方ベトナムは近年、製造業の拡大や海外投資の増加により年6〜7%前後の経済
成長を続けています。所得の上昇とともに、都市部では自動車購入が急速に増えており、
自動車の増加率は年間10%以上に対して、オートバイの増加率:年間3%以上となって
います。ベトナムには2017年に設立されたVinFastという唯一の自動車メーカーが有り、ガ
ソリンエンジン車を製造していましたが、2022年にはEV専門メーカーに完全にシフトし、
2024年には新車販売台数ではトヨタを抜き首位に立つなど、目覚ましい成長を遂げていま
す。
その結果、現実のベトナムにおいては、都市部では通勤時間帯には都市の主要道路が
慢性的に混雑しており、交通渋滞の影響により物流コストはGDPの約16.8%に達してい
るとされ、経済競争力の低下要因となっています。又、排ガスや騒音の増加により都市の
大気汚染も深刻化してきています。ベトナムの交通問題は単なる車両増加だけではなく、
インフラ不足が大きな原因であるとされています。ハノイでは交通用地の割合が都市面積の
約10〜12%程度しかなく、先進都市の20〜25%に比べてかなり低く、都市人口の増加に
対して道路整備の増加率は年間0.3%程度と非常に低い事が問題とされています。
ベトナム政府は交通問題を国家的課題としており、大規模なインフラ投資を進めていま
す。ハノイでは将来的に15路線・総延長600km以上の都市鉄道を計画しており、その
投資額は約550億ドルとされています。目標としては2030年に公共交通分担率を50〜
55%とし、その後60〜70%まで引き上げるとしており、実現されれば現在のオートバイ中心
の交通構造を大きく変える政策となっています。
また、政府は全国的に高速道路整備を進めており、2030年までに約5000kmの高速
道路網を目標としており。これにより都市間輸送の効率化、物流コスト低減、地方都市の
発展が期待されています。鉄道整備の計画においては、総額約1290億ドル規模のインフ
ラ投資計画を進めており、その一環として中国国境から港湾都市までを結ぶ391kmの鉄
道が建設中のようです。将来的には南北高速鉄道・国際物流鉄道なども検討されていま
す。
ハノイにおいては、2026年から中心部でガソリンバイクを禁止する予定であるようですが、
現実的かどうかは別にして2030年までには、自動車の3分の1とバイクの20%以上を電動
化する方針であるようです。ハノイの街中では地下鉄の工事が始めっているようなところをも
見かけるようになっていますが、ベトナムにおいてはいずれの計画も遅れて当たり前のところが
あり、いずれはそうなると考えた方がいいかもしれません。
いずれにしても、地下鉄などの公共機関の整備や高速道路の拡張を早く進めないと、こ
の交通渋滞はバイク中心の交通社会から、自動車社会への移行が進むにつれより深刻な
交通麻痺がおこってしまうことは、明らかなのですが、今までのベトナムを見ていると2030年
までに改善方向に行くとは考えらなく、まだ10年以上はかかるような気がします。
ベトナム経済は急成長をしていますが、土地収用の問題・行政手続きの複雑さ・資金
不足・ODA資金頼み等が計画通り進まない原因とされています。社会主義の国の割に
は、いろいろな決定が速くないといわれていますが、ハノイとホーチミンの人口集中も何とかし
ていかないと経済の渋滞も起こってしまうような気がします。
2026年03月10日
車田 修
(2)住宅関連情報
2026年2月
目次
1.住宅関連
2.リフォーム関連
3.住宅ローン関連
4.建材・住設・家具・合板・木材関連
5.建築・不動産関連
6.塗料・素材関連
7.環境関連
8.アジア関連
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